2017年ドイツ報告28

毎年、ドイツ研修を行なっているのですが、その定番として、まずドイツに着いたら安着祝をします。その様子は報告しました。そのときのメニューは、ドイツに入国したという実感を持つために、ビールとソーセージとザワークラウトが中心です。そして、ドイツ最後の晩は、フェアウェルパーティーをします。「フェアウェル(farewell)」とは、日本語で「お別れ」という意味ですので、辞書には「人を送り出す会合のこと、別れの会、さよならの会、送別会」などと書かれてあります。私たちのフェアウェルパーティーでは、最後の晩に、食事をしながら思い出話に花を咲かせたり、別れを惜しんだりする会です。メニューは、1週間ドイツ料理をたんのしたので、だいたいは中華料理にします。(意外と日本料理はドイツにはあるので)しかし、今回は、レーゲンスブルクではホテルの近くにはなかったため、イタリア料理にしました。

いつものフェアウェルパーティーには、ドイツでお世話になったベルガーさんと通訳の田中さんを招待するのですが、今回は特別にグレッチェさん夫妻をお呼びしました。本当にレーゲンスブルクでは、お世話になりました。まず、グレチェさんからのプレゼントです。参加者の皆さんには、このブログで紹介した「KITAへようこそ」という冊子です。それから、毎年ドイツを訪れている國信さんと、今回事務局を務めた西村君に、側面にドイツ語で、「星は見えるときと見えないときがあっても、いつの空にあるようにいつも私たちはいつも友だちでいる」というような詩が書かれてあるマグカップです。(申し訳ありませんが、そのときにはその内容に感動したのですが、今になっては、はっきりとは覚えていません)私には、すてきな花の絵が描かれてある夫婦コーヒーカップと、今回のいちばんの思い出の旧市庁舎を描いたスケッチを頂きました。

次は私たちからの贈り物です。グレッチェさんには、私から和ろうそくと縮緬の風呂敷、参加者を代表して岡崎さんからは高岡銅器の「おりん」と剣道の指導者用の短い打ち込み棒という竹刀と木刀をプレゼントしました。そして、事務局を務めた西村君が、グレッチェ夫妻に茶を点てて差し上げました。外国の方には、茶道はとても興味あるようですが、その作法は難しいようですが、一生懸命に作法を学ぼうとしてくれました。その後、みんなで今回の研修についての思い出に花を咲かせ、夜が更けるのも忘れて、楽しいひとときを過ごしました。

今年のドイツ研修の最終日になりました。今年は月曜日出発月曜日戻りの予定で計画しました。出発は羽田空港6月26日(月)12時35分発で、ミュンヘン空港同日17時40分着です。帰りは、7月2日(日)16時15分発、羽田空港7月3日(月)10時50分着です。ということで、ミュンヘン空港に向かうのは12時頃だということで、午前中に、私たちの部屋で、最後の振り返り研修を行ないました。四つのグループに分かれて見学した学童施設についての報告を受けて、自分が行っていない施設についても共有することができました。

今回のドイツ報告は、毎年行なっていたのとは少し異なり、園見学だけでない、観光や他国の文化を知るという研修についても報告させてもらいました。もちろん、他の海外研修よりは観光が少ないかも知れませんが、その中でも充分にドイツの文化に触れたり、ドイツの人々との交流など、毎年訪れることによって、より深いものになっていることを感じます。

2017年ドイツ報告28” への14件のコメント

  1. 最後の「フェアウェルパーティー」もとても楽しい時間になったのですね。たっぷりと時間のあるパーティーであったということを聞きました。最後の時間をゆっくり、お世話になった人、参加者の皆さんと過ごせたというのはいいですね。様々な話に花が咲いていたのではと色々と想像しました。また、お茶の時間も素晴らしいですね。こうやって報告や写真を見ていると、まさにドイツと日本の異文化交流でもあるなと感じさせられます。保育という共通なもので、日本とドイツがつながっているというのはすごいことだなと思います。研修の写真が最後にありましたが、私はあの夜の研修がなんだか好きです。あの夜の雰囲気がなんともいえません笑。同じ施設であってもそれぞれの人が違った視点で捉えた環境、気づきは参考になることばかりです。

