シンガポール報告5

シンガポールでの講演1日目は、午前中は私の講演でした。会場のセッチングは、丸テーブルに座る方です。それは、午後のディスカッションのためです。講演内容として、私は、もうすでに取り組んでいる園の園長たちですので、「見守る保育10か条」に沿って、具体的な動画と写真を交えて話をしました。この10か条については、事前に英語に訳して先方に渡しておいたところ、それを資料として配布されていました。

この講演は、当初9時から13時までの予定であることが告げられていました。しかし、12時10分前になると、責任者から12時に終わるように指示されました。それは、会場の聴衆者を見ていると、真剣に聞いていて、頭がいっぱいいっぱいになっているようなので、これ以上続けると、頭に入らなくなるので、途中にいったん講演内容を整理する時間を設けたのでした。そこで、午後に予定されていたディスカッションを、午前中の1時間を当てて、講演内容を整理する時間にしたのです。参加者の顔を見て、柔軟に対応するのに感心しました。

13時からの昼食は、ロビーにおいてカフェテリア方式で行われました。メニューはシンガポール料理がメインでしたが、割と日本人にもなじめるものでした。しかし、何よりも感心したのは、紙皿とプラスチックのスプーンとフォークの並べ方です。今まで見たことのない、まさに芸術的とも言える並べ方です。

14時からは当初の予定を変更して、私の話を1時間して、そのあとディスカッションです。日本から、助っ人として同じ保育を進める仲間の園として10名が参加してくれていました。そこで、丸テーブルを10テーブル用意をし、参加者を10のグループに分け、日本からの参加者を各テーブルごとに1名、そして通訳の人をやはりテーブルごとに1名つけてくれました。話し合う内容として、講演を聞いて、どんなことが参考になったのか、何が課題なのか、自分の園で何に取り組みたいと思ったのかを話し合います。そして、出た意見を、テーブルの真ん中に置いたボードに書いていきます。このボードは、3Mの「ポストイット イーゼルパッド」と呼ばれるもので、その商品説明に、「模造紙のように大きな紙で作られた、巨大なふせん。」「簡単に壁に貼ったりはがしたりできるので便利。」「持ち手がついているから、持ち運びも簡単。」「会議室などで使うのにも最適。」とあり、サイズは、584x508mmで、紙の枚数は、20枚です。

参加者の中の一人が、その紙に参加者から出た意見を次々に書いていきます。私は、その話し合いには参加しませんでしたので、どのような話が出たのかはよくわかりませんでしたが、聞くと、日本と同じように、保護者にはどう伝えるのか、どこまで見てどこで保育者が介入したらよいのか、このような保育を受けた子たちはその後どうなっているのか、などだったそうです。

シンガポール報告5” への11件のコメント

  1. 相手へ話をするときには、話してはしっかりと相手のことを考えることによって、相手との共感を深めれそうですね。そしてなにより、話し合いででた内容が、共通して、私たちとおなじであるところが、世界も同じことを考え、保育している、日本だけでなく、世界の各国とも共感し合える保育ということに改めて嬉しく思います。世界と深め合うことから、私自身も保育とは?と、考えながら、生活しないと、と思います。紙皿などを使ったユーモアさは、楽しんでほしいという粋なはからいを感じます。

  2. 講演に休憩を挟む判断力や食器具の並べ方など、柔軟性に富んだアプローチの数々にとても驚きます。そのようなスキルが身につく環境であり、そのようなことが許される環境であること、シンガポールという国の文化水準の高さを感じます。ディスカッションの仕方も面白いですね。出された意見がなるほど、藤森メソッドを実践しているからこその内容であることに改めて気付かされます。

  3. 写真を見てお皿とスプーンが並んでいるとは見えず、ケーキのディスプレーかなと思いました。シンガポールは経済成長や学力において注目されており興味があります。園長先生方が見守る保育を導入されるにあたり早速の取り組みに驚きました。また講演会での聴講者の様子を見ての瞬時の判断や柔軟な考え方がシンガポールを表しているのかもしれませんね。一度見てみたいものです。

  4. 「途中にいったん講演内容を整理する時間を設けた」状況判断はとても素晴らしいですね。キャパオーバーしてしまうのは返って逆効果になってしまいそうですからね。そういった意味でもシンガポールの方々には柔軟性を感じます。また、紙皿とプラスチックのスプーンとフォークの並べ方は圧巻ですね。こういうのも「おもてなし」の一環だなと感じました。見習っていきたい部分がたくさんあって参考になります。

