自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2014/12/23

レタスづくりから

先日、実家の畑に行くと、
父がレタス類などを、
少しずつ異なる環境で育てているのに気付きました。

ひとつは、土にそのまま種を蒔いたもの。

もうひとつは、それに黒マルチをかけたもの。
これによって、地温が上昇するそうです。

あとは、その2パターンに、ビニールをかけたもの。
寒さが軽減されるそうです。

更に、これら4パターンの他にも、
種蒔き時期をずらし、別のスペースで育てていました。

その昔、母親に、
「一気に収穫になっても冷蔵庫に入らないし、
食べきれなくて困る」と言われたそうで・・・(悲)

実家にいた時は、
毎朝サラダを食べていた記憶がありますが、

実は、こんな父親の細やかな工夫のおかげで、

一度に収穫時期を迎えることなく、
なるべく長期間にわたり、安定して
サラダが食べられていたことが分かり、

長年にわたる父の陰ながらの努力に、
感謝と尊敬の気持ちが湧いていました。

それにしても、同じ種であっても、
こんな風に、成長のスピードや大きさ、味に変化が出ることを思うと、

環境やタイミングの影響力の大きさを、改めて受け止め、
人においても、その点を、もっと重要視していく必要を感じました。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子