2017韓国三日目午前

ソウルでは、「思いやりのあるソウルをめざす」という政策課題のもと、子育て支援では、民間オリニジップの質を国営の水準まで向上させようとしています。また安全に保育ができる状況にある特設民間センターを保証し、学校給食と保育のアシスタントの支援、医者のサービスと保育センターのモニタリング・グループの支援をしています。また、保育所だけでなく、家庭で子育てする親にも子育てサービスを拡大し、子どもの赤ちゃんの広場をソウル25区ごとに1 ヶ所設置しています。

韓国三日目の午前中は、このうちのひとつである中区にある子育て支援センターに行きました。ここの利用者は5歳以下の中区民か、ソウル市民なら誰でも利用できます。事業としては、「キッズトイ」といって、おもちゃを貸し出しします。内容として「乳幼児の発達段階に適した刺激的で安全なおもちゃを貸しています」とあります。ここでは、年会費を払えば、無料で利用可能だそうです。1回2点以下14日以内にレンタルできるそうです。保育園、幼稚園にも貸し出ししており、そこには、1回3点以下14日以内にレンタルするそうです。延滞利用に対しては、1件当たり500ウォン(50円)かかるそうです。例として、おもちゃ二つをレンタルして、13日までに返却しなければならないところ15日に返却した場合は、500ウォンx2(レンタルしたおもちゃの数)x2(延滞期間)=2,000ウォン(200円)の延滞料を払います。そして、計3回以上延滞した日付だけレンタル停止するそうです。

同様に、「キッズリーディング」という絵本図書館があります。ここで、親子で絵本を読んでもいいですし、借りていくこともできます。ここで、とても興味を引いたものに、「キッズストーリーという場所があります。ここは、職業体験室と言われるもので、子どもたちは、「乳幼児と一緒に様々な生活体験!」というキャッチフレーズのように、色々な生活体験ごっこ遊びができるようになっているのです。それは、日本のキッザニアとは違って、本物体験ではなく、園で行なうごっこ体験です。ですから、同時に、保育園、幼稚園の領域作りの参考モデルにもなっているようです。利用としては、乳幼児1人当たり2,000ウォン(200円)(保護者1人無料、1人追加時1,000ウォン追加)、団体1人当たり1,500ウォン(10人以上、引率者は無料)です。そして、最大2時間利用可能だそうです。

 ほかにも、「ズケア(時間制保育 – 幼児)」「キッズケア(時間制保育 – 乳児)」という一時保育があります。利用料は、1時間当たり4,000ウォン(400円)(30分未満超過2,000ウォン、30分以上超過4,000ウォンの費用が発生します。

その他に「キッズヒーリング」といって、子どもの発達相談室があります。また、相談室の紹介もするそうです。そして、障害巡回支援事業として、保育園での障害幼児、小学校進学のための準備などの相談プログラムの研修や各園の検査と評価を行なっているそうです。最近、発達相談件数が非常に増えたそうで、どこも事情は同じようです。

また、ほかにも月に教育プログラムがあり、カレンダーを見てみると、「児童行方不明誘拐予防教育」とか、「すぐに学び、すぐに書く絵本活用法」などが開催されているようです。情報提供としては、「子育て情報育児の常識」「外出情報」「文化行事情報」「保育園利用案内保育園案内」などがあります。

2017韓国三日目午前” への8件のコメント

  1.  子育て支援において、とても充実している印象を受けます。「キッズトイ」玩具の貸し出しは斬新ですね。買っても買ったその日だけ遊んで終わり、というような子も少なくないと聞いたことがあり、そのような制度があることで喜ばれる家庭も多くあるのではないでしょうか。
     また、「キッズストーリー」とても興味深いですね。ごっこ遊び、ごっこ体験を、本物体験に近づけようと思うととても手の出しにくいものに思えてしまいがちですが、写真から見るに、なるほどそのような環境を設定することで、子どもたちがストーリーを生んでくれるのか、と目の開く思いがしました。子どもたちの自発性が、とても発揮される遊びであるということを再確認しました。

  2. 日本にもある子育て支援センターに似ているように感じましたが、充実した環境、そして、玩具の貸し出しというのは、「乳幼児の発達段階に適した刺激的で安全なおもちゃを貸しています」とあることを家庭のなかでも理解しやすく、実際に玩具を購入するときに参考になるように思います。また、「キッズヒーリング」というものの充実さが家庭または、保育園など、子どもへ対する必要な配慮方法などを考えることができる場所としてあることはとても大切なことだと思います。一人一人、個性ある子どもとして、対応する力は、子どもと関わるなかで必要だと思います。
    そういった意識が一人の人格者として子どもと関わることに繋がっていくものだと思います。

