もうすぐ映画「レッドクリフ」のパート2が公開されます。この映画は三国志の中の「赤壁の戦い」といわれる戦いを描いていますが、パート1では、曹操の大群が押し寄せてきたところで終わってしまったので、早く見たいと思います。三国志と言えば劉備玄徳と諸葛孔明に代表されるような軍師との絆と、その軍師の作戦の面白さがあります。この関係は、他の将軍においても存在していました。また、それは日本でも、NHK大河ドラマで取り上げられた信玄と山本勘助であったり、今放映中の上杉景勝と直江兼続と関係です。
これを、今の社会に置き換えるとどういう関係でしょうか。村上龍が司会で、東京テレビ系で毎週放映されている「カンブリア宮殿」で、「絆スペシャル 社長を救った名参謀 ?アイツがいたからオレがいる?」という特集を何週か放送されていました。その意図として、「天才エンジニアの本田宗一郎を経営面から支えた藤沢武夫、松下幸之助の教えを社員に伝え、松下イズムを浸透させた高橋荒太郎・・・日本の高度成長の中核を担ったビッグ企業には、カリスマ経営者を陰で支えた名参謀たちの姿があった。そして、それは現在も同じ。「アイツがいたから、今のオレがいる・・・」カリスマ経営者の陰には、必ずそれを支える名参謀たちがいる。社長のアイデアを具現化させる技術者、経営判断に迷った時の相談相手、財務を支えるスペシャリストなど様々な場面で、「片腕」と呼ばれる人たちがいなければ、ヒット商品やサービスは生まれなかった。未曾有の不況の中、経営者と社員の「絆」が改めて問われる時代。企業を成功に導いたカリスマ経営者と名参謀の「絆」から、今の難局を乗り切る知恵を探る。」
これは、どんな職場でも、どんな組織でもいえる気がします。また、その「絆」は、リーダーとサブとの関係だけでなく、リーダーと職員との関係においても大切なことです。何かを始めるときとか、改革をするときとかには特に大切です。テレビ番組「カンブリア宮殿」では、そのような絆で会社の改革をした人取り上げていました。
村山敦氏はかつて副社長として松下電器(現パナソニック)の社長に新たに就任した中村邦夫氏(現会長)の下、「破壊と創造」を掲げた松下電器の構造改革を支え、?字回復に貢献しました。中村氏が「僕は決断するだけ。形にするのは村山さん」と言ったという名参謀でした。2003年からは松下での実績を買われ、初の民間企業出身社長として、関西国際空港株式会社の陣頭指揮に立っています。
ローソンストア100の仕掛け人と言われた河原成昭氏は、1店舗当たりの1日の売上げで、本家ローソンを凌駕し、業界トップのセブンイレブンに迫る勢いを見せている新規プロジェクトを成功に導いた名参謀です。日本電産の永守社長を創業時から支えているのが副社長の小部博志氏です。2人の出会いは、同じ下宿に住んでいた4つ年上の学校の先輩後輩の関係でした。小部氏は、引越しの挨拶の際、「子分にしたる」と言われたといいます。今はM&Aなどで海外を飛び回る永守氏に代わり、日本で本社を仕切るのが小部氏の役目ですが、永守氏が会長に就任したら、社長でなく副会長になる見込みだそうです。常にトップを支える小部氏の「ナンバー2」の美学だそうです。
小さい頃のやけどがもとで両足を失い、中村に義足を作ってもらった大森少年が、大人になり中村ブレイスに入社して、義肢装具士となり、今は他の人たちのために義足を作っています。社長が社員につなげ、さらにたくさんの顧客へとつながった幸せの「絆」の連鎖です。
社会の中にも、幸せの絆の連鎖を作っていきたいですね。