雨宿り

 梅雨が明けても雨の日が続いている東京です。日本各地からも雨による被害が報告されています。「平年では」といっても、「平均気温」といっても年によってのでこぼこを平均化したもので、その数値が当たり前というわけではありませんので、その年によって気候の特徴があっていいのですが、全体になんだか心配な方向に向かっていなければいいですね。
 また、今降る雨は梅雨のころと違うのは、突然降ってきたり、突然やんだりします。今朝も家を出るときには大雨で、ズボンの裾と前のほうがびしょぬれになってしまいましたが、電車を降りるころには小降りになり、歩いているうちに次第に晴れてきました。その途中の公園でびっくりしたことがありました。公園の入り口で、後ろ向きの男性が突然ズボンを脱ぎ始めました。少し前に芸能人が公園で起こした事件のようなことが起きるのかと思っていたら、そうではなく、実は途中で晴れてきたので、レインコートを脱いでいたのです。今のレインコートは、普通の服のようなのもあってそのズボンを脱いでいたので、その下には、きちんとした服を着ていました。
 このような姿を見るようになったのは、実は東京都では「東京都道路交通規則」の一部が改正され、今月7月1日から施行されている規定があるのです。それは、「運転者の遵守事項に関する規定(東京都道路交通規則第8条)」で、「傘を差し、物を担ぎ、物を持つ等視野を妨げ、又は安定を失うおそれのある方法で、大型自動二輪車、普通自動二輪車、原動機付自転車又は自転車を運転しないこと」また、「自転車を運転するときは、携帯電話用装置を手で保持して通話し、又は画像表示用装置に表示された画像を注視しないこと」と決められました。そして、その場合5万円以下の罰金が科せられます。この規則により、傘をさして自転車は乗ってはいけないので、多くの人がレインコートを着るようになったのです。すると今の季節のように突然雨が降ったり、やんだりするときには大変ですね。
 まあ、そではなくても、突然と雨が降ると困ります。昔は、よくサザエさんの漫画にも出てきますが、子どもたちが傘を持って父親を駅まで迎えに行きました。また、「母さんが 蛇の目でお迎え うれしいな…」という歌にもあるように母親などが学校に傘を持って行きました。最近はどうでしょうか。今は、コンビニで安い傘を売っているのでそれを買う人が多いようです。また、傘を数本持っていて、職場や学校に「置き傘」といって置いておく人が増えました。
それにしても土砂降りの雨のときには困ります。一時の「雨宿り」が必要です。そんな「雨宿り」からいろいろな出会いがあるようで、歌のテーマになります。有名なのは、さだまさしの「雨宿り」で、最後のフレーズはしゃれています。「…気が付いたら あなたの腕に雨宿り」同様に、五輪真弓も「愛したわ 私 あなたのことを 今は別々の夢を追うけど めぐり逢いは素敵なことね 雨宿りするように二人」と歌っています。建石一作詞で岩出和也が歌っている歌は、「きっとお前も探してた 肩を寄せ合う心の傘を 夢ならさめるな旅の夜 お前と俺の雨宿り」
雨宿りは、心の避難場所でもあるようです。

雨宿り” への4件のコメント

  1. 有名な諏訪中央病院の鎌田實医師には、今でも忘れられない苦い体験があるそうです。あるがんの末期患者に「がんばってください」と声をかけた時、その患者は「先生、私は今まで頑張ってきました」と涙ながらに語ったというのです。その時から、先生は患者や家族に優しい医療のあり方を模索しだしたそうです。私も、昔、心の病で苦しんだことがありますが、「頑張ってください」という言葉は一番つらかった。なおさら落ち込んでしまう。結局、「頑張らない」「いい加減がいい加減」という言葉に出会った時に、明かりが見えてきました。人生、晴れの日ばかりではありません。土砂降りの雨の時もあります。それでもちょっと「雨宿り」させてくれる人との出会いがあれば、また立ち直れる。そんな気がします。

  2. 車で動くことがほとんどいう生活をするようになって、雨宿りをしなくなりました。あらためて考えてみると、雨宿りをするような生活もいいのかもしれません。雨を完全に避けるのではなく、雨で待たされることによって、普段考えないようなことに思いをめぐらす時間を持つことも、時には必要な気がします。今日は、天気に自分を合わせていくことにも発見はあると気づきました。急いでばかりいて周りが見えなくなってしまってはいけないと気づかされました。

  3.  雨宿りが「心の避難場所」という表現はとても素敵な表現ですね。確かにドラマや漫画で、たまたま雨宿りをしていた男女が運命的な出会いをして・・・というストーリーはよくありますが、正直言うと、そんな出会いをしてみたいと思った時もありました(笑)が、実際は全く無いですね。ブログにも書かれていますが、急な雨でも、折りたたみ傘を持参している人も多いですし、コンビニでもビニール傘は安く買えます。便利になったとは言え、今回のブログを読んで、なんだか複雑な気分になりました。「雨宿り」という物は、ただ雨から避難するだけもでなく、男女関係なく様々な出会いがあったり、普段考えない事を、少し深く考えてみたりなど、色々出来ますね。確かに「心の避難場所」ですね。

  4. 雨に当たってしまうとナメクジのように融けてしまうのでは、と本気で思っているので雨がふりそうな場合は傘を携帯することにしています。そしてぽつり、ぽつり、ときたらすぐに傘をさします。それゆえあまり「雨宿り」という経験を持ち合わせません。それでも昨年1回だけ駅で「雨宿り」せざるを得ない経験をしました。我ながら、しまった、と口惜しく思ったものです、傘を携帯し忘れたことを。しかし、家内にその駅まで傘を持ってきてもらいました。サザエさんのように「迎えに行」くというより嫌々やってきたようです。傘を忘れてはいけない、と強く思ったものでした。歌詞のようにロマンスに発展するような「雨宿り」は私には残念ながら無縁かと・・・少々寂しいですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です