8月16日の岐阜新聞に「1000年以上の歴史を誇る美濃焼で知られる岐阜県多治見市。今、日本一暑いまちとして注目を集めている。食ではうなぎが名物だが、ほかにないものか?」という記事が掲載されていました。毎日暑い日が続き、食欲もなくなる今日この頃、何かおいしいものでもないかと探していたら、こういう記事にぶつかりました。そのおいしいものとは、真夏を涼しくする和のスイーツで、「たじみのブルーベリー大福」だそうです。白い餅の中に紫色のあんとブルーベリーが丸ごと何粒も入っていて、大福餅からブルーベリーのいい香りが漂い、ひんやり冷たい餅は柔らかく、口の中で、冷えた生のブルーベリーがはじける食感だそうです。そして、あんの甘みと果実の酸味が溶け合い、ほどよい甘さが染み込んだ餅皮が、口の中で溶けてなくなったという記者の感想です。
このブルーベリー大福は2007年から発売されているそうですが、この食感を読むと「いちご大福」を思い出します。このいちご大福は、昭和後期になって登場した新しい和菓子で、当時、不思議な組み合わせで私もずいぶんと食べたものです。この菓子の由来について、よくあるような本家争いがあるようです。老舗の一つである「とらや本家」は1985年(昭和60年)頃に自社で開発したと主張していますが、「製法が外部に流出するのを恐れて特許などの申請を行わなかった」ということで、現在、いちご大福の製造法の特許を保有しているのは、「大角玉屋」です。この店のHPによると、元祖いちご豆大福は、昭和60年に、当時、大福の中にいちごを入れるなんて誰も思いつかなかったところ、大福にいちごを入れたらおもしろいかもしれない!と、三代目・大角和平は発案し、作ってみたら、これがなかなかの美味。ということで、女性を中心に人気商品になったとのことです。
もともと、大福とは餅皮を薄く、小豆でできた餡を包んだもので、丸くふっくらしている様子がウズラに似ているので、当初はうずら餅とも呼ばれました。または、うずらの腹がふくれていること、食べると腹がふくれるので、「はらぶと餅」とも呼ばれていました。のちに「腹太餅」を「大腹餅」に書換えられたのですが、この「大腹」という字より、「大福」 の方が縁起がよいということで「大福餅」となったそうです。そして、この餅は、和菓子屋で売られていたのではなく、1780年頃は夜にこの大福餅を売り歩 くことが流行し、人々は冬の寒い夜などはそれを鍋で焼いて食べました。また賀寿の餅として大福 餅の上に「寿」と紅で記して賀寿当人が親戚への配り物としても利用されました。
この餡の代わりに、イチゴをはじめとして果物を使った大福が何種類か売り出されています。ブルーベリー大福のほか、栗大福、オレンジ大福、ピーチ大福、メロン大福などがあるそうです。「まるごとみかん大福」は、「秘密のケンミンSHOW」でも紹介されていましたが、愛媛みかんが丸々入った大福です。私は、夏ミカン大福を頂いたことがありますが、とてもおいしかったです。
また、中身が果物でないものを多く出回っています。小豆餡の代わりに梅の甘露煮が入っている「梅大福」、小豆餡にコーヒーの風味を付けたものや生クリームが入っているもの等がある「コーヒー大福」「カフェオレ大福」「モンブラン大福」、小豆餡の代わりにマロン・クリームが入っている大福、小豆餡の代わりにプリンのクリームが入っている「プリン大福」、ティラミスのクリームをコーヒー味の餅でくるんだ「ティラミス大福」、ここまで来ると、なんでもOKですね。しかし、歳を取ってくると、やっぱり中身は餡子に戻ります。
いちご大福の登場はよく覚えていますが、子どもながらに結構衝撃を受けました。今考えても、いちごと大福を組み合わせるという創造力はすごいと思います。その前に発売されている雪見だいふくがかなり影響を与えているのではと勝手に思っていますが、とにかく新しいものを生み出す際の考え方のヒントがいちご大福にはつまっていると思います。でも餡の美味しさでいえば、普通の大福がやはり一番好みです。
決して甘党ではありませんが、いちご大福だけは好きですね。餅の甘みといちごの酸味が絶妙な味のハーモニーを奏でてくれます。いちご大福は簡単に手作り出来るようです。いちごは子どもたちの大好物ですから、園の手作りクッキングにぴったりですね。子どもたちのアイデアでいちご以外の果物をあれこれ入れてみて、どんな味になるか試してみたら面白いかも。
「ブルーベリー大福」と目にした途端に唾液が出てきました。ゴックンして今回のブログを先に読み進めました。大福餅を口にすることはめったにありません。嫌いなわけではなく食する機会に恵まれていないだけでしょう。それにしてもいろいろさまざまな「大福」があることに感心致しました。いちご大福は頂いたことはありますがそれ以外は???。「大福」のもともとが「腹太」や「大腹」で縁起を担いで「大福」!なるほど。この大福餅に関わる江戸時代の風習は興味深い。寒い夜に鍋で焼いて食べる?餅は焼いて食するととてもおいしいので大福餅も焼いて食べると香ばしくお米の味を感得できるかもしれません。いつかは試してみたいですね。「いちご大福」、確かに旨い。しかしその旨さの背後に「本家争い」。甘さに苦さが混じります。
いちご大福を初めて食べたのは、おそらく幼稚園の頃だったと思います。その頃、菓子は好んで食べませんでしたし、今は大好きな餡子も特別好きではなかったので、当時の私にとっての初めてのいちご大福は、あまりにも美味しく、かなり衝撃を受けました。岐阜県の「ブルーベリー大福」など中に果物が入っている大福は、個人的にとても惹かれますが、プリンやティラミスが入っている大福・・・おそらく美味しいとは思いますが、そのまま食べた方が美味しい気もします。ただ話題としては、注目を浴びるかもしれませんね。
いちご大福は最初その取り合わせに奇妙さを感じ、中学生になるまで手をつけたことはありませんでした。しかし、周りがおいしそうに食べるのと自分のお腹がすいていたということもあって、一つ食べて見るとそのおいしさに驚いたのを覚えてています。それにしても「コーヒー大福」「カフェオレ大福」「モンブラン大福」ですか、似たようなものを食べたことはありましたが、確かにおいしかったです。しかし、やっぱり最後はきっと「いちご大福」が一番おいしく感じるように思います。