運動会の考察13

 園では、行事の時に子どもたちにお土産を渡すことがあります。それは、参加賞という意味があるのでしょうか。地域の運動会では、景品がたくさんでます。私の住まいの地域では、子供会の運動会があり、そこに大人も大勢出るのですが、競技が終わって、退場するたびにいろいろな景品をもらいます。それは、洗剤であったり、ラップやアルミホイール、スポンジ、洗剤など家庭用品が多いです。子どもだけの競技の時には、お菓子が中心です。運動会が終わって帰るころには、紙袋には、たくさんの景品が詰められています。

 学校の運動会では、もちろん何もありませんが、はっきりしませんが、私の子どものころは、ノートとか鉛筆をもらったような気がします。もしかしたら、1位から3位までの賞品だったかもしれません。腕に順位によって色の違うリボンをつけたのは覚えているのですが、順位によって商品が違っていたかは定かではありません。オリンピックなど様々な競技大会では、順位によってメダルをもらいます。また、競技会によっては、優勝者はトロフィーとか楯をもらうことがあります。そのイメージか、幼稚園、保育園向け保育カタログには、運動会特集としてメダルとかトロフィーが掲載されています。私の園でも、20年位前に、メダルをあげたことがありました。確かオリンピックが開催された年で、メダルラッシュと言われるほど日本人が活躍して、子どもたちがメダルに興味を持った年だったような記憶があります。

 子どもたちは、メダルをもらうと大喜びで、宝物のように大切にするのですが、いつの間にかそれはガラクタになってしまうことがあります。そこで、この景品も、後々も何かに使えないかと考えました。ちょうどそのころ、メダルを自分のところで簡単に作れるような道具が販売されていました。そこで、子どもたちの顔の写真でメダルを作り、そのあと、キーホルダーになり、カバンなどにつけられるようなものを作ることにしました。それを、運動会の後で、子ども一人ずつ表彰台に上ってもらい、そのメダルを首に「よく頑張ったね」などの声をかけながらかけてあげることにしました。それが、いまだに続いています。この表彰式は、時間をとることもあり、職員の間で必要ないのではないかという意見もありました。後で、メダルだけを渡せばいいのではないかというのです。しかし、メダルはお土産ではありません。みんなの前で、その頑張りをたたえるためです。ということで、忙しいのですが、皆の前で渡すことをしています。

 保育業者のカタログの運動会特集には、そのほかに「おみやげ」のコーナーがあります。そこには、「ボール」とか「なわとび」など家庭で運動をするもののほか、文具である「自由画帳」や「クレヨン」「折り紙」などが掲載されています。私の園でも、数十年前までは何かしらのお土産を渡していました。それは、小学校で渡していたような参加賞という意味もありました。また、頑張ったごほうびという意味合いや、プレゼントということや、園の宣伝という効果もあるかもしれません。それは、運動会だけでなく、他の行事の時にもいろいろなものをお土産として渡していました。その時には、記念品ということもあります。そのように、いろいろな機会に子どもたちにお土産を渡すことがあるのですが、私の園では、数年前から、いわゆるお土産として何かを子どもたちにあげることを見直し、特に使い捨てのようなおもちゃのようなものとかお菓子などを渡すのはやめにしました。その行事に関係するような、テーマに関するようなものを渡すことにしました。そこで、運動会では、子どもの写真のメダルだけです。