2017韓国三日目午後

午前中の見学が終わり、その日の昼食は韓国伝統料理である「サムゲタン(参鶏湯)」でした。最近、日本でもよく食べるようになっていますが、鶏肉に高麗人参、もち米などを入れて煮込んだスープです。まず、よくかき混ぜて、もち米をほぐし、鶏肉を骨からほぐし手から食べます。一日目の夕食に食べた「カルビタン」と同様、「タン」とは、スープのことです。鶏肉の他に、朝鮮人参が丸ごと入り、干しナツメ、栗、松の実、ニンニクも入っているので、薬膳料理とされています。

昼食後の午後は、オリニジップ2カ所を見学しました。昨年、初めての韓国研修ということで、わりと整った園を見学したのですが、今回は、孔先生が、その他の普通の園も見学した方がいいということで見学先を手配してくださいました。まず、最初は、個人立のオリニジップです。そこでは、園長先生始め、子どもたちが非常に歓迎をしてくれました。

まず、玄関でお出迎えしてくれた園長先生は、その日のために韓国の民族衣装であるチマチョゴリを着ていました。この衣装は、現在は観光地でレンタルされていて、着ている女性を見ることはありましたが、普段はあまりありません。また、チマチョゴリと一言で言いますが、実は、男女共通の上着であるチョゴリ(襦)と、巻きスカートであるチマ(裳)によって構成されています。

玄関には歓迎の言葉が飾られています。そして、入った玄関ホールには床一面に世界地図が貼ってありました。各国に行って世界地図を見ると、当然ですが、その国が真ん中になるように配置されています。私たちが普段目にする世界地図は、日本が真ん中で、右にアメリカ、右にアジアからヨーロッパが描かれています。ドイツで買うと、日本は右端に描かれてあります。ここ韓国の床に貼られた世界地図は、韓国が真ん中に大きく描かれてあります。

年長さんの部屋に入ると、年長さんも皆チマチョゴリを着て歓迎してくれました。そして、韓国独特の目上の人に対してのお辞儀を披露してくれました。両手を顔の前で自然に合わせます。これをハングルで「コンス」と言うそうです。クンジョル(韓国伝統の最上級のお辞儀)の前や後、それから目上の人の前ではこの姿勢をとるそうです。両手を合わせる際、親指と親指をクロスさせ、残りの指は綺麗に揃えます。男性は左手が上に来るようにし、女性は右手を上にします。そのままの姿勢でしゃがみ、手はそのままで床に頭をつけるようにお辞儀をします。

その後、まずホールに行きました。そこには、この園が街の中心部にあるために体を動かす園庭がないために、大型室内遊具が置かれていました。チマチョゴリを着た子どもたちは、韓国の伝統遊びを披露してくれました。伝統的な双六、矢を筒に投げ入れる遊び、リフティングのように足で蹴る遊び、輪を棒で転がす遊びなどです。そして、週一回、伝統的な太鼓の練習をやるそうです。

この後、保育室を見て歩くのですが、もしヌリ課程がなければ、いろいろな認知的なことを教えることをしそうな気がしました。あまり子どもたちが楽しい雰囲気がなく、やらされ感が強い保育ではありますが、どのくらいのそれを使うかわかりませんが、ヌリ課程に定められた領域が保育室に用意をされていて、子どもたちの自主性は少し保障されている気がしました。     

2017韓国三日目午後” への8件のコメント

  1.  サムゲタン、とても美味しそうです。薬膳と聞くと精進料理のような、素朴で簡素なイメージを持ちますが、なんとも食べ応えある容貌をしていますね。美味しくて体にいい、最高の食事ですね。
     訪問先では大歓迎の様子で、どのように韓国の保育園が先生のことを想っているのか、なんとなくわかるような気がしました。チマチョゴリの構成について初めて知りましたが、日本で言えば和装のような、そのような正装で出迎えて下さるというのは、高待遇をされていると解釈できるように思います。藤森メソッドの浸透がどこまであるのか、とても興味の湧くところです。
     また、ヌリ課程も、ある園にとっては子どもへの制限となり、ある園にとっては子どもへの保障となる、という効果をもたらしていることがわかり、なるほど、告示化されるというのはこのような効力をもつものなのか、と目の当たりにしたような思いがしました。 

