掃除

 ブログで、雑巾がけの話題を出しましたが、小学校時代に雑巾がけをした人と、したことがない人がいるようです。私が小学生のころは、普段、教室の床を雑巾がけしていました。しかし、たいへんなのは、年に何回か、きれいに雑巾がけをして、それまでに積み重なっている油をきれいにふき取ります。その日は、用務員室の前に各クラス用にバケツに入った油が用意されていて、それを教室に持っていって、モップに浸して床に塗り広げます。その日だけは、前の方にあった一段と高くなった教壇も動かして、その下にも塗らないといけないのです。すると、床は、ピカピカに黒光りしてきます。ただ、そのあとは、とても滑るので、滑って遊んでいましたが。今考えると、それはワックスだったのか、何かの油だったのかはわかりませんが、匂いは油のにおいだったことは覚えています。
 昔は、拭く場所がいろいろとあり、その場所によって拭き方、拭くための雑巾、薬品を変えていました。今のように、どの場所にも、同じものを使うことはせず、変えていたのは、長い間の生活の知恵だったのでしょう。
 ガラスを磨くのも、新聞紙を水に浸けて、濡れた新聞紙を軽く絞ってガラスを拭きます。拭いた後は、今度は乾いた新聞紙でカラ拭きをします。そうすると、思っている以上にピカピカにキレイになります。それは、印刷インクがガラスの汚れを落とし、つやを出してくれるからのようです。また、使い終わった新聞紙は、そのまま捨てればいいので、子どもでも手伝うことができますし、読み終わった新聞を使うということで、リサイクルからエコの意識をつけるにもいいですね。
 最近少なくなってきましたが、昔は部屋の大半を占める床材に畳がありました。畳は、大方その上で過ごしますので、ずいぶんと汚れるものです。そこを掃くときには、埃が舞ってしまいますので、水に浸した新聞紙をちぎったものとか、使い終わった茶がらを撒いてから、それらと一緒に掃いていきます。畳を拭く時には、バケツ7分目ぐらいの水に、酢をさかずき1杯ほど入れ、そこに雑巾を浸し、かたく絞ってから拭くといいようです。酢は畳の黄ばみを取るのに効果的です。しかし、畳は水を嫌いますので雑巾は固く絞り、そのあとに乾拭きします。
 畳の代わりにフローリングが多くなりましたが、フローリングの床は米のとぎ汁で磨くと、ピカピカになります。とぎ汁の中のぬかの油がつやを出すそうです。そのほか、同じような効果を持つものに、古くなった牛乳もいいそうです。汚れが落ちて、ワックス効果もあり、環境にも優しく、もし子どもが舐めても安心なので、使うといいですね。そのほか、家の前や敷地内に犬や猫に糞をされたときは、糞を取り除いた後、お米のとぎ汁をかけておくと、糞の臭いを消してくれます。そうすることによって、次に糞をしなくなります。犬とか猫は、臭いがするところにまた糞をする習性があるからです。
 白木家具や木目家具や柱の汚れを落とすには、大根おろしを布につけながら、こするように磨くと手あか等の黒ずんだ汚れがきれいに落ちます。机にできた輪ジミは、マヨネーズをつけてすり込むようにしてから乾いた布でふくと、きれいに落ちます。マヨネーズは油と卵の黄身の効果ですが、卵の殻を使ってきれいにすることが出来るものがあります。それは、口が細くて、中に手が入らなかったり、スポンジを入れても途中が膨らんでいて、届かないようなビンを洗う時に、卵の殻を利用します。ビンの中に卵の殻1?2個を細かく砕いて入れ、水を3分の1程度入れて、瓶をよく振ります。するとビンの中がピカピカにきれいになります。ガラスのコップは、じゃがいもの皮で洗うときれいになります。急須や湯呑の茶シブは、スポンジに塩をつけて磨くとそのシブはきれいに落ちます。
 これから年末に向かいます。大掃除をするときに、昔の知恵を使ってみてはどうでしょうか。