沖縄の菓子2

 このブログは、毎日書くことでネタを探すのは大変です。何を取り上げるかだけではいろいろと見つかるのですが、それを書くことで、最後どのような結論に持っていくかという見通しがなければ書き出せません。そのために、身の回りのいろいろなことに注意深くなります。普通でしたら見逃してしまうことも、注意深く見ます。最近の癖で、何かを見るたびに、これをブログで書いたらどういう展開になるだろうと考えながら見ていることが多くあります。
 また、ブログを書くことで、普段何気なく思っていることを確認するということがあります。これは特に子どもや保育に関することです。電車の中や園でいろいろと保育を考えることが多いのですが、それを文にあらわすことで忘れないように残すという役割があります。また、原稿を頼まれた時、改めて原稿を書く時間がないことが多いので、ブログにそのテーマで何回か書いておくと、それをつなぎ合わせるだけでいいので楽になります。突然、専門的な話題になるときブログのときは、たいていそういうときです。
 もうひとつ、普段は聞き流していることを、ブログを開くことではっきりと定義しようということができます。たとえば、昨日の「ちんすこう」というテーマも、改めてその意味とか、作り方を一度きちんと整理しておこうという趣旨があります。そんなことで、今日ももう一つの沖縄の菓子の「サーターアンダギー」を考察します。
 先日、沖縄に行ったときに「琉球村」に連れて行ってもらいました。ここは、「沖縄を見て感じる」というテーマで沖縄の文化・芸能・自然を見て体感できるテーマパークです。ですから、小学生たちが多分、総合的学習としてだと思いますが、メモ帳を首から下げて大勢来ていました。この村では、「工芸品を作る」「おばあと語る」「沖縄の文化を学ぶ」ということで、様々な体験ができます。そのひとつに「本格!サーターアンダギー手作り体験」というものがあり、文化財にも指定されている、園内の古民家「旧玉那覇家」の中で本格的な作り方を習って一緒に作ります。私たちは、時間がなかったので体験はしなかったのですが、ここでおばぁが大きな釜で揚げてくれたとっても大きく、握り拳くらいはあるサーターアンダギーを買って食べながら村内を歩き、お土産にもいただきました。
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サーターアンダギーとは、遠く中国から伝わったボール状の揚げ菓子で、低温の油でゆっくり揚げる際に、まず球状に表面が固くなり、そのあと内部の膨張に従って球状の表面が割れ、花が開いたように見えることから、結納や結婚などの祝いの席に出され縁起のよい菓子とされています。また、その形がまるで笑っているかの様で開口笑、開口球とも言われています。首里方言で「サーター」は砂糖、「アンダギー」は「アンダ(油)」+「アギー(揚げ)」で「油揚げ」、揚げ物を意味します。最初、地元の人が「砂糖天ぷら」と言っていて何のことかわからなかったのですが、その名の通り砂糖を多めに使用した球状の揚げドーナツだからのようです。
小麦粉に鶏卵、砂糖を混ぜ、適量を丸めて低温の油で数分間あげるだけでできるのですが、砂糖には沖縄名産の黒砂糖を使うことが多いようです。この黒砂糖は、昔は水牛が機械をまわして原料のサトウキビを搾っていました。ここ琉球村ではその作業を見ることができました。
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沖縄の菓子2” への6件のコメント

  1.  確かに毎日ブログの内容を考えるのは、とても大変なことですね。しかも毎日この量の文章を書くとなると…自分では絶対に無理です。しかし毎日とても勉強になるので、藤森先生にはとても感謝しています。
     さて、以前沖縄の料理の店で「サーターアンダギー」をいただきました。実は小さい時に母親に似たようなお菓子(ドーナッツですが…)を何度も作ってもらったことがあり、とても大好きなお菓子でしたので、見た瞬間に注文したのです。昨日のブログから今日のブログを読んで、なんだか沖縄料理が食べたくなりました。