  5. これまた凄い。Mimamoruがシンガポールでブレイクし始めています。Mimamoru Watch & Wait の下の絵、これは子どもたち同士の関わりの大切さを示していますね。「見守る保育10か条」と「乳幼児教育基本法(私案)」が英訳されています。そして、シンガポールのスタッフの皆さんの目に触れる。感動です。「これ以上続けると、頭に入らなくなるので、途中にいったん講演内容を整理する時間を設けた」このへんのセミナーの運びも心憎いですね。藤森先生の講義内容を確実に定着させようとしています。主催者の本気度を伺い知ることができます。如何に効果的にセミナーを展開するか?未来のMy First Skoolはこの瞬間にかかっているのだ、という気魄を感じるのです。さらに、ブレイクタイムの趣向、ここにも並々ならぬ配慮を感じます。Motenashiとはこうした趣向でしょう。藤森先生の5Mも世界標準ですね。世界の人々と5Mで一緒になる。こんなことも思い浮かびました。ところで住友3Mの「ポストイット イーゼルパッド」も成果標準。あぁ、シンガポールの人々と親近感を感じます。

  6. 会場の人の様子を見て、柔軟に講演の内容を変更されたのですね。全てではないですが、日本ではどちらかといえばそのような対応より、決められた予定をきっちり守るという流れになるんだろうなと思うと、そのような柔軟な対応はとても参考になります。保育の中での子どもへの対応もまさにそのような柔軟性が大切になってくるのかもしれませんね。「保護者にはどう伝えるのか、どこまで見てどこで保育者が介入したらよいのか、このような保育を受けた子たちはその後どうなっているのか」という質問も確かに、日本でもよく聞かれる質問ですね。同時に、シンガポールの先生方もまさに見守る保育を実践されているからこその悩みなんだろうなということを感じました。また、見守る保育10カ条を現地のみなさんが読んでいるということも感動しますね。

  7. 各丸テーブルで出た意見をお聞きすると、少し前の私たち・・・と思うのですが、見守る保育を推進するエネルギーの凄さを感じます。
    10か条が、すでに英訳され身近に存在しているのも驚きです。
    頑張らねば!

  8. 講演を聞いている人たちの表情から読み取り、臨機応変に対応するということができるというのが素晴らしいですね。そのような大人に育てられていくと、子どもも自然とそのような力がついてくるのだと思います。
    また、参加者からの質問の内容が日本のそれとほぼ同じであることから、世界でも同じようなことに疑問を持ち、考えているのだと感じ、世界が近くなったような気がしました。

  9. 「見守る保育10か条」も、英語に訳させているのですね。そして、それぞれに対して具体的な動画があるというのにも、個人的に驚かされました。もう少し、積極的にGTの話に参加せねば浦島太郎になってしまいますね。そして、こうした内容の濃い話し合いの中でも、しっかりと休息やもてなしの心を忘れないのはさすがですね。本来、日本人として大切にしていきたいところを見せられているだけに、より気を付けていかねばという気持ちが高まってきます。しかし、センスのない私にとってはこうした美しい飾り方は大きな難問にも感じます。

  10. 参加者の顔を見て、予定を柔軟に変更する対応も素晴らしいですが、その急な変更に対して難なく対応する藤森先生もさすがです。しかも日本ではなく、海外です・・・さすがです。
    グループディスカッションは参加してみたかったです!内容を聞く限り保護者対応、子どもへの介入のタイミング、子ども達の姿など、特別な質問ではなく、GTセミナーでも出てくる質問ということに驚きます。たった一回の視察と藤森先生の本からここまで吸収しているのですね。なんだかGTセミナーがとうとう海外でも行われた感覚です。

  11. 参加者の顔を伺いながら、先生の講演時間を変更したり、整理する時間を設けたり、主催者側の姿勢に感心してしまいます。文章を読んで、参加していた方々の学びは相当なものだったのではないかと思います。先生の講演を聞くたびに、私も頭がパンクしてしまいそうになりますが、聞くだけでなく、聞いた内容を自分自身で整理する時間も作っていこうと思いました。そして、今回のシンガポール報告の内容から、塾セミナーでも参加者の方々により理解してもらえるように、発表の仕方から整理する時間を設けたり参考になる部分もありました。

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