自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2017/10/12

貢献できるように

比較競争の社会は、
なんだか居心地が悪く、
どこか苦手なものがあるのですが、

比較することで、
自分や自分が属しているものなどの
強みや弱みがはっきり見えてくるよさも
あるように感じています。

・・・というのも、昨日は
「日本の保育を世界に発信していく」プロジェクトのため、

新宿せいが子ども園の臥竜塾生の方々との
第3回目の集まりがあったのですが、

※第2回の集まりでの気付きはこちら! 
 http://www.caguya.co.jp/wp2/crewblog/miyamae/p1041
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皆で「日本の保育」を深める際に、
「外国人から見た日本の印象」を知ることで、

新たに日本の良さ、日本の強みに
気付けることがありました。

それは「外国にはなくて日本にあるもの」などから、
自国の特徴やよさが見えてくる

・・・というかんじで、
外国と比較することで気付けたもの。

そう考えると、
比較すること自体は別に問題ではなく、

むしろ、比較することで、
優劣をつけたり上下で見たり、

そこから傲慢になったり自己卑下することなどが
問題のように感じます。

そもそも自然界すべてのものが
唯一無二の存在なわけですから、

まずは、それぞれをそのままに理解し認めることが
必要になってくるのかもしれません。

昨日の話し合いでは、
昔の日本人は「軸足が自分ではなく社会」にあり、

教育の方向性も、
「自分の個性を生かす」のが先ではなく、
「社会に役立てるよう、自分の個性を生かす」
というかんじで、

前提が「社会貢献」へ向かっていた
・・・ということが見えてきました。

そういう意味でも、

自分自身や自国を理解し認め、
そして同じように、他人や他国を認め、

お互いに社会に貢献できるように、
活かし合い、補い合うことを
大事にしていきたいと改めて感じています。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子