CS放送「日テレG+」で2月7日放送された「日常ながら運動」という番組で、「太ももの後ろ側からお尻にかけて気になる脂肪を、スピードスケートのフォームを取り入れた運動で下半身をすっきり引き締めましょう。」というダイエット法を放送していました。それを「エアスケート」と言っていました。また、番組の最後に、ほかにも様々なスポーツのまねをするとよいでしょうと勧めていました。たまに、駅のホームで、ゴルフの素振りをしている人を見かけますが、まさか、ダイエットをしているわけではないでしょうが、運動にはなるかもしれませんね。ただ、自宅でやってほしいとは思いますが。
確かに、その動きをすれば、運動していることになるので、当然体にはいいのでしょうが、それを今はやりの「エア」を使うと、なんだか新しい提案に聞こえますね。1昨年あたりから、「エア」という言葉を聞くようになりました。北京オリンピックの開会式の時に少女が歌った歌は、後で指摘されましたが、「エア」でした。いわゆる「口パク」といって、後ろで流される声に合わせて口だけ動かして如何にも本人が歌っているかのように見せることです。しかし、「エア」は、「口パク」と違って、他人が歌っている声に合わせること、声だけでなく、振り付け、しぐさ、表情など視覚的にもその声に合わせたり、合間のトークもいれこんだりします。
この「エア」で有名になったのが、「エアあやや」といわれる「はるな 愛」さんが、松浦亜弥のコンサートライブの音声を流しながら、オーバーアクションを交えて踊ったり、トークを入れたりする芸があります。
もう一つ有名になったのが、「エア・ギター」と呼ばれるギターの弾きまねがあります。ギターと言っても、エレキギターが主で、大げさな振りで、体全体で表現します。これが特に有名になったのは、1996年からフィンランドのオウルで開催されているオウル・ミュージック・ビデオ・フェスティバルの一環として行われている「エア・ギター」世界選手権で、2004年、2005年の大会では、日本人が二年連続で4位に入賞し、2006年の大会では日本人が初優勝、続いて2007年大会でも日本人が優勝して二連覇を果たしたからです。
この「エア・ギター」の起源にはいろいろと言われていますが、1970年代のハードロックのボーカリストが、ギタリストが長いギターソロを行っている最中に手持ち無沙汰になってしまうのを解消するため、マイクスタンドをギターに見立てて弾く真似をしたのが最初という説が有力です。この「エア~」は、視覚に訴えるために、テレビではとても効果があります。
少し違いますが、テレビ放映が始めリ、視覚的に訴え、見ていて面白い企画ということでテレビの特性をフルに使ったのが、クイズ番組「ジェスチャー」でした。この番組は、1953年2月20日から1968年3月25日までNHKで放送されたクイズ番組で、日本のテレビ史上初めてのクイズ番組でした。柳家金語楼キャプテン率いる白組(男性陣)と水の江滝子率いる紅組(女性陣)に分かれ、出された問題を解答者がジェスチャーだけで表し、それを時間内に当てていくゲームです。身振り手振りで表現するオーバーアクションは、答えを知っている視聴者からみると、とても面白く、人気があった番組です。
これも、いい運動になるかもしれませんね。
うちの会社の藤森先生のセミナーの案内に、カラーシャツ姿の若い頃の藤森先生の写真を使っているせいか、朝、私がカラーシャツを着て出勤しようとすると、家内が「よぉ、藤森先生。今日も講演会ですか?」とつっこみを入れてきます。すかさず、身振り手振りよろしく藤森先生の物まねで、一節幼児教育を語るのが我が家のお約束です(笑)。最近は、この臥竜塾でお勉強しているせいで、語る内容もなかなか専門的になってきました。四国で藤森平司の弟子を語って歩いている怪しい人物、通称「エアーフジモリ」の噂が流れたら、それは私です(笑)。
エア○○の上手な人は観察力がすごいと思います。その対象が好きということも伝わってきますし、その表現力に驚かされます。このエア○○は運動にもなるでしょうが、実際にするのと比べて脳の働きはどうなんでしょうか。ちょっと気になります。
ついに、「エアあやや」といわれる「はるな 愛」さん登場!臥竜塾ブログの幅の広さを実感します。北京オリンピックのあの「口パク」も「エア」というのですね。なるほど、なるほど。かつて「エアロバイク」で運動していたことがありましたが。1回1回のカロリー消費量は大したことがないのですが、これを毎日ベースで続けると確かに体重が減り、体脂肪も少なくなってきていることが実感できました。「エア・スケート」「エア・ギター」と「エア」がつく行為はいろいろあるのですね。それからNHKのクイズ番組「ジェスチャー」はリアルタイムでみていたと思いますが脳の臨界期以前のことで記憶にございません。もっとも柳家金語楼さんや水の江滝子さんは懐かしいです。顔を見ると「ああぁ」と思い出すことでしょう。
「エアスケート」と似たような運動で、エアはつきませんが、ボクシングの「シャドーボクシング」を練習にしているボクサーをテレビなどでよく見かけます。ただ「エアスケート」も「シャドーボクシング」をやるにしても、ちゃんと運動しているイメージを持って行うことがとても大切なことだと思います。「エア○○」ではないですが、ジェスチャーも表現として、とても大切なことだと思います。人に何か伝えたい時も、ただしゃべるのでなく、身振り手振りを使うことによって相手により伝わると思います。体を使って表現するというのはなかなか難しいことだと思いました。