今日のカグヤクルー日記

「風通し」

2017年12月11日

こんにちは、眞田です。

空気も乾燥し、朝歩く道のりの景色も香りも
随分と変わってきました。

冬らしさを感じられるのもこの季節ならではですね。

日本の住宅事情を見てみると、
平均的な住宅の耐用年数は27年とあります。
イギリスでは75年アメリカでは44年とある中で
何故日本ではこれほど短いのか。

これには、減価償却などの税制度や、
木造から鉄筋への建て替えニーズの増加など
社会の変化というものも数字に表れる原因となっていますが、
もう一つ大きい原因に家の建て方にあるようです。

木造住宅はそもそも非常に長く使える材料だそうです。
建築後1300年経っている法隆寺の昭和の大修理を行った西岡常一棟梁の著書には
1400年経ったヒノキをカンナで削ると新本と同じ香りがしたことや
1200年前のヒノキの強度実験を行った結果、
新品と同じ強度があることが書かれています。

ヒノキは切断後200年後に最も強度が高くなり、
そこから徐々に強度が下がっていくそうです。

1200年経ってようやく切断時の強度にまで下がるといってもよいのかもしれません。

それほどの材質を持ちながらも耐用年数が短い理由には

① そもそも100年以上を想定して建築されていない
② 断熱・密閉が木材の腐食を早めてしまう
③ 日本の風土にあった木材が使用されていない
④ 木材を支える釘やネジの耐久年数が低い

安く早く作ることを前提に安全性を追求していくと、
今までの日本建築が持っている智慧を使いません。
いくら良い素材があっても風通しの悪さが腐らせてしまうんですね。

釘も昔は鉄を何層にもして打って、
さびが内部にまで入り込まないように作っていましたが、
現在は存在していません。

大量生産大量消費の選択を自然と取ってしまう
そんな社会になってしまっているわけですが、
資源もお金も消費し続ける暮らしを
なるべく少なくしていきながら、子どもたちに残していきたい
そんな思いが湧いてきます。

風通しということがどれほど大切なことか。

そのことを今、実感しています。

聴福庵では土葺きの瓦葺を行いましたが、
この屋根瓦も雨は通さずとも風通しが保証される智慧があります。

その智慧を聴福庵での暮らしの実体験を通じて
今の暮らしにどう活かしていくのか。

子どもたちにどんな暮らしを残していけるのか。

聴福庵での実践から学んでいきたいと思います。

風通し

ミマモリスト
眞田 海

「おかえり。」

2017年12月08日

こんにちは、秋山です。

小学校1年生の息子が、
毎日当たり前のように学校へ向かい、
そして帰宅する日常生活の中で…

彼が帰宅してから発する、
「ただいま」の第一声は、
その日を測る1つの目安だと思っています。

それがとても分かり易い日も在れば、
こちらが「ん?」と気に留める程度で、
具体的なことが分からない日もあります。

ただ彼がどんな心境であっても、
いつもの「おかえり」で出迎えることは、
ワタシが出来る大切な1つの習慣。

楽しかった日も、
疲れてしまった日も、
無事に戻ってきてくれたことに対し、
安堵の気持ちを込めて「おかえり」。

嬉しいことも悔しいことも、
全部含めてよく過ごしたことに対して、
いつも見守っている気持ちを込めて「おかえり」。

自分自身が幼い頃から、
「ただいま」「おかえり」と、
何度も繰り返されてきた言葉ですが。

こんなにも自然と心を込めて、
毎日言葉にしていることに気付いたのは、
ごくごく最近のような気がしています。

これから家族が歳を重ねて、
表情・行動・言葉からは察せなくなっても、
毎日交わす言葉1つ1つを大切に、
丁寧に積み重ねていきたいです。

エールキーパー
秋山 有紀子

「サンタクロースはどんな人?」

2017年12月07日

こんにちは、眞田由莉です。

姉「サンタクロースはね、パパとママなんだよ」
弟「えぇ~!そんなはずないよ」

そんな子ども同士の会話。
ドキッとして思わず主人と顔を見合わせます。

そろそろサンタクロースの季節ということで
大人も子どもも意識するわけですが、
娘の思いもよらぬ発言に、大人は戸惑いを隠せません。

「そんな訳ないじゃない~。誰がそんなこと言ってたの?」
と聞くと、
「同じクラスの○〇くんが言ってたから本当だよ」と。

絶対の信頼を得ている○〇くんは何者?!と
思いながらも、説得する言葉が思い浮かびません。

そんなやり取りをしながら、
ふと、なぜ子どもはサンタクロースが好きなのだろうと
考えました。
プレゼントをくれるから、という理由だけではない気がしたのです。

そこで息子になぜ好きなのか聞いてみると、
「サンタさんは優しい。
 いい子でも悪い子でも誰にでもプレゼントをくれるから。」
「クリスマスの夜に飲み物とお菓子を置いておくと
 必ず食べてくれているから。
 色んなおうちで食べてお腹いっぱいなはずなのに。」
と言います。

