韓国子育て政策

韓国は、日本以上に少子国家です。そこで、様々な政策を打ち立てています。その一つが0歳児までの保育料無料化です。また、子育て支援策を行なっています。それは、日本でも行なっていることと同じものが多いのですが、おもしろいものもいくつかあります。そのひとつが、小学校300校に学校給食プログラムの助手を置くというものがあります。これは、交換勤務の働く母親の負担を軽減するプログラムです。また、ここに60歳以上の年配の女性を雇用し、子どもたちにテーブルマナーを教えることもしていますが、それは、中高年女性の雇用創出になっているそうで、6500人が雇用されているそうです。

また、韓国での子育て支援という項目で検索すると、多く出てくるのは、多文化家族への支援です。ソウルでは結婚による移住人口の81. 5%が女性です。これは韓国男性は、配偶者としてアジア諸国のベトナムなどの女性と結婚することが多くなったということのようです。しかし、彼女らは、母国と文化が異なり就労もむつかしいために、うまく定住できるように多文化家族のために“ハヌルタリ”計画があるそうです。この計画とは、国際結婚の準備学校として、男性配偶者のため結婚式前の国際結婚オリエンテーションを行なったり、また多文化家族向けの子育てサービス支援や、結婚した移住女性のためのキャリア形成と自営業の支援、各国のマタニティ文化についてのDVDを配布したりしているそうです。そして、多文化家族に寄り添うレインボー・フォーラム・エージェントを作り、プロジェクトのモニタリングやプランの提案もします。

ほかにも、ひとり親家庭への支援では、「シングル・スマイル・プラン」があります。ソウルでは、全世帯の80%が父親のいない家庭だそうです。そのため、低所得のひとり親家庭の高校生に学習教材や無料のオンラインクラスを支援しているほか、無料の健康診断サービスと心の健康のクリニック・センターを開設しています。そして、このシングルマザーの能力強化のために学校、オンラインによる自習システム、子育て費用の支援等もあるそうです。

政策課題として、「活き活きとしたソウルをめざす」というスローガンのもと、主婦のための仕事創出として「ハッピー・マム・プロジェクト」があります。結婚や出産で職業経験から取り残された女性のためにキャリア形成と自営業(起業)の支援、また、長期間、資格を取っても使われないでいる人のために、その免許証を生かすプランもあるそうです。これは社会とのつながりを断たれた専門技能を持つ女性たちを雇用市場につなげる意図があるそうです。アパートを訪問し、キャリアについてアドバイスする雇用訪問サービスや、ファッション産業や結婚ビジネスなどに結びつけ、地域特性のある部門で女性が働けるよう地域の労働市場を動かすなどをしているそうです。この活動は、ソウル市内25区のうち、現在は8 地区が動いているそうです。

それらの助成のために、子育て支援もあります。起業をめざす女性のために子育ての支援もあり、子育て、食事サービス、障害のある子どもを持つ家庭への支援や産褥期の女性へのケアをしているそうです。また、福祉や教育、文化イベント、子育てなどの情報について総合的なインターネットサービスも供給しているそうです。コンビニなどでも、ベビーカーの貸し出しをしている店もあるそうです。