広告

先週の15日、日本新聞協会から2009年度「新聞広告クリエーティブコンテスト」の結果発表があったことが報道されていました。今日、10月20日は「新聞広告の日」です。由来は新聞週間(15から21日)の中で覚えやすい20日を記念日にしようと、「日本新聞協会」が1974年に制定したものです。最近は、インターネットをはじめとするデジタルメディアが普及しつつありますが、まだまだ新聞などの紙媒体の影響力は大きいです。そこで、今日の新聞広告の日にあわせ、2002年から「新聞広告を広告する」ということで、新聞広告コンテスト」と題して実施していました。たとえば、2004年度の優秀賞は、「新聞広告だってモノを言おうぜ」ということで、人の顔の前面に「世界を前より平和にしたぜ」と書いた紙が張り付けたような絵柄でした。また、その翌年の2005年度には、「三行あれば何でも言える」というコピーが紙面の中心に書かれてあるものでした。
それが、2006年度からは新聞広告のクリエーティブ強化を目的に、若いクリエーターの方々に、新聞広告の可能性を広げるような独創的で斬新な作品を作ってほしいとの趣旨で年度ごとにテーマを設定して募集することになりました。新聞に結果発表が掲載された今年度のテーマは、「きずな」です。ここに、1465作品の応募があったようで、関心の深さが分かります。
最優秀賞に選ばれたのは、「さみしくなったら‥」ということで、自分のへそを見ている人物がシングル線で描かれてあります。そこに、「さみしくなったら、おヘソを見よう。」とあり、下隅に“あなたがひとりじゃなかったこと。思い出したら、きっと大丈夫。「実感しよう、絆」”と書かれてあります。なかなかいいですね。しかし、私は優秀賞を受賞した作品も好きです。ここには、「人生、何年生になっても“絆”を大切に。だいじょうぶ。友達100人なんていらないんだよ。たった一人の親友がいるだけで、“ひとりぼっち”から卒業できるはず。友情って。広さじゃなくて、きっと深さなんですね。」というものです。絆、友達というとみんなと仲良くなるとか、多くの人とつながらないといけないと思いがちですが、人の多さではないことは、子どもたちの保護者の人たちにも知ってもらいたいことです。このほかの今年の入賞作品は、優秀賞・学生賞「『一人暮らし』なんてウソでした。」、コピー賞「お隣さん」、「演歌な人生にも、ポップな人生にも、ロックな人生にも。」、「新聞受け」です。
これらの賞で、過去のものにもなかなかいいものがあります。「環境」をテーマにした2006年度の最優秀作品「エコ買い」は、今年でも十分と通じる内容です。大きく書かれた牛乳パックの面に「賢い主婦はスーパーで手前に並んでいる古い牛乳を買う」と書かれてあります。それはどういうことかが次の文章で分かります。「自宅の冷蔵庫に新しい牛乳と古い牛乳があれば、どちらから先に飲みますか?古い牛乳からですよね。賞味期限が過ぎて、棄ててしまうのがもったいないですから。しかし、スーパーでは新しい牛乳を選んで買っていませんか?新しい牛乳から売れていくと、そのぶん古い牛乳は売れ残ってしまいます。日本では、毎日約2000万人分の食料が、賞味期限切れなどの理由で棄てられています。できるだけ、売り場の手前にある古い牛乳を買いましょう。飽食や贅沢を見直すことで、食料輸送や焼却処分時の環境負担を減らすことができます。無駄を減らして、CO2排出量を減らしましょう。」
 広告から、自分を振り返ること、自分を見つめ直すことができます。