サンタさんの大らかで優しい人柄を尊敬し、憧れているようです。

どんなプレゼントをもらえるのか
子どもにとっては楽しみに違いありませんが、
誰がどんな気持ちで贈ってくれたのかを考えて、
感じることができたら
サンタクロースも嬉しいのではないかと思います。
例え○〇くんの言う通りだとしても、です。

サンタクロースが誰なのか、ではなく
きっとこんな人なんだろうなぁ。
そんな想像に夢を膨らませてほしいと願っています。

美化コーディネーター
眞田 由莉

「秋の実り」

2017年12月06日

こんにちは、女将です。

先日、福岡の聴福庵で干し柿を作りました。
子どもの頃、秋になるとよく
ご近所さんが干し柿を持ってきたことを思い出します。
当時はあの食間と味がどうにも苦手でした。
でもいつの頃からか美味しいと感じるようになりました。

私の田舎はそこらじゅうに見知らず柿の木がありました。
民家の庭先や校庭はもちろん、裏山や神社の境内
畑や田んぼのあちらこちらに悠然と立っていました。
そして毎年、枝一杯に大きな実をつけるのです。
ただ身知らず柿は渋柿でなので
そままでは食べられません。
各家庭で焼酎で渋抜きをするのです。

大きな木箱にきれいに並べ
上から焼酎を振りかけ
新聞紙を被せます。
そしてその上にまた柿をきれいに重ね並べ
焼酎を振りかけ新聞紙を被せ・・・
これを木箱いっぱいになるまで繰り返します。
そして最後に木の蓋をして完了です。
ひと箱に大体1段20〜30個ほど並べ
それが4、5段になるので大量です。
それでもまだ有り余るほど柿がなるので
これまた大量の干し柿がつくられるのです。

凍てつく軒先に吊るされ
霜に凍っては太陽の日に照らされ
冷たい風に吹かれ続け
実はどんどんと縮まってゆきます。
そして果肉はその甘さを日々増してゆき
甘美な干し柿が出来上がります。

その膨大な量ときたら
核家族ではとても消費しきれないほど。
でも今考えると
そうやって各家庭で渋抜きされた柿は
遠方から赴任してきた先生にあげたり
地域での集会や催し事に持ち寄って食べたりして
結構きれいに食べ切っていたように思います。
さらに干し柿は保存が利くので、
柿がなくなった後も地域の集会に
必ずお茶請けとして登場していた気がします。

誰かが取り決めたわけではないのでしょうが
自然の実りをみんなで分かち合い
互いに協力し合い、味わい合う
そんな風土がそこにはあったのだと感じます。

私たちが作った干し柿が
どんな風土をつくるのか
ちょっと楽しみです。

ミッションパート
佐藤真樹

「授業参観」

2017年12月05日

こんにちは。大河内です。
 
先日、子どもの小学校の授業参観に行ってきました。

私が子どもの頃の授業といえば、思い出されるのは

「先生が正解を子どもに教える」
「先生が問い、それに子どもが答える」

というものでしたが、子どものクラスの授業は
それとは全く別物で驚きました。

先生はあくまでファシリテーションに徹して
フォローのみを行い、子どもたちが子どもたちに
問いかけたり教えたりするスタイルで
授業が進められていました。

例えば、今回の道徳のテーマは「挨拶」でしたが
先生が「挨拶とはこういうもの」と教えるのではなく

子どもたちが「挨拶ってどんな言葉?」と自ら考え、
「私は○○だと思います、どうですか?」と皆に答え、
皆は「おぉ」とか「同じです」とかそれに反応する。

子どもたち同士が、お互いのことを認めたり支えたり
フォローしながら「挨拶」というものを深めていく
その雰囲気には感動するものがあり、

また、そこで子どもたちが実際に答えたものは

「絆をひろげていく言葉」
「生活を明るくする言葉」
「相手に一日気持ちよく過ごしてもらう言葉」

など、どれもが瑞々しい感性で表現されていて
私自身、学ばせてもらうものが多くありました。

誰かの正解を押し付けていくのではなく、
それぞれの考えを活かし、お互いに学び合う姿は
私たちカグヤも目指しているものだからこそ

授業の内容以上に、そのあり方から感じたものを
自分自身も活かしていきたいと思います。

ビジョンリスナー
大河内 盛友

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