実験

 昨日、米航空宇宙局(NASA)は4日、若田光一飛行士を国際宇宙ステーション(ISS)へ運ぶスペースシャトル「ディスカバリー」について、米東部夏時間11日午後9時20分(日本時間12日午前10時20分)の打ち上げを目指すと発表しました。今回の飛行は、何度も延期されたり、また、12日といっていたのを早めたりしています。2003年に起きたスペースシャトル「コロンビア」の空中分解し、搭乗していた7名の宇宙飛行士、全員が死亡したことがあって慎重なのでしょう。
 また、今回、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、2015年までの国際宇宙ステーション(ISS)の運用・利用に対応するため、ISSに搭乗する宇宙飛行士候補者の選抜を行い、2名の宇宙飛行士候補者を決定しました。書類選考に応募したのは、963名いたそうですが、1次、2次、3次選考で絞ったようですが、今回選ばれた候補者は、39歳の最年長で選ばれたことで話題になっています。このあと、二人は約2年間の候補者訓練を経て、宇宙飛行士として認定された場合には、正式な宇宙飛行士となります。その後、ISS搭乗が決定すれば、さらに約2年間のミッション固有訓練を経て、最長6ヶ月間程度ISSに滞在し、「きぼう」日本実験棟を含むISSの操作・保守及び様々な分野の宇宙実験ミッションを担当することになります。実際に宇宙船に乗り込めるのは、いろいろな面でパーフェクトなのでしょうね。
 宇宙に行って、将来長期滞在するためのステーションを作ったり、いろいろな実験をしたりしているのですが、そのほかにも、宇宙でこんなことはどうだろうかとか、そういうことをしたらどうなるかなど疑問がわきます。今までも、くもの巣をどう作るのかとか、紙飛行機を飛ばしたらどうなるかなど、宇宙から映像で送られてきました。今回、若田光一さんは、今年3月スペースシャトル「ディスカバリー号」(STS-119(15A)ミッション)で、国際宇宙ステーション(ISS)に向かい、その後第18次/19次長期滞在クルーとして、約3か月半も、日本人として初めてISSに長期滞在します。そこで、この長期滞在の間に宇宙で試してほしい実験のアイディアを宇宙航空研究開発機構(JAXA)が、昨年、無重力で試してほしいテーマを公募していました。小学生から70歳代まで1500件以上も寄せられたそうですが、そのなかから16の実験が選ばれ、発表されています。実験内容は映像で記録し、今年7月以降にインターネットで公開する予定のようです。
 「宇宙で運動」では、ラジオ体操、バック転、リフティング、腕立て伏せ、側転、クロール、スケートのスピンなどが宇宙ではどうなるかが選ばれています。面白うものでは、衣類をたたむとか、水鉄砲から水はどう飛ぶのか、魔法のじゅうたんはどのように浮かぶか、目薬はどうやってさすと目にうまく入るか、口から息を出したり、扇状のもので仰いで空間移動ができるのかなどがあります。また、腕相撲、握手、押し相撲、綱引きなど、ふたりで行う運動を通して、微小重力環境における力の作用・反作用を探るようです。
 若田さんは、「まだ一握りの人しか宇宙を体験することのできない時代ですが、宇宙へ行くことがあたりまえになる時代はきっと近々やってくるはずです。ひとりひとりが実際に宇宙を経験できる日がくるまでの間、私の感じた宇宙を伝えることで、ともに宇宙を感じていただけたら、と思っています。」と言っています。
 どんな映像が送られてくるのでしょうか。