2010年02月07日 [近頃思うこと]
冬の夜
ここ数日は、東京では寒波が勢いづいて、寒い日が続いています。先日、立春は冬と春の分かれる節目の日である「節分」が終わり、その翌日が「寒さがあけて春に入る日」いわば春の初日である「立春」でした。このように、暦の上で春になった途端に寒波が勢いづき、新潟、富山を中心に日本海側の山沿いでは大雪となっているだけでなく、雪雲は太平洋側でも覆っているようです。仙台で5cmの積雪(昨日正午)、名古屋周辺や北関東の平野部などでも、一部で雪となりました。これは、強い寒気が通過している最中に、雪雲に発達したからのようです。ニュースを見ると、アメリカでもワシントンなど北東部が、寒波に見舞われているようです。しかし、なかなか思うようにいかないのが「自然」です。北アメリカ大陸の西部には、まともな寒波はあまり来ていないようで、五日後、冬季オリンピックが開幕するカナダのバンクーバー周辺では、モーグルやスノーボードなどが行われる標高の低い会場は雪不足だそうです。しかも、この先、開幕まで寒気らしい寒気はやってこないようですし、開幕後も、少なくとも1週間は、まともな寒気は来ないようなので、足りない雪は人工雪を降らせないとならないようです。
そんな寒い冬ですが、最近、私は夜帰るときに1時間くらい歩いています。大体目安として1日1万歩としたら、そのくらい帰りに歩かないとその歩数にならないからです。そんな時に寒い半面、冬の星空はとてもきれいです。冬の大三角形をはじめとして明るい星がいくつも夜空を飾ります。それらの星は、このブログによく登場する星々です。星座も、オリオン座をはじめとして、すばるなど東西ともに有名な星座も並びます。
その中でひときわ明るい星が、おおいぬ座の1等星「シリウス」で、マイナス1.4等と,全天で最も明るい恒星で、東京でも容易に見つけることができます。シリウスの語源はギリシア語の「焼きこがすもの」という意味ですが、まさに天を焦がしているようです。この明るさは、太陽の数十倍も明るいのですが、それだけでなく、地球に近いということが明るく見える理由です。その距離はわずか8.6光年で、太陽系からの距離ランキングでは第6位,肉眼で見える恒星としては第2位です。
先日、千葉の九十九里町に行ってきました。この町は、房総半島の外房にあるのですが、南端にある布良(めら)の地名に由来した冬に見える「布良星」という星があります。それは、この布良町より南に行かなければ見ることができない星という意味でしょうか、関東地方では水平線ぎりぎりに出現するという特性があり、古くから沿岸漁業を生活の糧としてきた人びとにとっては、まれに見ることのできる怪しげな星として、あるいは遥か南方の沖合を意識させる星として捉えられてきたようです。
実は、この星は、カノープスと呼ばれ、-0.7等の白い恒星で、その明るさはシリウスについで恒星として全天で2番目に明るい星です。しかし、北半球ではあまり高く昇ることのないため、南の地平線すれすれに現れる奇妙な赤い星として知られるようになりました。カノープスは優秀な水先案内人であるギリシアの船乗りからとられた名前です。中国ではこの星を、「南極老人星」や「寿星」と呼んでいます。南極老人とは、日本の七福神の寿老人あるいは福禄寿の元になった神様で、長寿をつかさどるとされてきました。そのため、この星を見ることは縁起がよいとされ、特に、一目見ると寿命がのびるという話です。
東京ではほとんど見ることができないかもしれませんが、関東以南に行ったときに、ぜひ見つけたい星です。
投稿者 fujimori : 2010年02月07日 21:52
コメント
東北生まれですが東京の寒さを実感しています。風も冷たく今日は突風が時折吹きすさぶ一日でした。夕方家族で帰宅途中、南東の空をみやると「シリウス」そしてその手前に「オリオン座」。昨年の暮には夕方の西の空に「木星」がありました。今は夕方東の空に「火星」です。今日のように空気が澄んでいると東京でも星を眺められます。星にさほど関心のない家内や息子にも「あれが、シリウスで、こっちが火星」と示します。「ふぅ~ん」という当然の反応を返してくれます。まぁ、それでいいのですが。「カノープス」。りゅうこつ座のマイナス等星。私が住んでいる住宅の屋上からなら見れるからもしれません。今度トライしてみようと思います、「星座早見表」を片手に。「シリウス」を観るたびに宮崎駿監督作品『風の谷のナウシカ』の「シリウスに向って飛べ!」というナウシカの台詞を思い出します。
投稿者 toshi1224 : 2010年02月07日 23:07
暦のうえでは春ですが、ほっと一息つけるような暖かさになるのはもう少し先のようですね。2月の天気ですが、自分の記憶にある2月とは少し違っていて、寒さの質が年々変わってきているように思います。今の子どもたちのもつ冬の印象と自分のそれは、差が大きいんだろうと思います。
昨年末に星座早見表を購入し子どもと夜空をながめたりするのですが、オリオン座のような星以外はあまりわかりません。そんな状態なのでカノープスを発見するのは難しいでしょうが、一度でいいので見てみたいものです。
投稿者 あいやま : 2010年02月08日 07:38
「おお~今夜は星がきれいだ」という満天の星空を見ても、悲しいかな、どれがシリウスでどれがカノープスか分りません(笑)。せいぜい北斗七星かオリオン座ぐらいで意外に天文音痴かもしれません。仮にも臥竜塾の塾生を名乗るのであれば、星座早見盤を買って、星空を眺める習慣を身につけなければ。今度山へ泊りで登るときに、山頂からじっくり観察してきます。
投稿者 yamaya49 : 2010年02月09日 05:47
本当に寒い日が続いています。とくに朝の出勤時は厚着はもちろんのこと帽子、手袋、マフラーは必需品です。ブログにも書いてありますが、日本海側は雪は凄いですね。数年前までは雪不足で暖冬と言われていましたが、見事に覆した感じです。それに比べてバンクーバーは雪不足で困っていますが、人工雪を降らせてしまうと、選手は感覚が鈍るような気がします。
よく夜空を見上げて星を見ますが、オリオン座しか見つけることができません。冬の大三角形は小学校の時に習ったような気がしますが、今では正直覚えていません・・・。明日、保育園にある図鑑で時間を見つけて調べてみようと思います。
投稿者 Sasuke : 2010年02月10日 00:13