インド報告3

 アグラにやっと着いた私たち(総勢6名)は、まず昼食です。インド料理初日は、伝統的なインド料理を食べました。今回、事前に旅行会社の人にQ&Aを送ってもらいました。その中に、「Q:インドではすべての食事はカレーだと聞いているのですが、本当ですか?」その答えが「A:本当です。」だったのですが、今回のインドの旅ではそれを思い知らされました。ただ、今回利用した飛行機会社は、昨年末直通便が飛ぶようになったANAでしたので、幸い機内食はカレーではないものが選択できました。そこで、初体験が、初日の昼食だったのです。

 私は、からいものが苦手で、特に唐辛子系は苦手で、普段あまりインド料理やタイ料理、韓国料理は頂きません。私の園がある近くに在日インド大使館や在日インド公邸があるために、インド料理屋が多くありますが、私は一度も行ったことはありませんでした。ですから、「ナン」という食べ物といろいろなカレーという以外は、あまりよく知りません。このナンは、最近給食でも出るそうです。そのナンと、ほかに、小さい器に4種類のカレーと、私たちは、よくタイ米と呼ぶこともあるインド型イネと呼ばれるインディカ米と、デザートとサラダとラッシーという飲み物です。

 ここで、問題がいくつかありました。まず、事前にいろいろな人に注意されていたのが、日本人はお腹が弱いので、「生の食べ物には気を付けるように!」「水は決して飲まないように!」「サラダにすいている水滴に気を付けるように!」「氷の入った飲み物は飲まないように!」ということで、サラダがおいしそうでしたが、今回一度も生野菜を食べないようにしました。ただでさえ日本人は菌に弱いと言われているので、事前情報のほとんどは食に関することでした。しかし、事前のもらっていたQ&Aでは、「Q:よく下痢をすると聞きますが?」「A:おなかをこわす方の大半が“食べ過ぎ”による消化不良です。インド料理は思いのほか油を使っており、日本人には消化しきれないようです。腹八分目ではなく腹五分目くらいでちょうどよいかと思います。」

 とはいえ、本当に日本人の清潔感はすごいですね。園児に、小さいころから英語を習わせているあるお母さんに何で習わせているのかを聞いてみると、「これからの時代は、世界の中で仕事をすることが多く、わが子にはグローバルな世界で活躍してもらいたいのですよ!」と答えたので、私は「これから経済をリードするのは、たぶん中国とかインドになる可能性があります。中国とかインドで活躍する子にしたければ、いまから菌に強い子にしておいた方がいいですよ!」と助言しました。今回のインドでは、今後インド経済が大きく発展するであろう予感と、それらの国々と一緒に仕事をするのであれば、菌だけでなく、清潔、騒音、あらゆることにたくましくないと、ただ英語だけが話せても意味ないことを実感しました。

 ということで、インド料理ですが、もう一つ事前に言われてきていたことが、「左手は不浄の手とされています。左手で食べものをつまんだりはしません。」インドの店で周りの人を見ると、みんな右手だけで食べています。まず、ほとんど手づかみで食べていますので、清潔と同じように、手づかみ食べを行儀悪いと教えられてきた子は、インドでは食事はできないかもしれませんね。意外と片手での食事は大変でした。例えば大きいナンをちぎるときにも、片手でちぎるのは大変でした。

「行儀」とは、その国の習慣によるものが多いので、きちんと日本の習慣を知ってもらうのはいいのですが、叱ってそれだけをするように言うのは、なんだかおかしいですね。