新しいデザイン

 先日、千葉に行くときに錦糸町という駅で快速に乗り換えるためにホームで待っていると、ビルの谷間にいま建設中の「東京スカイツリー」が見えました。
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私は、あまり千葉の方には行かないので、意外にもこのタワーを見たのは初めてです。ずいぶんできてきているのにびっくりしました。この東京スカイツリーのホームページは、新しいWEBデザインを感じます。というのは、基本的にどのページも映像なのです。
 まず、現在の高さが大きく表示されます。2月6日現在で289mだそうです。最終的には634mになる予定ですので、大体45%ほど出来上がった勘定になります。無料でダウンロードをすれば、自分のパソコンで、東京スカイツリーが建設される様子や現在の高さ、最新情報などが見られるデスクトップツールがあります。興味のある方は、パソコンを開くたびに、刻々と出来上がっていく姿を毎日眺めることができます。そして、WebTVでは、「東京スカイツリー特報」として東京スカイツリーの概要、デザイン、新しいまちづくりをはじめ、展望台からの壮大な眺望、隅田川を望む豊かな周辺環境、2005年のプロジェクト発足から現在に至るまでのハイライトや最新情報などを鮮明な動画で見ることができます。そして、「東京スカイツリーのまち」として、古くから人々に愛されてきた江戸の下町風情や四季折々の行事をはじめ、隅田川に架かる吾妻橋や駒形橋などの美しい橋の数々など、東京スカイツリーが建設されるまちの風景を見ることができます。そして、「Web Cam」では、建設の様子を、ウェブカメラの映像で見ることができます。
このタワーの最高高さについては、いろいろと面白いいきさつがあります。プロジェクト当初では、約610mでした。しかし、この高さですと、世界各地で高層建築物が計画、建設されているなかで、自立式電波塔として世界一にはなりそうにないということで、634mに変更しました。なんで世界一にならなければならないかというと、この東京スカイツリーは五重塔の心柱制振など古来の技を日本の最新技術で再現しているため、世界一となることで注目度が高まり、日本の文化や技術を世界に知ってもらおうという考えです。
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また、なんで中途半端な634という数字かというと、このように説明しています。「武蔵とは旧国名の一つで、東京、埼玉、神奈川の一部を含む大規模な地域を指します。このタワーが立つエリアは、歴史をひも解くとかつては武蔵の国でした。タワーからは武蔵の国を望むことができ、展望台に登ると目の前には、いにしえの風景がよみがえり、江戸の東、東京の東という歴史性や地域性に思いを馳せることができます。そこで、「634=むさし」という響きから、地域性や日本文化を想起させよう」という狙いのようです。
このタワーの基本コンセプトは、「下町~東京~日本へ広がる地域性」「江戸~現代~未来へつながる歴史性」「地球にやさしく環境時代にふさわしい象徴性」です。そして、カラーコンセプトとして、富士山の頂き・下町の心意気を示す纏(まとい)・お祭の幟(のぼり)などに使われ、日本的な潔さ・神聖さを想起させ、日本人の伝統的な美意識に通じる色としての白を基調に、藍染職人の技法に倣い、白に青みを加えています。また、白の語源は「シル(知)」・「シルシ(印)」であり、古くから他からの差異をはっきり認識させる色、シンボル性を想起させる色としています。
また、1日毎に交互に現れる新しいスタイルのライティングは、江戸で育まれてきた心意気の「粋」と、美意識の「雅」という2つのオペレーションで、「粋」の姿では、隅田川の水をモチーフとした淡いブルーの光で照らし、「雅」の姿では、構造体を衣に見立て、江戸紫をテーマカラーとし、金箔のようなきらめきのある光をバランスよくちりばめるようです。
江戸は、今や新しいデザインです。

新しいデザイン” への4件のコメント

  1. 東京スカイツリー、完成が今から楽しみですね。購読している日刊紙の都民版に毎月建設中の同塔の写真と高さが掲載されています。「コレクター」の私はその記事をハサミで切り取りスクラップブックに収納しています。回りの風景と共に写し出されますからだんだん高くなっていく過程を観ることができとても興味深いですね。さらにこのタワーに関する記事も同様にスクラップしています。東京にいるからこそできることです。さて、今回のブログに「五重塔の心柱制振」の情報がありました。同日刊紙に設計士のインタビュー記事が掲載されていました。考え抜いた末の結論が法隆寺五重塔の「心柱」構造とのこと。スカイツリーの壮大さもさることながら「法隆寺五重塔」と結びつく時系列の遠大さに驚嘆しました。今回のブログ掲載の写真は共に晴天のうちに撮影されていることがわかります。美しい。

  2. 東京スカイツリーのHP見ました。634mの高さもさることながら、その設計コンセプトが素晴らしい。断面の形が足元は正三角形で、上に上がるに従って円形に変化するなんてすごい!日本古来の「そり」と「むくり」を現代建築的に再現したとてもユニークで理にかなったデザインです。まさに「時空を超えたランドマーク」というテーマにふさわしい。完成が楽しみですね。東京の人ならずとも、ぜひ一度見て、登って体感してみたいものです。

  3. 東京はいろんな建物が次々に建ちますね。世界一の高さが本当に必要なのかはよくわかりませんが、技術を伝えるなどのメッセージはよくわかります。こうしたメッセージ性のある建物は注目してしまいますね。私たちの園にはどんなメッセージがあるだろうか?はっきりしていないなら、それを作り出さなければいけないのでは?と思わされました。

  4.  スカイツリーが完成するとしばらく、東京はより大勢の人が観光でいっぱいになるのでしょうね。600メートルの高さから見下ろす東京の街並みをいうのはどのように映るのか、本当に楽しみです。一度は見てみたいです。日本の伝統の技術を世界にアピールし、コンセプトが過去から現代、そして未来へつなぎ、タワーの顔となる外観も色使いやデザインも江戸をイメージしているなど、何処と無く海外を意識してきたデザインと比べると、確かに今までに無い新しいデザインなのかもしれません。

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