今朝早く

今朝早く、テレビを見たでしょうか。夜中と言える午前3・00から午前5・00に、日本テレビを見ていた人は、日本全国で平均30・5%だったそうです。それは、もちろん、サッカーの第19回ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会第14日の日本対デンマークの試合があったからです。前回の06年W杯ドイツ大会の時、同じ時間帯で行われた日本対ブラジル戦の時は、視聴率22・8%でしたから、それを大きく上回る驚異的数字だったようです。また、瞬間最高も午前4時58分、後半25分に日本が2―0でリードしている場面で41・3%だったそうです。人の心理としては、負けていると見る気がしませんが、勝っていると見ようとします。また、今回のために練習試合で負けが続いた時には、岡田監督へのバッシングは相当なものでした。それが、勝ったとなると、突然、賞賛に変わります。人というものはかってなものですが、仕方ないかもしれません。
しかし、野球の優勝の時も同様ですが、うれしいのはわかりますが、東京でいうと、あの渋谷での大騒ぎはちょっと行きすぎの気がします。公衆の場で、人に迷惑をかけるのはやめてほしいと思います。また、今回、あったかわかりませんが、闘う相手に対する悪口や中傷もやめてほしい気がします。また、闘うときにも、昔から言われるように、正々堂々と戦ってほしいともいます。
その点で、今回対戦相手になったデンマークは、非常に優れている国のようです。事前のテレビで放送されていましたが、デンマークは、対戦相手に対する思いやりが深く、サポーターも必要以上には騒がないそうです。また、サッカーの危険行為に対する忠告として出されるレッドカードを出される率が非常に少ないようです。それがなぜかというと、デンマークが生んだ偉人アンデルセンの童話を小さいうちから聞かされているからだと言っていました。子どもたちのアンケートで、アンデルセン童話の中で何が一番好きかという問いに対して、「親指姫」が多いそうです。親指姫という話は、みんなの協力、思いやり、恩返しによって姫が幸せになるというストーリーで、その話からから、人に対する優しさが育まれたと言われています。
デンマークという国は、は大きく分けて、ドイツの北に延びるユトランド半島の東側に位置するシェラン島を中心にあまり大きくなく、人口は約 543 万人といわれています。この国が、フィンランドと並んで、よく福祉教育に取り上げられます。私も、かなり昔ですが、福祉や保育の実態を見るために行ったことがあります。シェイクスピアの戯曲「ハムレット」の舞台として有名な城であるクロンボー城に合間を見て一人で行ってきました。その時の列車の中のことを以前のブログで書きましたが、「犬可」という車両に乗り込んで感じたのが、福祉は障害者やお年寄りに優しいというだけでなく、犬を連れていようが、自転車に乗っていようが、乳母車を押していようが、それらが町を歩いたり、列車に乗ったり、店に入るときにハンデにならないようにすることだということを知りました。
家族を大切にし、個人を大切にするデンマークでは、専業主婦はまれで、女性はたいてい仕事を持っています。しかし、育児休暇中は日本と同じ1年間の保障で、その後は仕事に復帰します。しかし、原則として医療費はだれでも無料で、入院も、出産を含めて一切お金がかかりませんし、学校の学費は大学に至るまで無料です。その代わり、所得税は、個人収入の49.5%、消費税率は25%です。それでも、将来に対する夢と自信を持っている若者の率が、日本の若者が5%であるのに対して、デンマークは60%と非常に高くなっています。きっと、情緒が安定しているのでしょう。