先週の土曜日の毎日新聞地方版に「みちのくアスリート:仙台のテーブルサッカー女子選手・佐藤好枝さんという記事が掲載されていました。彼女は、日本女性選手の中で唯一の技を持っていると言われています。その技とは、「回転棒の横に手首をあてて、人形を一回転させる「ロール・オーバー」と呼ばれるシュート」です。この記事を読んで、「テーブルサッカー」とはどんなものなのかと思う人がいるかもしれません。75cm×140cm程度のテーブルに人形の付いた8本の回転棒があり、互いに4本の回転棒をくるくる回して「選手」を操るテーブルゲームです。対戦方法は、「シングル」「ダブルス」があり、電気は使いません。相手との心理的な駆け引きも必要なスポーツといわれていて、日本ではあまり見ませんが、外国ではメジャーです。私の園には学童クラブが併設されているのですが、開所以来どうしても欲しかったものが「テーブルサッカー」でした。それは、ドイツの学童クラブを訪ねると、どこにも必ず「テーブルサッカー」が置いてあるからです。

今年、その念願かなって買うことができました。
このゲームの起源はあまり確かではないようですが、おそらく1880年代から1890年代にイギリスで考案され、ドイツ人が商品化し、ベルギー人がリーグ化して面白くしたと言われています。また、フランスのシトロエンの技師がそのメカニカルな部分の開発に関わったともいわれています。このような子どもが遊ぶようなゲームに大人が夢中になるというのは、その開発にはこんな意図があるからです。サッカーのオフシーズンに、選手たちの動体視力や反射神経を鍛え、勝負感を衰えさせないために、手を使い頭脳と身体の連係をよりスムーズに保つハンドアイコーディネーション(手と目の連携動作)が活性化され、リラックスできるものを考えて生まれたのがテーブルサッカーなのです。ところがあまりにもこの機器のゲーム性や戦略性が面白いことから、一般的なゲームにもなりヨーロッパ中心に広がりました。そして、世界中のサッカーファンが、より面白く、より楽しめ、リハビリに役立つゲームにと英知を注いできたようです。
園で購入したマシンは、テーブルサッカー協会公認なので、協会の人が指導に定期的に来てくれています。その人から、まだ日本では競技人口が少ないので、小さいうちから親しんでいると、もしかしたら日本チャンピョンになれると言われています。06年には、ドイツW杯に合わせて、テーブルサッカーのW杯も20か国のプレーヤーが集まってハンブルクで開催されています。
テーブルサッカーゲームは、ドイツ語では「フスボール(Fuss)」と呼ばれ、現在、最もテーブルサッカーゲームが盛んな国アメリカでは、その発音から 「フーズボール(Foose)」となりました。現在では、ヨーロッパとアメリカを中心に全世界で楽しまれていて、世界大会は数百万円単位の優勝賞金のある大会が行われています。そして、このゲームは、手と目、頭脳と身体をフルに使うために、気力の充実、身体の各部分のスムーズなコーディネーションに役立ち、ストレスから解放してくれるということで、病院関連施設などでも実際にリハビリ機器として導入されたり、アメリカの大手コンピュータ会社でもレクリエーションとして採用されており、IT関連企業だけのトーナメントもあるそうです。
園でも、子どもが帰ったあとに職員が熱心にやる姿が見られます。
テーブルサッカー、一度テレビで見たことがあります。やってみたいですが、どこで買えるんでしょう。高度な技もあるようですが、「オーバーラップ」や「ワンツー」「オーバーヘッド」なんかは無理ですね(笑)。以前、「ゲーム脳」の治療に「お手玉」が良いとこの欄に書きました。脳の視覚系神経回路が異常に働くことで、前頭前野の働きが弱くなった状態が「ゲーム脳」ですが、それを劇的に改善する効果が「お手玉」にあります。それと全く同じリハビリ効果が「テーブルサッカー」にもあるようですね。IT企業でも使われているのもうなずけます。さて、toshi先生もテーブルサッカーされるんですか?あまり熱中し過ぎて腰を痛めないように(笑)。
職員さんも夢中になってしまうフーズボールは楽しそうですね。フーズボールを探していたのですが、仕様に細かい違いがあるようで、実際に触ってみる機会がないものかと思っていました。世界大会の報告を見ていると、手と目、頭脳と身体をフルに使うというのが良く分かります。このおもちゃにはこんな発達効果があるといったことをもっともっと知らなければいけないと、以前のドイツ研修の写真を見るたびに思います。
テーブルサッカーと聞くと、写真のように大きくなく、本当に机の上で出来るくらいの大きさで、選手一人ひとりが操れて、プラスチック製のサッカーゲームを思い出します(こんな説明で分かるでしょうか?)。写真のようなサッカーゲームは映画の中でしか見た事がありませんし、実際に触ったこともありません。しかし、このサッカーゲームには世界大会もあり、さらにはサッカー選手がオフシーズンにやるというのには驚きました。そして医療機関や大手の会社に採用されているのは、やはり、それだけの魅力があるのですね。職員の先生が熱心にやる気持ちが分かるような気がします。
yamaya49さん、私はまだテーブルサッカーを経験していません。しかし同ゲーム機が当園に来て梱包を解きその実物を一番最初に目にしました。そして組み立てた後同機を拝見しましたが、どうやって遊ぶ?、とクエスチョンマーク。その後学童クラブを訪れた時そのテーブルサッカーの周りに子どもたちが群がっているのを目撃しました。それ以前に購入して設置した卓球台兼ビリヤード台兼エアホッケー台が片隅?に追いやられているほどでした。「園でも、子どもが帰ったあとに職員が熱心にやる姿が見られます」とあります。当園職員の中にはサッカーファンが数人います。20代の職員たちはほぼ「子ども」の如くゲームに興じていることでしょう。私はまだ現場を捉えたことがありませんが・・・。