自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2016/05/27

火災放送

昨日のお昼に、オフィスビル内で
火災放送が流れました。

淡々としたその放送に

「今、放送流れたよね?
 これって、訓練かな?!」となり、

仲間がビル内の防災センターに
電話確認をすると、話し中。

再度かけて、繋がった時には、

「地下4階から火災が発生した模様です。
 現在、現場確認に行ってます。」と。

「火事じゃなかったとしても、
 逃げて損することはない」という判断で、

一旦、皆で非常階段を使って、
ビルの外に避難することに。

結局、誤報だったということで、
ひと安心でしたが、

その後、皆で自然と振り返ったり、

「あんな時は、どうする?」
「こんな時は、こうしよう。」

・・・と具体的な話し合いもできて、

通常の訓練よりも、
危機意識が高まる機会になりました。

そして、もし災害にあった時、
仲間と離ればなれだったとしても、
「仲間は必ず自分で逃げているはず」と信じて、

まずは、各々が野生の勘を働かせ、
自らで自分の命をしっかり守ることを、
確認し合えました。

そのためには、日頃から
仲間に信じてもらえたり安心してもらえる働き方が
大事になることも感じました。

そして、訓練も「訓練」だと思っていると、
なんだか感覚がマヒした不自然な状態になり、
非常時に逆に動けなくなるおそれも感じ・・・

普段から「何かあるかもしれない」と
危機意識を忘れずにいたいと感じました。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子