上海報告10

講演が終わった翌日には、私は朝一番で帰国しなければなりませんので、(それは、決して猛烈サラリーマンのようにアクティブということではなく、中国東方航空上海発羽田行きがその時間にしかないため)今回観光は全くできそうもないので、講演の後、夕食を食べがてら少し観光しようということになりました。最悪、かなりの大雨でしたが、ホテルからタクシーで「豫園」というところに向かいました。ここは、上海市にある明代の庭園で、観光スポットになっていますし、この庭園の周辺は、ショッピングエリアになっています。

「豫」は愉を示しているそうで、「豫園」というのは「楽しい園」という意味になります。ここにはいろいろな歴史がありますが、現在は、西園の約半分を庭園として残りの部分が豫園商城となっています。この豫園商城も上海を代表する観光スポットの一つで、買い物&グルメスポットです。ここは観光スポットですが、多くの人たちは基本的には国内の人がほとんどで、海外からの観光客は少なかった気がします。そして、その建物はお土産物屋にしては、伝統建築様式の小さな店が並んでいます。この店の中に、スターバックスがあったのですが、伝統的なしつらえでした。また、豫園商城の道も、豫園新路、豫園老街、文昌路、凝暉路などのメインストリートと、それらをつなぐ細い路地から成っていて、活気があふれていました。

このあたりをブラブルしていると次第に暗くなり始め、どこかで夕食を食べようという話になりました。せっかくなので、上海焼きそばを食べてみようという観点で店を探しました。そこで、観光の書籍に掲載されている店を見つけ、そこに入りました。まず、頼んだのは、もちろん上海焼きそばです。私の住んでいる地域に、上海焼きそばと広東焼きそばがあるのですが、上海焼きそばは随分と違ったものでした。

あと問題なのが、試しに頼んだ上海ガニです。出てきた上海ガニを口にした途端、あまりに甲羅、足が固くて歯で砕くこともできません。どう食べるのかを見せの人に聞いてみたのです。すると、なんと「わからないので上の人に聞いてきます。」と言うのです。待っていると、上の人が出てきて、手で食べるというのです。それも自信なさげに言うので、「えっ?」という顔をしていると、ビニール手袋を数枚持ってきました。これを手にはめて食べるといいというのです。店の人が去ったあと、しばらく格闘しましたが、ほとんど中身がなく、甲羅もバリバリ食べるには硬く、基本的には下の方に餅があったので、かには単にダシ取りではないかということになりましたが、ちょっと心が不消化でした。