家族とのコミュニケーション

家族を繋ぐためにコミュニケーショするにはどうしたらよいのでしょうか。まず、漠然とではなく具体的に尋ねます。「今日、どうだった?」ではなく「〇〇さんとのミーティングはうまくいった?」「今日、学校で何か絵を描いたかい。どんな色を使ってみた?」と。子ども達は生き生きと語り始め、夕食の時間が考えるための栄養を与える場となるだろうとキャシーは言います。

自分の行動を振り返ってみれば、あまり深く考えず無意識に会話していることが殆どでしょう。隣人、そして見知らぬ他人について知ろうとする時のことを思い出してみると解ると言います。私達はコミュニケーションをとりながらコミュニティを築いてきました。この原点に立ち返り、もう一度対話したいと思う気持ちに火をつけようとキャシーは投げかけます。そうすれば、どう話しどう聴いたらよいか深く考えるようになるだろうと言うのです。自分の友達がしていることを本当に知っているのでしょうか?それを気にしているか?フェ

自分の友達がしていることを本当に知っているのでしょうか?それを気にしているのでしょうか?フェイスブックの投稿をさっと見るだけで、他者の表面的な部分しか知らないのではないでしょうか?私達はSNSを含めて、良い聴き手になっていると言えるのでしょうか?

キャシーらの行ったセミナーで、30人の教師に自分はコミュニケーションの四段階のどこにいると思うかじっくり考えてもらったそうです。一年生を受け持つある先生は、クラスの人数が30人で何の助けもなく、子どもの声を聴く時間がないと言いました。静かにさせて、規律を維持し、予定通りに課題をこなすしかなく、教師は子どもと関わる時間をとれないと言うのです。このような状況にどう対処したらよいのかという教師の悩みに、キャシーらはこう答えたそうです。全ての子どもと毎日20秒ずつ関わりなさい。それだけで校庭で遊んでいる時にどんなことがあったか、その時にどんなことを感じたか、家庭でどんなことがあったかといったことを知ることができます。わずか20秒ながら「私は君のことをちゃんと気にかけているよ」というメッセージを与えることが、子どもと教師双方に大きな変化をもたらします。こうして教師はコミュニケーションの力を示す人のモデルとなることができるとキャシーは言うのです。

子どもは私達大人を見て学びます。特にコミュニケーションの場合はそう言えるとキャシーらは考えています。どうして子どもが自分の周りにあるリアルな世界よりもタブレットに夢中になるのか知りたいなら、大人の行動スタイルをよく見てみようと言います。『ポストングロープ』紙が、悪態をつく子どもの増加の理由について、キャシーらに取材してきたので「子どもがそういう言い方を耳にしているから」と答え、そのコメントはべッドライン記事になったそうです。

私達は、泣き叫び自分に注意を向けさせようとするレベル1のコミュニケーションから子どもが脱するためのチャンスを与えているでしょうか。子どもが自分にとって重要な物について「見せびらかして話をする」というショー・アンド・テルのチャンスを作っているでしょうか。周囲にいる大人達がこうしたことに価値を見出し、対話する場を持つことができて初めて、子ども達はより良いコミュニケーターに成長できると言うのです。