  2. サムゲタンという言葉は知っていても、実際にはどんなものなのか分からなかったので、今回、このように紹介していただき、はじめて知ることができました。鶏肉をつかった料理なのですね。また、各国の世界地図はおもしろいですね。日本版のものに慣れていると違和感を感じてしまいますが、それぞれの国によって違うのですね。これだけを見ていてもなんだか世界にはいろいろな国があるんだなということを感じます。また、どうしても平たい世界地図を見ていると、外国へ行く飛行機の航路に「あ、そっちを通っていくんだ」と不思議に思うことがありますが、地球は丸いんだということに改めて気がつくことがあります。子どもたちにいろいろな見方があるということを感じてもらえるような工夫を大切にしたいなと思います。また、最後のヌリ課程がなければ認知的なものを教えることばかりになってしまっていたかもしれないといった言葉が印象的でした。そういう意味でも全体の質を底上げしていることは間違いないのかもしれませんね。

  3. 韓国のお辞儀の仕方を見せて頂いたということですが、チマチョゴリにしても、遊びにしても、伝統的ものはそこにいかなければ見ることのできないものですよね。また、世界地図も自分たちの国でしか見たことがなければ、真ん中が自分の国になっているのが普通になります。いろんな角度からみる広い視野は、他の国にある世界地図を見ることによっても感じられるものであるように感じました。
    最後に〝ヌリ課程がなければ、いろいろな認知的なことを教えることをしそうな気がしました〟とありました。ヌリ過程によって、韓国の保育の底上げができていっていることを感じます。

  4. 「サムゲタン」は聞いたことがあるものの、食べたことがないので、どんな味なのか気になりますが、韓国の薬膳料理の一種なのですね。今度韓国料理を食べに行った際には頼んでみようと思います。
    園長先生や年長さんまでチマチョゴリでのお出迎え、おもてなしはとても凝っていますね。この日のための準備が大変だったのではないかと思ってしまいます。世界地図では、各国それぞれが中心に自国を据える作り方が当たり前なのでしょうが、日本の世界地図ばかり見てきたのですごく違和感を感じますし、韓国だけ大きく描くことにも違和感を覚えます。そこは勘違いしてしまうので実寸大で良いのではと思ってしまいます。また、ヌリ課程がスタンダード化されていることで、理念などに違いがあっても最低限の自主性などの保証があるのはスタンダード化の良いところだなと改めて感じました。

  5. サムゲタン(参鶏湯)については、本場のものを知ることができ、実際に見ること、知ることの必要性を感じます。
    また、チマチョゴリや独特の歓迎方法はその国の特色を感じるものがあります。そういった歓迎をうける経験がその国の特色を知る機会にもなるのかなと思います。
    “保育室を見て歩くのですが、もしヌリ課程がなければ、いろいろな認知的なことを教えることをしそうな気がしました”とあることから認知的な部分を教えるような形がヌリ課程によってしっかり守られている、そういった意味では、しっかりとした根底があるなかでの独自性の大切さを感じました。考え方によっては、ヌリ課程がなかったらと思うと、保育の質は、となりますが、この国としてのスタンダード化は必要なものてはと改めて感じます。

  6. 「参鶏湯」は本当に美味しそうです!一度でいいから本場で食べてみたいですね。鶏肉が丸ごと一羽入っているので、かなりのボリュームに見えますが、薬膳料理として食されているのであれば、スープも白く、印象としては優しい味のイメージが湧きます。
    さて見学された施設は個人立ということは、独自性がかなり出ているのかな?と瞬間的に感じました。子どもの様子から楽しい雰囲気もなく、やらされ感が強いと書かれてありますが、とは言ってもヌリ課程に沿って実践している分、自主性を感じられるというのは印象的です。日本では告示をされても無視して独自の保育を行っている園が多数です。保育の良し悪しは抜きにして、そういった個人立でも少しでもヌリ課程を実践している姿勢は見習う必要があると思いました。

  7. 未だ食べたことがない「サムゲタン」。いつか食べてみたいですね。また、韓国の民族衣装であるチマチョゴリでの歓迎。素敵なおもてなしですね。しかし、それを着ての保育となると、先生も子どもも少々動きづらそうです。そして、韓国での伝統的な遊びが気になりました。「矢を筒に投げ入れる遊び」「リフティングのように足で蹴る遊び」「輪を棒で転がす遊び」など、子どもたちが楽しみそうな魅力が詰まっている印象です。日本にも、自転車の車輪を棒で転がす遊びがありましたが、そのようなものでしょうか。国が違えば、伝統的な遊びも違うようですね。

  8. まずはサムゲタンが非常においしそうですね。辛くない料理ですし、ホッとするような感じになりますね。そして孔先生「その他の普通の園も見学した方がいい」という言葉にはさすがだなと感じます。良いところだけを見せていては本当のところがわかりません。幅広く見学の園を用意してくださっていることがよくわかります。実際の園を見ることでやらされている感はあるもののヌリ課程のおかげで基準の部分が守られているというイメージでしょうか。ヌリ課程の強みみたいなところが見えたように思います。日本もこうした政策が必要なのでしょうか。

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