くるみ

私のような年齢になって気になるのがメタボ対策でしょう。そして、コレステロール値や中性脂肪、血糖値などの数値が健康診断の後で気になるところです。これらすべての予防に効果がある食べ物として「くるみ」が紹介されていました。
それは、「カリフォルニア くるみ協会」というところのHPですが、こんな教会があるのですね。この協会は、その名の通りカリフォルニア州のくるみ生産者と加工・販売業者を代表する機関で、カリフォルニア州農務局の管轄のもとに各種調査・研究、輸出相手国での啓蒙活動を行う非営利団体だそうです。1986年までは日本では殻付きくるみの輸入は禁止されていました。しかし、解禁と同時にこの協会が設立されています。
2004年に、米国食品医薬品局(FDA)が政府としてこれまでで最も強力にくるみを推奨する内容の画期的な決定として「低飽和脂肪・低コレステロール食の一部として1日1.5オンス(約42g)のくるみを摂取し、摂取熱量を増加させなければ、冠動脈性心疾患のリスクが抑制できるということを、断定はできないものの、裏づける研究が行われている」と発表しています。ひとつかみほどのくるみが、食事摂取基準を満たすだけではなく、コレステロール低下や抗炎症作用以外にも重大な健康効果を示すことが証明されているといいます。
アメリカだけでなく、昨年12月には、スペインでの研究では、地中海食に、3種類のナッツ(主にくるみ)を加えた食事が、メタボリスクを削減する効果があるとの報告がなされています。地中海食とは、スペインやイタリア、ギリシャなどの地域で日常的に食べられている食事で、オリーブオイル、野菜、魚介類などが多いのが特徴で、昔ながらの和食と並び、ヘルシーなことで知られています。その研究では、メタボが、週1リットルのバージンオリーブオイルを摂取した場合は6.7%、1日30グラムのミックスナッツ(うち半分がくるみ)を摂取した場合は13.7%、低脂肪のものを摂取した場合は2.0%有病率が低下したそうです。
オリーブオイルに豊富に含まれる不飽和脂肪酸は、くるみにも豊富に含まれています。特にくるみに含まれている不飽和脂肪酸は、αリノレン酸といい、オメガ3(n?3系)脂肪酸のひとつで、いわし、さんまなどの青魚に多いEPA、DHAの仲間です。そして、このオメガ3脂肪酸には、LDL(悪玉)コレステロールを下げHDL(善玉)コレステロールを増やす働きがあり、その結果として動脈硬化を予防し、血液サラサラ効果や、脳卒中などの抑制効果もあることが知られています。くるみは、このオメガ3脂肪酸を、ナッツ類の中で最も多く含んでいる。
以前は、くるみなどのナッツ類は、「食べると太る」と言われていましたが、1990年代の半ば頃から、くるみに含まれる脂質は、健康効果の高い良質な不飽和脂肪酸であり、コレステロール値はゼロ、ということが広く知られるようになりました。そのほかにも、ビタミンB1、ビタミンE、カルシウム、鉄分、食物繊維などのさまざまな栄養素もバランスよく含んでおり、現在は、むしろ、体によいと評価されています。それだけでなく、肝臓を保護する作用や、認知症の予防などについても、研究が進められているそうです。
 私は「くるみ」が大好きなので、もう少し食べようかなと思っています。