PPM

 昨日の夜、NHKBSで、団塊の世代にはたまらないコンサートが放映されていました。ちょっと疲れていたのですが、午後11:25?0:55までの番組を終わるまでつい見てしまいました。ここで放送されたライブは、1964年にオーストラリアのシドニー「ザ・スタジアム」で行われたライブステージが収録された貴重なフイルムでした。
ちょうど高校生の頃、「The cruel war is raging. Johnny has to fight.」という歌詞で始まる歌は、ギターコードが簡単なこともあって、一人でよく弾き語りをしました。この歌詞を見て、懐かしいと思う人は、たぶん団塊の世代でしょうね。この歌詞は、「悲惨な戦争は激化して、ついにジョニーも行かなくてはならない。でも私は朝から晩までずっと、彼のそばにいたいと思う。彼のそばにいたいと思うから、それが私の心を締め付ける。お願い一緒に連れていって。いいえ、あなたはうなずかないわね。明日は日曜日、そして月曜日になれば 隊長さんの召集に、あなたも従わなくてはならない。隊長さんの呼ぶ声が、私の心を締め付ける。お願い一緒に連れていって。いいえ、やっぱりだめなのね。」昨日は、この曲は残念ながら放送されませんでしたが、歌った曲はみんな懐かしい歌でした。
この歌詞で分かるように、このころのフォークソングは、反戦歌が多くありました。それは、アメリカでは、ベトナム戦争真っ最中で、激化し、悲惨を極め、このコンサートの4年後には、あの悲惨な「ソンミ村虐殺事件」が起きます。この歌の「悲惨な戦争」という題名は少しおかしいと思います。それは、悲惨でない戦争などないと思うからです。
このコンサートで歌ったのは、PPM(本当は、PP&M)と言われたピーターとポールとマリーという3人グループです。1962年に「レモン・トゥリー」でレコード・デビューをし、一度は解散しますが、今は再結成され、最近の何かの番組でその現役で歌っている姿を見ることができました。
 今の人は、PPMというと、二酸化窒素などの大気汚染物質の濃度を表す時に使う単位を思い出すでしょうね。しかし、このppmとは、「parts per million」の頭文字をとったもので、100万分のいくらであるかという割合を示す単位です。ということは、1ppmとは、 0.0001%のことです。このよく使うパーセントは、ppcで表しますが、「parts per cent」という略語で、100分の1を表すので百分率といい、ppb(parts per billion)は、10億分の1、ppt(parts per trillion)は、1兆分の1のことをいい、一兆分率といいます。
話をもどして、PP&Mの歌を若い人も歌えるものがあります。それは、小学校三年生向けの音楽教科書に掲載されたり、中学生の教科書には英語で歌詞が掲載されたり、NHKのおかあさんといっしょで歌われた「パフ」という歌です。昨日のブログで登場した龍が、この歌では不老の竜「パフ」として登場します。少年「ジャッキーペーパー」との交流と別れを描いています。この別れが、なぜ訪れるのかは、よくわかりません。というのは、ジャッキーは次第に年を取って、子どものころのように遊ばなくなったからだとか、ドラゴンと遊ぶよりもほかの友達との方が面白くなったからだとか、ジャッキーは旅に出たと様々な日本語の歌詞が付いているからです。しかし、この歌が反戦歌としたら、ジャッキーは戦場に行ったか、戦死してしまったかもしれません。
昨日は、他にも「500マイル」「レモンツリー」「花はどこへ行った」など聞きましたが、曲の美しさに反して、青春のほろ苦さと、むきになっていたころを思い出して胸が苦しくなります。