サミット

 今月の26日のニュースで、フランスのサルコジ大統領が、各国に派遣した大使を大統領府に集めた恒例の外交演説で、フランスが主要国(G8)首脳会議の議長国となる2011年から同会議をG14に拡大する意向を示したことが流れました。G8サミットとは、日、米、英、仏、独、伊、加、露8か国の首脳及びEUの委員長が参加して毎年開催される首脳会議です。この8か国を14か国にしたいという提案です。新たに加わる国はどこかということには言及していませんが、プラス中国、インド、ブラジル、エジプト、メキシコ、南アフリカなどが候補とみられます。サルコジ大統領はこれまでも、サミット参加国の拡大を唱えてきていますが、具体的な日程を示したのは初めてです。大統領は演説で、中国など新興国を正式メンバーとしないサミットは「不十分だ」とした上で、来年カナダで開かれるサミットで拡大の道筋を詰め「11年、フランスが議長国を務める際にG8からG14への完全移行を達成したい」と言明しました。
 昨年夏、日本の洞爺湖で行われたサミットの記念写真を見て、アジアから唯一のサミット参加国ということをきっと誇りに思っているだろうということがうかがわれます。ですから、このサルコジ大統領の提案に日本は難色を示すであろうと思っていましたら、やはりそのようです。
この会議では、経済・社会問題を中心に国際社会が直面する様々な課題について、非公式かつ自由闊達な意見交換を通じて物事を決定し、その成果が宣言としてまとめられます。また、サミットには他の国際的なフォーラムと異なり事務局がありませんが、それぞれの国で総合的・横断的に様々な分野を総覧する立場にある首脳がトップダウンで物事を決めるため、適切な決断と措置を迅速に行うことが可能になります。この会議への参加国も時代によって変わってきたようです。
第1回首脳会議はジスカール・デスタン仏大統領(当時)の提案により、1975年11月、パリ郊外のランブイエ城において、日、米、英、仏、独、伊の6か国によって開催されました。その後、76年のプエルトリコ会議からはカナダが参加し、77年のロンドン会議からは欧州共同体(EC)(現在は欧州連合(EU))の欧州委員会委員長が参加するようになりG7となりました。そして、2003年のエビアン・サミット以降は、ロシアを「世界経済」に関するセッションを含め、完全に全ての経済協議に参加させる、「完全G8化」で合意しました。
このようなサミットを見習って、様々なサミットが行われています。今月24日には、東北6県の知事が論議する「東北サミット」が、今年のテーマ「東北の文化戦略」ということで行われました。また、G8サミットで議論される政治や経済の問題は世界中の子どもたちにも大きな影響を与えるということで、2005年からG8で取り上げられる国際問題を子どもたちの視点で話し合う「Junior8(ジュニア・エイト)サミット」がスタートしました。世界を代表する首脳陣に対し、子どもたち自身が貧困や教育などの子どもに関わる問題を解決するための提言を行うのですが、参加者は、ユニセフが主催するコンテストを通じて選ばれます。
今日と明日は、新宿で「GTサミット」が行われています。
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日本中の園長たちが70名ほど集まって、これからの新しい保育を考えようというテーマのもと熱心に話し合われました。園で総合的・横断的に様々な分野を総覧する立場にある園長がトップダウンで物事を決めるため、適切な決断と措置を迅速に行うことが可能になることを信じます。