

私は師匠がいます。その師匠は保育園の経営者なのですが、常に自分に矢印を向け続け、謙虚に「保育とは」また「自分の使命とは」を問い続け、日々の厳しい実践の中で粛々と歩んでいらっしゃいます。新渡戸稲造の武士道があります。武士の本懐を書かれているのですが、その姿勢はどの職業観にも相通じるところがあります。やはり師匠もこの幼児教育のことを「保育道」であると仰いました。だからこそ、自らの会社をどんな会社にしたいのかを考える時、終わりなき道をどのような志で歩んでいくのか、それがもっとも大事なことであると思っています。

自然の中で生きるものはみな平等です。
よく思うのですが、子どもの頃、何でも大人に言われたことをただ聞いていたら、今の自分はないなと思います。子どもは、別に大人に何も言われなくても気づいていくような気がします。自然に身の回りから気づいて受け取っていくのです。私も今だって、自分の生きる力を信じていたら色々な人たちに自然に出会い、そして色々な言葉に自然に感化され、自然に気づいて自然に変わっていきます。これを生きる力といわなくてなんというのでしょうか?
この会社は、「見守る」という言葉をとても大事にしている会社です。自由の中にもルールがあり、平等の中にも個人差があることを知っています。そして、自立するために自分がどうあるべきかを思うとき、矢印がどうしても自分に向いてしまうのです。この会社は、保育業界に根ざした会社であり、だからこそ大きな影響力と責任を持っていると自覚しています。だからこそ、子どもたちが安心して育ってくれるように大人のモデルになることを目指したい。いろいろな会社の持つ柵や偏見での他人の評価よりも、自分たちが大事にしている“利よりも信”、そして“益よりも質”の追求、拡大よりも内省、そういった会社にしていきたいと思います。


同じ形の花はありません。子ども達も世界にたった一つの存在です。
世界には色々な会社があります。以前ある人にお聞きしたのですが北欧には、5人しかいないのに世界の風力発電の設置開発で大活躍する会社があるそうです。そこではオンリーワンの技術を確立し、一人ひとりがかけがえのない自分にしかできない「らしさ」を持ってコンサルタントとして輝いているそうです。きっと子どもたちはそんな会社で働きたいだろうな・・・と私は純粋に思っています。
カグヤがいつの日か、「子どもたちの世界を邪魔しないことにかけては世界一」、「そして世界の子どもたちのための会社」、などといわれるようになればなと思っています。