  2. あぁ、参加したくなるようなフェアウェルパーティーですね。グレッチェ博士夫妻同席のお別れ会、思い出に残る会だったことでしょう。西村さんのお茶のおもてなしも昨年に引き続きのもので、何か恒例化しそうですね。折角、お免状も頂いていることですから、是非続けられて、日本文化の普及に貢献してもらいたいものです。振り返りはいつもきちんと。これは藤森先生と行くツアーの特徴ですね。およそのツアーは施設見学してもそれで終わり。あとは観光に徹する、そんな雰囲気、どころか、そうした実態があります。DO-SEE-PLANには欠かせないプロセスがこの振り返りです。さて、今回も28回に渡るドイツ報告を読むことができました。「ドイツ研修もずいぶんと長くなりました。今年で16回目です。」と今回報告の冒頭に記されています。このブログが始まってからのドイツ報告を各年読むならば私たちがドイツの保育事情通になれるだろうと思ったところです。研究者にとっては第1級の資料になるのが当臥竜塾ブログのドイツ報告です。本年の報告からもたくさんの学びを得ることができました。ありがとうございました。

  3. 茶道に興味を持って、作法を学ぼうとする姿勢が「おもてなし」の通じる部分なのかなとも感じました。文化の中にある相手への思いやりが、国の境を超えて共通する面でもあることが感じられます。藤森先生がよく言われる、異なる点ではなくて共通する面を探すと、それが重要な面であるということが深く理解できます。「おもてなし」という日本文化でありながら、他国の対応を見てそれを見直すという機会が、非常に重要であることを感じました。そして、日本へ帰るギリギリまで、時間がある限り「見学した学童施設についての報告」という“振り返り”を行ってこの研修をより良いものにしようとする熱意が伝わってきました。

  4. ドイツ最後の晩は、フェアウェルパーティーとあり、自分の回のフェアウェルパーティを思い出しました。あっという間に過ぎた1週間を参加者の一言一言から振り返ったことも思い出します。今回の回も素敵なフェアウェルパーティになったようですね。プレゼント交換からはお互いの国の文化の一部が共有できますし、改めて毎回のことですが、歓迎してくれているのが伝わってきます。毎晩行われる振り返り研修は、自分では気付けないことを共有させていただき、自分にはなかった視点を他の参加者から学ばせていただいていました。今回も参加者のみなさんも園見学やドイツの文化に触れること以外にも、他参加者からも多くの学びがあったのだろうなと想像できます。また、当ブログにおけるご報告もそうですな、毎回のドイツ研修を園内研修として同行した職員がご報告してくださるときも、自分がその場で見学できているかのように感じることができますし、今回は学童施設を4つのグループに分かれて見学したとしても実際に訪れたかのように感じることができたのだろうなと感じました。

  5. フェアウェルパーティーというものがあるのですね。写真から充実した楽しそうな雰囲気が伝わってきます。「メニューは、1週間ドイツ料理をたんのしたので、だいたいは中華料理にします。(意外と日本料理はドイツにはあるので)しかし、今回は、レーゲンスブルクではホテルの近くにはなかったため、イタリア料理にしました」とありましたが、私もあきるほどドイツ料理を堪能してみたいですね。藤森先生のブログを読めば読むほど、ドイツへの憧れが強くなっていくのがわかります。観光は少ないとありましたが、ドイツの保育を藤森先生の目線で語ってもらえるこの研修は観光以上のものがあるように思えます。ドイツ報告ありがとうございました。

  6. ドイツ研修においてドイツ料理も、もちろんおいしいのですが、それ以外の料理を食べるときの何とも言えない安心感がありますね。ふと思ったのですが、外国観光客が増加傾向にある日本においても、訪れた観光客は同じようなことを考え、自国の料理に近いものを探してしまうんでしょうね。今回は、近くにお店がないということでイタリア料理だったとのことですが、それはそれでいいなと感じてしまったあたりが、もしかしたらただ単にいろんな料理を食べたいという気持ちが私の中ででているだけかもしれません(笑)しかし、茶道ができるというのは外国に行った際にはいいですね。よく「ブラジル人なのにサッカーができない」など、その国の代表名詞ができないことを驚かれることがありますが、日本人としてもそういった感じでみられることはあるのでしょね。なにか和なものを習得したいものです、、、。(そろばん?)