  3. こんなにも子育て支援が充実しているのですね。日本の子育て支援センターを詳しく知っている訳ではないのですが、こんなにも充実しているのかなと考えてしまいました。「乳児の発達段階に適した刺激的で安全なおもちゃ」というのもいいですね。発達をしっかり理解した環境を用意しようとしているということからも質の高さを感じるようでもあります。また、キッズストーリーという生活体験のごっこ遊びができる環境も用意されているとあり、驚きました。藤森先生は社会を知るためにもままごとだけではない、
    ごっこ遊びの重要性を言っておられますが、まさにその環境が韓国の子育て支援の施設にも用意されているのですね。写真を見てもなかなか充実した環境であるような印象を受けました。韓国でも子どもの問題は日本と同じようにあるのかもしれませんが、その問題解決に向けてしっかりとした対策を行っていこうとしているところはすごいですね。

  4. ソウルは子育て支援事業がとても充実しているのですね。「子どもの赤ちゃんの広場をソウル25区ごとに1 ヶ所設置」というのもすごいなと思います。日本では来年度にやっと児童相談所が東京23区に1ヶ所設置できる目安と聞きました。福祉的観点から見ても、日本よりも先にいってるのかなと感じたりもしました。また、おもちゃ貸し出しは魅力的ですね。使ってみてから購入を考えたい人にはピッタリだなと感じました。「キッズストーリー」も魅力で、家庭としても乳幼児施設としてもとても参考にできそうですね。そして、一時保育は料金的には日本と変わりないのですが、金額が1時間単位であるのは利用者にとっては嬉しいですね。他県や他区のやり方を参考にするのはもちろんですが、他国のやり方からも参考にして見直していく必要性を一時保育の部分からも感じてしまいました。

  5. 韓国には「キッズトイ」というおもちゃを貸し出ししてくれる仕組みがあるんですね。我が子もですが、せっかくの記念日に買ったおもちゃも、時間が経つと遊ばなくなるのはよくあることだと思います。2週間しか遊べないという期限があることで子どもたちがどのように遊ぶのか、保育士としてよりも親として、興味があります。
    キッズストーリーにしても、日本の子育て支援事業にはないものだと思います。生活体験のごっこ遊びができるとのことですが、写真を見ながら「ここはこのごっこ遊びかな」なんて想像ができるくらい整っていて、素晴らしいものです。
    日本の子育て支援事業はどのようなものがあるのでしょうか。関係する仕事に就いていながら、全然知らないことに気がつき、これを機にいろいろと調べてみようと思いました。

  6. 子育て支援センターの事業を見てとても驚きました。こんなにも充実している支援センターがあるのですね。料金も良心的ですし、私も近くにこんな施設があったらたくさん利用してみたいと思いました。中でもキッズストーリーという空間は魅力的ですね。ちょうどキッザニアの話を妻としていたところですが、園で行うごっこ遊びとはいえ、身近で疑似体験ができるのは子どもにとってとても刺激になると思います。どうしても家の中だけだち限界がありますし、かと言ってキッザニアだとお金の問題もありますし・・・。私の園にも一時保育がありますが、とても参考になりますし、真似てみたい実践もいくつかありました。

  7. 「思いやりのあるソウルをめざす」というソウルの標語や「キッズトイ」というオモチャの貸し出し、そして、子育て支援施設内の充実性にとても驚きました。まず、ソウルの標語ですが、新宿が標語を出しているようなものでしょうか。検索してみると新宿区のキャッチフレーズがありました。『「新宿力」で創造する、やすらぎとにぎわいのまち』でした。新宿力が構築されるような地域にしていくことが目標なのですね。また、オモチャの貸し出しというのも、斬新で文化的な背景のある試みであるなぁとも思いました。日本では流行るでしょうか。そして、子育て支援施設がまるで子ども園かのような充実ぶりでした。このような施設があると、地域にとっては非常にありがたいでしょうね。

  8. 民間オリジニップの中身というのには驚きました。絵本の貸し出しはもちろん、おもちゃの貸し出しまであると民間の保護者は非常に助かるでしょうね。さらにかなり充実したごっこ遊びまで設置されていることから領域を設定する上で参考になるとあるように子ども園のゾーン作りの手かがりになりそうですね。国全体でこうした取り組みがあることを知ると日本は区によって様々です。こうしたところの統一というのが日本の課題でも有るのでしょう。保育園に通っていない人でもこうした施設があるというのもすごいですね。そしてそれを保育園が参考にするというスタイルというのもまた新しいなと感じます。

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