  2. 普段何気なく過ごしていると気づかないことからでもブログを書くという行為を通して価値を見出すことは、実はすごく大切なことなんだと思えるようになりました。どんな人のどんな生活でも価値があり、それを価値のあるものと考えることができるかが重要なんだろうと思います。さらにそれを外の世界へ発信する姿勢こそ、学ばなければいけないところだと思います。ブログの内容もですが、このブログが毎日続いていることやブログに対しての藤森先生の考え方も、自分にとって貴重な学びになっています。

  3. 何はともあれ、毎日ブログが更新されることは誠に稀有なことであり驚嘆を通り越して畏怖の念すら覚えます。旅先の人・文物を緻密に探り、あるいは機内・車内の雑誌を渉猟しては情報を入手しブログに反映する。言うは安し、行うは難し、です。ブログの毎日更新には実に感服しもはや脱帽!参りました!!さて、沖縄の菓子の「サーターアンダギー」です。お砂糖を油で揚げたお菓子。なるほど「サーター」が「砂糖」。これは日本語の音に近いので納得。次の「アンダ」が「油」。「アンダ」と「アブラ」。「ア」は一緒ですが以降が違う。「アンダ」は元何語?「アギー」は「揚げー」で理解可能。「アンダアギー」が「アギー」の母音「ア」が脱落して「アンダギー」。「母音の階梯」。いわゆる古語に通じる言語現象。面倒臭いことはさておいて沖縄の菓子の「サーターアンダギー」は実にうまい!!!。

  4. 初めてご挨拶申し上げます。オオノと申します。
    いつも楽しみに読んでおり、こちらで取り上げられた本などを
    読んだりもしております。
    「おばぁ」という言葉の使い方について、少々気にかかったので、突然ながらコメントを寄せます。
    過日、沖縄にて現地のおばあさんに「おばぁ」と呼びかけました。
    こちらとしては、親しみを込めたつもりでした。
    しかし、「おばぁ」というのは、孫が「おばあちゃん」と
    呼びかける言葉にあたるのだそうで、身内以外が使うと、
    失礼になるそうです。
    テレビや雑誌などで、誤って広がってしまっているけれど、
    沖縄のおじいさん、おばあさんたちは、快く思っていらっしゃらない方もいるとのことです。
    些細なことで申し訳ありませんが、少しでもお伝えして、
    沖縄の方たちの気持ちが波立たないようになれば、と思い
    書き込みを失礼致しました。
    ブログの内容を探すのは大変でしょうけれども、密度が濃く、好奇心を刺激してくださる更新を今後も楽しみに読ませていただきます。

  5. オオノ様、お心遣い、ありがとうございます。本当に言葉は難しいですね。こちらは親しみを込めて言った言葉でも、相手には不愉快にとられることがあります。また、知らずに人を傷つけてしまうこともあります。私も、このブログではできる限り気をつけているつもりですが、知らずに傷つけることを言ってしまうこともあるかもしれません。
    今回の「おばあと語る」というイベントは、琉球村のパンフレットやHPの中で使われている内容で、たぶん、この村の親しみを表すための命名だと思います。ですから、この村では出会う人がみな方言で話しかけ、親しくいろいろと説明をしてくれました。

  6. このシルバーウィークは、後立山連峰を歩いてきました。稜線では早くも紅葉が…。秋も次第に深まってきています。さて、山からおりて、また臥竜塾ブログを楽しむ日々がまた始まりました。個人的な日記風のブログが多い中で、藤森先生のそれは多彩なテーマといい、深い洞察眼といい、5年の長きにわたって休むことなく毎日更新されていることといい、比類なきブログ界の王者ではないかと思います。藤森先生の思想や理念を少しでも自分のものにしようと拙いコメントを続けていますが、おかげで身近なことに興味を持ってその本質に迫ろうとする姿勢が少し身についてきたような気がします。沖縄のお菓子は食べたことはありませんが、素朴さと優しさを感じさせる味なんでしょうね。

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