疲労2

私は、最近週末は地方へ講演に行くことが多のですが、それは、脳を切り替えるのにとても役に立っています。また、出先では、もし時間があったら出来る限り歩くことにしています。しかし、東京に比べて、地方では歩かないことが多く、すぐに車で移動しますね。せっかく空気もきれいですし、緑も多いので歩けば気持ちがとても癒されます。また、ブログを書くのも脳の切り替えにとても効果があります。講演もそうですが、考えることは保育のことが多いので、1日のうち1時間くらいは違うことを強制的に考えるのが、ブログを書いている時間です。本当は、本を読んだり、音楽を聴いたり、絵を書いたりすればいいのですが、なかなかまとまった時間を取るのが難しく、その点ブログは日課になっているので、何とかその時間だけでも確保しようと工夫をします。また、少なくとも書いている間は違うことを考えようと、保育の話題から離れようとするのですが、どうしても子どものことが多くなります。それは、子どものことを考えることも嫌いではないからです。
昨日紹介したR25の中でも、好きなことならばできて、嫌いなことだとなかなかやる気が起きないというのも、脳の構造の問題だと書かれてあります。それは、感情系を司る大脳辺縁系は他の領域より強く、「やらなきゃ」と自分を律する思考系より、「快/不快」「好き/嫌い」という感情系が強く働いてしまうため、嫌いなことだとなかなか行動できなくなってしまうからのようです。
しかし、人は必ずしも好きなことだけをやることはできません。嫌いなこと、いやなことでもやるというように、理性によって感情を抑制できるのも人間なのです。そんな時には、こんなことをすればいいそうです。「“ちょっとイヤかも”くらいのことを積極的にやるということを繰り返し、“我慢はそんなにイヤなことではないよ”と脳に言い聞かせれば、徐々にイヤなことでもクリアできるようになる」そうです。やる気が出るためには、昨日のブログで紹介した「視線を動かす」「歩く」に加えて、「ちょっとイヤなことを我慢する」ことを実践するといいようです。
特にやる気や集中力を高めるには、脳神経外科医である築山節先生は、休んでいる脳のスイッチをオンにする必要があると言います。駅までの道のりを少し長めに歩いたり、エスカレーターを使わずに階段を上がるようにすると、血液が脳までポンプアップされて、頭がすっきりするのだそうです。また、口を動かすこと、声を出すことも脳のアイドリングには効果があるので、会社に着いたら元気よく挨拶し、ちょっと雑談を交わす。これで始業時間とともにバリバリ仕事を始めることができます。そして、朝早く起きるためには、当然、夜早く寝ることも大切。寝ている間は脳も休んでいると思われがちですが、実は、睡眠中は記憶の定着や思考の整理が行われています(大脳などは疲労回復のために活動を止めていますが)。なので、最低6時間くらいは眠ること。さらに、昼間は仕事のやり方にメリハリをつけることで、集中して仕事ができるようになると築山先生はいいます。脳が疲れてしまったら、単純な打ち込み作業や慣れている仕事など、それほど高度ではない作業を進めます。そうすると、脳の思考を司る部分が活性化し、やる気が出てきますから、そのときを見計らって高度な仕事をすればいいといいます。
このように、きちんと働く脳であるための基本は、早寝・早起き・適度な運動・整理整頓。これに加えて、3食きちんとバランスの良い食事をとること。バランスのとれた食事は、脳が必要とする様々な栄養を吸収すると同時に、生活のリズムを整えたり、よく噛んで脳に刺激を与えるためにも重要なのです。
私は、そんなことを意識しています。