カブト

 園児が、昆虫界最強のカブトムシを持ってきてくれました。その体は光沢が強く、黒光りしています。また、脚は長く、ツメも大変鋭く、頭部に1本、前胸背板に2本の計3本の角を持っています。この長い胸角と頭角で相手を挟み、強大な力で木から引き剥がして放り投げます。鋭い爪を持つ長い前脚に掴まれたら、なかなか引き離すことができず、職員は腕から出血をしてしまいました。よく、動物園などでも見る世界最大のカブトである「ヘラクレスオオカブトムシ」がいますが、このカブトは、その立派な角に似合わず喧嘩はたいしてうまいほうではなく、闘争心にも欠けるそうです。それに対してこのカブトは、人に対してもおじけづかず、手をだすと猛突進して来て、3本の角で挟もうとします。造形・力・技・闘争心どれをとっても昆虫界ナンバー1といわれています。
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このカブトは、「コーカサスオオカブト」と言われている種類です。「ヘラクレスオオカブト」は、南米産ですが、このカブトは東南アジア産で、アジア最大のカブトムシです。オスの体長は130mmを超えるものもあるそうです。角が3本あることから英語ではスリーホーンビートルと呼ばれています。非常に闘争心が強く、幼虫も好戦的であり、大顎で噛む力も強いそうです。また、オスメスでも喧嘩を良くするので、一緒には飼えないそうです。これら外国さんのカブトムシが一般に出回るようになったのは、1999年に外国産カブトムシの輸入解禁からで、日本種よりもよりも大きな外国産カブトがマニアの間では人気があるようです。
カブトムシという和名の由来は、大きな角のある頭部が日本の戦国時代の武将がかぶる兜のように見えるからということはその中らも容易に推定できますが、実際にこのような角を持った兜は見当たりません。
また、外国ではカブトムシのことをbeetleと言いますが、これは甲虫類全体をさし、クワガタムシのことをstag beetleと言います。この音を聞いてすぐに思い出すのはもちろん「BEATLES」です。ジョン・レノンとスチュアート・サトクリフは、敬愛するロックンローラーバディ・ホリーのバンド名が「バディ・ホリー&ザ・クリケッツ」と言い、クリケッツは「こおろぎ」という意味があるのでそれにあやかって甲虫類の複数形である「ビートルズ」と命名したといわれています。また、このBEETLESというのは、音楽のBEATを加える意味も表わし「ビート・ミュージック」というわけです。
もうひとつ、ビートルと言って思い出すのは、ドイツのフォルクスワーゲン社によって製造された小型自動車の通称「フォルクスワーゲン・ビートル」です。この「ビートル」の愛称で広く親しまれたこの古風な流線型車は、アメリカをはじめ全世界に大量輸出され、2003年のメキシコ工場における生産終了時点までに生産された台数は2,152万台以上に上り、モデルチェンジなしでの1車種としては未曾有の量産記録となっており、おそらく四輪自動車で、今後もこれを破る記録は現れないであろうといわれている伝説的大衆車です。もともと社名であるフォルクスワーゲンは、ドイツ語で「国民車」または「民族の乗用車」の意味ですが、今は株の半数以上はポルシェが持っているようです。
カブトは愛称にも使われるくらい、その姿は何か魅了されるのでしょうね。

カブト” への4件のコメント

  1. カブトムシに対しては人並みの興味しかありませんでしたが、VWビートルへの興味は人並みより少し上かも知れません。コーカサスオオカブトのような闘争心あふれる感じではありませんが、思わず見入ってしまうかわいらしさがあります。空冷エンジンの独特の音もたまりません。ビートルは子どもも大人も魅了してしまいますね。

  2. 意外なことに、ビートルズがデビューしたのが1962年10月5日で、解散したのが1970年5月8日ですから、活動期間はわずか8年です。この間に、彼らは世界の音楽シーンに革命を起こしたと言えます。私自身、高校時代に初めて彼らのレコードを聴いた時、異次元空間の宇宙人の音楽かと思いました。それから意味はわからないながら、歌詞を暗記して歌っていました。それがきっかけで、大学の英文科まで行ったわけなんですけど。ひとつ彼らのとっておきのエピソードをー。ビートルズ解散の前後、メンバーはかなり仲が悪かった。記者会見でジョンはポールの悪口をぶちまけた。あまりにも辛辣だったので、ある記者がそれに乗じてポールの悪口を言った。ジョンは突然逆上してその記者に向かってこう言ったといいます。「おい、ポールの悪口を言っていいのは世界でおれだけだ」と。ビートルズのメンバーは、不思議な絆で結ばれていたのでしょう。

  3.  カブトムシは小学校の時に、夏の間は決まって家で飼っていました。またキャンプなど夜に捕まえにいったりしました。しかし、なかなか目当てのカブトムシはいなくて、クワガタムシが多かったです。そんなカブトムシもたくさんの種類を知ったのは、一時期子ども達の間で流行った「ムシキング」というカードゲームでしょうか。私はもちろん遊んでいませんでしたが、テレビのCMなどで聞いて知りました。だからと言って実際にヘラクレスやコーカサスは見たこともありません。写真のコーカサスは見るからに強そうですね。背中の光沢なんて、今まで見たことありません。ただ、海外のカブトムシも姿、形はかっこいいですが、日本で昔から親しみのある姿のカブトムシが、「カブトムシ」としての印象が強いですね。

  4. 小学3年生の時自宅で「昆虫館」を主宰していました。虫には結構興味があります。それでも外国のカブトムシにはそれほど関心を抱いておりませんでした。翻って我が子が保育園年長さんから小一にかけては「ムシキング」にハマったようでおかげで「カブトムシ」や「クワガタムシ」の図鑑のようなものを見せられたりおもちゃのカブトムシやクワガタムシで息子の対戦相手をさせられたりしました。その「おもちゃのカブトムシ」の中に今回のブログの主人公「コーカサスオオカブト」もありました。今回は実物を見る縁に恵まれその立派な姿に魅了されたものです。私は中学高校時代THE BEATLESファンでした。しかしファンになったのは残念ながらTHE BEATLESが解散した後でした。すなわちTHE BEATLES LEFT OVER 世代ファンということになります。

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