今日のカグヤクルー日記

クルーそれぞれの理念の実践や気付きを交代で掲載しています。

2016/07/28

「おさがり」

こんにちは、眞田由莉です。

最近、娘には今の自転車が小さくなってきたため
新しい自転車を探していたのですが、
素敵なご縁があり、格安で譲って頂けることになりました。

そして今まで娘が乗っていた自転車は息子のもとへ。
息子、三輪車を卒業して初自転車です。

昨日まで娘が乗っていたものですが、
息子が乗るとやけに大きい自転車に見えるのが不思議です。

二人ともそれぞれおさがりの自転車。
そんな光景を見ていて、
子どもたちと見ているテレビ番組内の歌を思い出しました。

『グローイング アップップ』
作詞:宮藤 官九郎
作曲:星野 源

グローイングアップ アップップ
ないたら まけだよ
グローイングアップ アップップ
わらったら かちだよ アップップ

ごはんのときに すわるイス
おねえちゃんの おとうと
このごろ おもたくなったね

イスが ちいさく なったのか
キミが おおきく なったのか
ボクは ちいさく なれない
イスは おおきく なれないよ

さよなら ごはんのイス
せいちょうするって こういうこと?
さよなら げんきでいて
おわかれするって こういうきもち?
ママがいってた あしたから このイスは
いとこのマーくんが すわるんだ

グローイングアップ アップップ
ないたら まけだよ
スローイングアップ アップップ
わらったら かちだよ
アップップ

娘がサンタさんにもらった自転車を、
今度は息子が大事に乗ってくれたら
娘も、自転車も寂しくないのかなと思います。

私自身、3人きょうだいの末っ子なので
子どもの頃はいつもおさがりばかりで嫌だなぁと思っていましたが、

おさがりというのは、前に使っていた人の気持ちも
一緒に受け継いでいくものだとすると
劣化とか、古いとか、そんな風に言ってしまうのは
もったいないことだと今は思えます。

ちなみにこの歌、
2番は「さんりんしゃ」と「わたし」の別れを歌っています。
明日から補助輪付きの「じてんしゃ」だよ、と。
今の息子にピッタリすぎて、思わず涙です。

今の自転車がまた小さくなる頃、
今度はどんな思いを乗せて誰のもとにたどり着くのか、
ご縁が引き継がれていくことに不思議な感覚でいます。

美化コーディネーター
眞田 由莉