野菜

よく、話題になりますが、「スイカは野菜か」ということが職員の中で話題になっていました。それは、ある職員がテレビで「スカイの種が入らないで切りわける方法」を放映されていたのを見て、そのやり方を他の職員に話していたことが発端でした。今、梅雨が明けて毎日暑い日が続きますが、そんな時には、果物と言えば「スイカ」が欠かせません。そこで、そんな話題になったのですが、私は、大まかに言うと、草は野菜で、木は果物じゃないの」と言い、「いわゆる1年で枯れてしまう1年生のものは野菜で、次の年までその木が残っていて、そこに実をつけるものが果物だと思うよ」と言ってはみたものの、自信はありませんでした。というのはじゃあ、メロンは?」「イチゴは?」と聞かれるとわからなくなります。先日、朝日新聞のコラム天声人語に、こんなことが書かれてありました。
「トマトは野菜か果物か、という古い論争がある。往時の米国でのこと、輸入野菜には10%の関税がかかるのに、果物は非課税だった。業者がトマトも果物だと訴えると、「デザートにならない」との理由で退けられたという。近刊『極楽トマト』(講談社)で知った。サラダにしたり、小エビを詰めたり、なるほど、赤い実の役どころは前菜か付け合わせのようだ。蒸し暑い夕には、うんと冷やしたのに塩をふるだけでいい。」
 そういえば、最近、フルーツトマトという品種もあり、食事の後にデザートとして出てくることがありました。それは、たぶん、植物的にどっちではなく、フルーツ感覚で食べるかどうかの気がします。
 そう考えると、野菜か果物かという区別というより、どんな感覚を持ってそれを食するかという感覚の問題のほうが重要な気がします。そこで、一般的に果物として食されているが、実は野菜に分類されるものを、農林水産省では「果実的野菜」として表記し、野菜で扱います。例えばメロンやスイカ、イチゴの様なものです。また、逆に果物でありながら、野菜として食べているものもあります。それを「野菜的果実」というようです。たとえば、調理の面から言うと、柚子・すだち・レモンなどや、果物は実が熟した食頃に収穫され、食べられる物と言うとしたら、未熟なパパイヤ・アボカド等は野菜的果実と言えるかもしれません。
農学(果樹学)から見た場合は「収穫しながら永年作物として育てることができる」ものを果物に分類しますので、海外では、トマト(ミニトマト)を果物として認識している国もあります。逆にパイナップルとバナナは多年生草本植物となっており、栽培の仕方によっては野菜と見ることもできるようです。食べる人の意識(甘さで決めるとか、生で食べるのが果物、火にかけたりドレッシングなどで食べるのが野菜などで分けたり、タネを食べられないのが果物、タネごと食べるのが野菜など)・作る人の意識・農水省の定義・農学と植物学などからの分類があるので、どちらかであるかという議論は意味がないことになります。
 嫌いな子供が多いのが野菜で、そうでないのが果物だという人もいますが、どちらに分類するかに関係なく、私はどちらも体が定期的に欲します。

野菜” への5件のコメント

  1. 俗に梅雨明け10日といいますが、一気に夏の陽気になってきました。スイカがおいしい季節です。昨日もいただき物のスイカを食しました。スイカは夏の風物詩ですね。このスイカ、栽培者側の分類だと野菜になります。試験研究の世界では草木のものを「野菜」、木になるものが「果樹」と分類されます。ハクサイ、キャベツだけでなく、トマト、メロン、イチゴも野菜になります。ところが、利用者側の視点だと、野菜とは畑に作って副食にするもので、加熱、漬けるなどの調理や味付けが必要なものと定義されます。果物は植物の果実で、間食にすることが多くて、甘みや酸味があって味付けの必要がない。ここではスイカはもちろん果物とみなされます。結局、生産者と消費者では大きく分類が異なるということです。

  2. 「スイカは野菜か、それとも果物か」という議論は、「バナナは果物か、それともおやつか」という議論に似ている気もします。それはおいといて、業者がトマトも果物だと訴えると「デザートにならない」との理由で退けられたという話はなかなかすごいですね。果実的野菜とか野菜的果実とかもそうですが、大人の事情が絡んでくるとずいぶんややこしくなります。まあ私の感覚ではスイカは果物で、トマトは野菜です。野菜か果物かには関係ありませんが、こんな風に結論づけるのが難しく、どっちともとれるような問いは、その曖昧さがなんだかいい感じです。

  3.  野菜と果物の区別で私の中ではブログにも書いてある「木に実をつけるのが果物で、それ以外は野菜」と区別していましたが、確かにメロンやスイカ、イチゴはどうなのか?となります。ただトマトは私の中では野菜に分類されますが・・・。それよりも野菜も果物も「果物的野菜」「野菜的果物」の二つに分類されるのは初めて知りました。しかし日本の中でどちらが野菜でどちらが果物かという議論をしていますが、海外で見ると酢豚のようにパイナップルが入っていたりなど、明らかに果物でも火を通して調理して、おかずとして出ます。藤森先生のように、分類にこだわらず、その時に体が欲した物を食べるのが一番気軽です。

  4. スイカが美味しい季節になりましたね。園の昼食にデザートとして供されるとスイカの赤いところが完全になくなるまで、すなわちウリの皮のような色合いになるまで食べてしまいます。トマトも美味しい季節ですね。最近はミニトマトが食卓に上ることが多いですが私としては大ぶりのとまとをガブリと頂きたいほうで、ミニではちょいと物足りない。冷えたトマトのなんと美味なことか。ところで前者は果物、後者は野菜、という認識なのですが、食べる時はこのことを意識したことはありません。あらためて野菜?果物?と問われれば???です。分類することにさほどの価値を見出せない市井の私は、まぁどっちでもいいんでないの・・・といい加減を決め込みます。両方とも「植物」。それくらいの認識でご勘弁。私は「動物」には好き嫌いはありますが「植物」は好き嫌いはなく何でも食べます。よって果物?野菜?の別は私にはあまり意味をなさない今日この頃です。何だかよくわからないコメントです。

  5. 確かに厳密にどちらが果実で、どちらが野菜かというのはなかなか難しいものですね。私がまだ小さかったときに「スイカは野菜なんだよ」と教えてもらったときに純粋に驚いたのを思い出しました。作る側の意識や農学や植物学など尺度はそれぞれなのでどちらという議論は確かに意味のないことなのかもしれませんね。しかし、「1年で枯れてしまうものは野菜で、次の年までその木が残っていて、そこに実をつけるものが果物だ」というのは実に信憑性のあるものだと思いました。

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