地下鉄構内などにおいてある情報誌「R25」の今週号の特集に「やってない子を探す方が難しい!?イマドキの子どものゲーム事情」があります。最近、私の園の若い男性職員との話で、ゲーム世代だと思うことがあります。それは、たとえばレッドクリリフトいう映画の話で、三国志を話題にすると、意外とよく知っていて驚くことがあります。しかし、それは、本で読んだのではなく、ゲームでやったそうです。同じように、ガンダムでもアニメで知っているより、ゲームで知っています。いろいろな知識をゲームで知るようです。また、この夏休みにも観光地などで子どもの姿を見かけることが多かったのですが、そのほとんどがゲームをしている姿です。R25には、ゲーム人口が書かれてありました。「コンピュータエンターテインメント協会(以下、CESA)が発行するゲームに関する意識調査報告書『2009 CESA一般生活者調査報告書』によれば、男子は3~14歳で8割以上、女子は3~9歳で5割以上、10~14歳で約8割が家庭用ゲームで遊んでいるそうです(2008年調査より)。これを全人口に当てはめると、3~14歳のゲーム人口は推計で1025万人。想像以上の数です。」
この結果で、記事にも描かれてありますが、女子のゲーム参加率が意外と高いことにオドロいたとありますが、確かに、私も街でゲームをしている子を見ると、ほとんど男の子ですし、職員もゲームの話をするのは男性がほとんどです。しかし、90年代半ば~後半あたりから『パラッパラッパー』『バイオハザード』といった新機軸ゲームが多数登場してきたことで、主に若い女性のゲームに対する意識の変化が広がり、徐々に女性のゲーム人口が増えていきたそうです。CESA事務局の町谷太郎さんが、こう説明しています。「純粋にゲームに没頭しやすい男性に対し、女性はゲームから知識や情報など何かを得ようとする傾向にあります。かつては『ゲームをする人=オタク』といった偏見から、パズルゲームなど一部例外を除き、女性にとってとっつきにくい市場背景がありました。しかし、そうしたなかで、2005年に脳トレや学習系ゲームなどが登場したことで、さらに幅広い層にゲームが浸透したとのではないかと考えられます」
そういえば、ゲームというと戦いゲームのような、また、敵をやっつけるようなものを思い浮かべますが、脳トレなどのように、脳をトレーニングしたり、漢字や歴史を学んだりするゲームも多くなりました。先の報告書のハードウェア別の調査では、DSの利用率が男女とも3~9歳で6割以上、10~14歳で7割以上とダントツのトップを示したそうです。また、親が子どもにゲームソフトを買い与えるのは平均で年3本程度だそうです。この多くが誕生日やクリスマスなど、行事でのプレゼントです。
こんなに増えてくると、わが子に与えないのも難しくなります。「みんなも持っている」「仲間外れになる」「話が合わない」などと言ってせがむ子に納得させるのは難しいですね。ですから、「子どもに長時間ゲームをさせない良い方法」を求めるのは仕方ないかもしれません。この特集の後半は、そのようなことが書かれてあります。「ゲーム脳の恐怖」を書いた日本大学教授の医学博士、森昭雄氏は「ゲームに時間制限を設ける場合、なぜそれが必要かを話し合い、子どもに納得してもらうことが大切です。それこそゲームをやめたからといって、そのあと一日中テレビを観ていてはあまり意味がありませんからね。ゲームのやりすぎにより、ほかにすべきことの時間が失われることを子どもに理解させ、彼らの方から時間制限を設けるような話し合いが必要になってくるでしょう」と言っています。
本当は、時間制限が必要なのは、父親のほうであることが多いのも時代かもしれません。
あらためて、「ゲーム脳の恐怖」をひもといてみます。『ゲーム脳タイプの人間は、表情が乏しく、身なりに気を使わない。気が緩んだ瞬間の表情は、痴呆者の表情と非常に酷似しています。』かつて、テレビの急速な普及に対して、評論家大宅壮一は「一億総白痴化現象」と警鐘を鳴らしました。もし、このままゲームがじわじわあらゆる階層の広まってしまうと、21世紀の日本は「一億総痴呆化」の事態に…。また森氏は『ゲーム脳人間は、ゲーム仲間では集まるが、関わりは浅く、一人でこもる人が多い。自分勝手で羞恥心がなく、人間らしさに乏しい。』とも語っています。幼児期は集団で遊ぶこともなく、大人になったらゲーム漬けでは、どんな若者になるか…。個人的には「テレビゲーム禁止令」を出してほしいですね。
時間の使い方は大きなテーマですね。すべきことは何か、その優先順位はどうつけるべきか、今の時間の使い方はどうか。自分自身の時間をあらためて考えてみると、おかしな使い方をしていることに気づくことがよくあります。例えば今回のゲームのように、それをやめたのはいいけどテレビに変わるだけというのでは意味がありません。何かをやめて、代わりに何をするのか。これもバランス感覚なのかもしれません。
子どもたちが(時に成人とされる子どもたちが)ゲームに没頭してしまうのも分かるような気がします。とにかく、おもしろい!我が子もポケモンのゲームにハマっています。東京・浜松町には「ポケモンセンター」というショップがあり、休みになると連れて行かれます。もっとも、ゲームをやっている時には「時間制限」は設けます。パソコンもそうです。幸い時間制限を設けるほどテレビはみませんからそちらは問題はありません。「勉強」が極度につまらないのでゲームに走るのでしょう。仮に子ども時代ゲームをやることがなくても今の時代大人になってからゲームに興じるケースをよく耳にします。確かに職場の20代男性のほとんどが何らかのゲームをしています。ところで我が子もやがてゲームに飽きる、というかゲームをする時間は短くなるだろうな、と思います。なぜなら、我が子は結構アウトドア活動が好きですから。今日は代々木公園で自転車に乗りました。ゲームよりおもしろいことを見つけ出すと子どもはあっという間にそちらに流れます。
私もゲーム世代に生まれてきたので、小学校の頃からゲームをして遊んでいました。かと言って、一日中ゲームをして遊んでいたわけではありません。どちらかと言うと外で遊ぶ方が多かったような気がします。ただ今考えるとゲームが脳にもたらす影響を考えると、怖いと思いました。色々考えると、自分の子どもにゲームを与えるときはブログにも書かれていますが、話し合いが必要ですね。しかし、このままゲーム人口が増え続けると、将来は国民のほとんどがゲームをし、どの年齢層でもゲームをする時代になると、それこそ親が制限時間が必要ですね。