  7. ドイツ研修お疲れ様でした。最後のフェアウェルパーティーもとても楽しそうですね。約一週間、ドイツで過ごして、その思い出話にもはなが咲きそうですね。短い竹刀と木刀、ろうそくなどなど、グレッチェさんも大変喜ばれたことでしょう。いいですね。自分も剣道していたので竹刀は身近なものですが、短い竹刀は先生が持っていて、なんだか懐かしい感覚になりました。
    西村先生のお茶をやっている姿、かっこいいですね。ドイツ研修の報告を読みながら保育をまた新しい角度から見るいい機会になったようなきがします。最後の飛行機も長時間で大変だったと思いますが、本当にお疲れさまでした。大変勉強になりました。

  8. 最後のフェアウェルパーティーの中で茶道のおもてなしがあったのですね。〝作法は難しいようですが、一生懸命に作法を学ぼうとしてくれました〟という姿勢はとても嬉しいものです。文化は違いがあっても、興味や関心をもつ部分というのはどの国の人でも変わらないということなんでしょうね。藤森先生がおっしゃる「変わらないもの」というものはそのようなところにあるものなのかもしれないなということを思いました。
    「変わらないもの」を探すというのは、根元にあるものが何なのかということを探るということでもあり、大切なものがそこには隠れているのではないかとと思いました。

  9. ドイツ研修では、グループに分かれて別の施設に見学に行ったりするのですね。そして、最後の振り返り研修で全員で共有することにより学び多い研修になっているのですね。フェアウェルパーティーはとても楽しそうですね。贈り物で日本ならではのものを渡したり、ドイツのものをもらったり、記念にもなるので嬉しいですね。そして、お茶を点てたのですね。私の短大でも茶道の授業があったのですが、留学生にはとても人気がありました。日本の文化が海外に注目されることはありがたいことですね。そういった、文化を日本人として大切にしていきたいと感じました。

  10. フェアウェルパーティーという言葉は初めて聞きました。そういった意味があるのですね。その雰囲気といったら非常に楽しそうな雰囲気が伝わってきます。ドイツ、日本に通ずる「おもてなし」という心が両国ともに影響しているような印象を受けますね。茶道への関心や一生懸命に学ぼうとする姿勢というのもまた素晴らしさを感じます。それもおもてなしの一つとしてなるのですかね。ドイツを離れる最後の最後までドイツ研修を振り返る姿勢というのは頭が上がりません。そういった熱意がドイツの学びへと大きく影響していくことがわかります。

  11. ドイツ研修というものには、園を見て学ぶ、保育を知るだけではなく、そのものの文化を知り、日本との違い、そして、客観的にみた日本を知る機会、さらに、人との出逢いというものを感じました。こうしたつながりがめぐりめぐって保育に活かされているように思います。
    私自身も学ぶなかには出逢うということがつながりを広げ、より良い保育へと進化していくことを考えながら日々、生活したいと感じました。

  12. ドイツ研修は一週間ですが、最初は一週間も・・・と思っていましたが、いざ実際に参加してみるとあっという間に終わってしまい、最終日は少し寂しい気持ちがあったのを覚えています。確かに普通の海外ツアーに比べると観光も少ないのかもしれませんが、私は観光で知るドイツのことよりも、もっと奥が深く、ドイツという国の根本を知れる研修ではないでしょうか。今回、初めて訪れたレーゲンスブルグも街並みはもちろん素敵ですが、それを作り上げてきた文化を知ったり、滅多に体験できない事をさせていただいたり、普通の海外ツアー以上の学びがあると毎年報告を読んで思います。今回もドイツ研修、お疲れ様でした。

  13.  写真に映る先生の笑顔が何とも言えず素敵ですね。西村先生も凛々しいいい表情をしています。日本の文化をどこでも体現できる術を身につけていることの素晴らしさを感じます。
     「今回のドイツ報告は、毎年行なっていたのとは少し異なり」本当に、隅々まで知れたような気持ちになりました。これから先生が海外へ行かれることも増え、その度こうした報告をあげて下さることへの期待が膨らんでしまいます。保育を離れたところに保育に活かせるものがあったり、先生は保育道と名付けて下さいましたが、その道を究めていくことは、つまり保育の中にも外にも目を向けられる視野の広さが求められると思うところです。視野の広がる体験をこうして重ねていきたいですね。ドイツ研修、お疲れさまでした。

  14. 毎回のドイツ報告とは趣向が違い、今回はドイツの文化や建物に触れることが多かった内容でしたね。そして、これまで以上にドイツの文化や風土を感じることが多くありました。日本と似ているところもあれば、違っているところもあり、それがその国の価値観にもつながっている。そして、その中で「子ども」というキーワードを乗せると様々な部分が見えてきます。その中には日本の保育と通じる部分もあれば、学ぶところも多くあります。それは海外の現状をうらやむことや鵜呑みにするのではなく、そこから学び・参考にするということが重要なのだと思います。毎回のドイツ報告から何を思い見通していかなければいけないのか、今後とも考えていきたいと思います。

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