株価

 私は、全く株はやりませんし、あまり興味もありません。しかし、たまに株価に注目するときがあります。それは、株価の上がり下がりで時代が分かることがあるからです。今日の「松竹の株価が後場急騰。98円高の744円まで買われ、高値引けとなった。」というニュースは、目を引きました。それは、松竹配給の「おくりびと」が現地22日、米アカデミー賞の外国語映画賞を受賞し好感されたからです。この受賞により、現在も上映している映画館があるため配給収入増加や、今後発売が予定されているDVDなどへの好影響を期待したために買いが入り、株価が急騰したようです。
 今年の初めにもこんなニュースが流れました。「スポーツ用品メーカー「ヨネックス」の株価は会見を行った25日に続いて上昇し、28日には一時は849円から100円ストップ高の949円まで急騰した。」というものです。
 この記事によると、株価の上昇は、会見後となっていますが、何の会見かというと、ヨネックスが、複数メーカーの争奪戦の末、勝ち取ったゴルフの石川遼との5年4億円の大型契約を結んだという内容した。その行方を注目していたのは、ゴルフやスポーツ関係者だけではなく、ゴルフ界を超えた人気を誇る石川の動きには、投資家も素早く反応したようです。同様に、松下電器産業とも5年5億円(推定)の所属契約も発表し、世界戦略を見据えて今秋から社名を「パナソニック」に変更する同社も“ハニカミ景気”が追い風となるかといわれています。ヨネックスの関係者は、「株価が上がっているのは知っていましたが、まさかストップ高とは。契約締結とメディアへの露出の効果でしょう。」とあまりの反響の大きさに驚いているようです。
こんなに石川効果があるので、年間2億円もの契約金は、1998年にワールドワン社と5年10億円の契約を結んだ尾崎将司に並ぶ史上最高額で、宮里藍、横峯さくらの6倍といいますから、すごいですね。
こんな株価の上がり型もあります。今年になって、「クボタ」の株価が上がりました。その理由は、農水省が農地の賃貸・売買の仲介に乗り出すと報じられたことから見直し買いが入ってきたからのようです。農業機械メーカーは、その政策で営業利益が増すと考えられたのでしょう。
株価は、基本的には他の商品と同様に需要と供給のバランスによって決まります。即ち、需要(買い)が供給(売り)より多ければ値上がりし、供給(売り)が需要(買い)を上回れば値下がりします。しかし、どんな時に買おうとするかということは、経済や社会の動きが反映されます。もちろん、「業績が好調である」ことが一番の要因ですが、現在だけでなく、「業績の見通しを上方修正した」というように、企業自身で利益が出そうだという見通しを立てた時にも買いが多くなります。そして、「新製品の発表」があったときなどは、株に興味のない私でも、その商品がどのくらい価値のあるものかを判断するために、注目します。
そのほかにも、天候や自然災害なども株価に影響を与えます。地震などで大きな災害が起これば被害にあった企業の株価にとってはマイナスですが、災害の復興需要を見込んで建設や土木関係の株価が高くなりますし、異常気象などで猛暑が続けば、ビールや清涼飲料、水着やエアコンなどの売上げが増えることから、これらのメーカーの株価が上がることになりますし、反対に冷夏になれば、これらの株価も低迷します。
 アカデミー賞も、いろいろなところに影響してくるのですね。

株価” への4件のコメント

  1. 今朝のテレビは、アカデミー賞で日本の2作品が同時受賞したというニュースでもちきりでした。家内と二人で「すごい!すごい!」と興奮していました。「おくりびと」は藤森先生の一番好きな国の日本の死生観を題材にした映画。アニメ「積み木の家」も美大出身のデザイナーが監督した作品ということで、今日のブログは、この作品についての藤森先生の御感想を伺えると思ったのですが、ううう、「株価」の話ですか。ダウ平均なんて言われても、何のことかわからないほどの経済オンチですのでちょっとお手上げです(笑)。先日は、泥酔大臣の記者会見でいっぺんに日本のイメージが悪くなりましたが、今回の受賞の快挙で、世界での日本の「株」が上がればいいですね。最後は、なんか変なまとめ方になりました(笑)。

  2. 経済の仕組みがそうなっているので仕方ないですが、いろんなことがきっかけで簡単に上がったり下がったりする株価にはやはり怖さを感じます。時代をみる物差しの1つとしてならいいですが、そこにどっぷりつかることは私はできそうにないです。
    アカデミー賞が株価にまでつながっていくことを考えると、保育も意外なところにつながっていくこともあるかもしれません。どんな小さなことでもしっかり向き合って1つずつ確実に取り組むことが大切なんでしょうね。

  3.  アカデミー賞受賞は本当に素晴らしいですね。受賞した「おくりびと」はCM等で、どのような内容かはなんとなく知っていましたが、見るまではいきませんでした。そのせいか、都内の映画館は「おくりびと」を見たいお客さんで長蛇の列ができたそうです。そうなると確かに松竹の株価は上がりますね。スポーツの世界でも、とても人気がある選手が契約した会社のメーカー用品を使っていれば、ファンやその選手を目指す人は、その用品を購入するでしょうね。そうなれば会社の株が上がるのも目に見えてますね。株価の上がり下がりで時代が分かるのは一理ありますね。また天候によっても左右されるのも面白いと思いました。今まで株に関しては全く興味がありませんでしたが、今回のブログを読んで株も見方を変えれば面白いものだと感じました。

  4. 確かに「株価」は流行の度合いを測るバロメータですね。新聞の株式欄を見ると時流に乗っている会社、どうも先行きが危うい会社、とさまざまです。私自身も株はやりませんので株価の乱高下に一喜一憂する、ということはありません。なるほどそういうものか、というくらいの感想を持つだけです。株の売買は本来投資ということですが、どうもバブルの頃からお金もちの皆さんの投機、すなわち「マネーゲーム」、と化しました。株主として投資対象の会社を心から愛し支えていくという証しがもはや博打のようになっています。「株でもうけた、株で損した」という話を耳にするたびに嫌悪感を抱いてしまいます。ライ〇ド〇の株の売買に子どもがお年玉で参加した、しかし結局損した、ということがありましたが、なんともやるせなさを感じてしまいました。

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