検索

 わからないことがあったら、昔だったらすぐ辞書をひきました。何かを詳しく知りたかったら百科辞典を見ました。どこか行きたいところがあったら地図帳を広げました。今日は何の食事にしようか迷ったら、料理の本を参考にしました。茶の間の本棚には、それらの本が並んでいました。しかし、今はそんなときは、どんなときでもパソコンを開きます。そして、「検索」機能を使います。
最近、他の人はどんな言葉を検索したか興味を持つことがあります。それは、「iGoogle」というgoogleが提供するwebサービスを見ることがあるからです。このサービスは、googleのシンプルなTOPページに最新のニュースや天気などを自由に追加することができるのです。追加できるコンテンツには、様々なものが用意されていますが、その一つに「google急上昇ワード」というものがあり、検索された言葉のベストテンが表示されています。その検索された言葉も「最新」「1日前」「過去1週間」「過去1ヶ月」とあります。最新の項目を見ていると、「世の中の人は、すぐにパソコンで調べるのだなあ」と感心します。テレビを見ていて、そこに出てくる地域や芸能人、キーワードなどがすぐに検索され、ベストテンに入ってきます。逆にある言葉が出てくると、「その言葉がどこかの番組に取り上げられたのだろうか」「何かのニュースに流れたのだろうか」と気になります。というわけで、「検索ワード」は、いまや時代を表しています。
しかし、同時によく検索される言葉は、検索サービスのサイトが多いようです。先週1週間で検索された言葉の上位6位までは、すべて検索サイトです。1位YouTube、2位mixi、3位Google、4位2ちゃんねる、5位楽天、6位Amazon、8位ニコニコ動画、10位goo、13位MSNなどです。7位の郵便番号、9位の年賀状、20位の郵便局は、年末の年賀状を書いている姿が思い浮かびます。12位JAL、14位ANAからは、年末帰省する姿がみえます。15位価格.com、16位ユニクロなどは不況から安いものを買おうとする姿が見えますし、18位ハローワークは、派遣切り、内定取り消しなどの姿が見えてきます。
 では、子どもはどんな言葉を検索するのでしょうか。やはり最近の「Yahoo!きっず」で1週間の中で検索された言葉を見てみます。
 1位ゲーム、2位火山、3位地震、4位きせかえゲームは、その前の週と同じ順位です。ゲーム類は、クリスマスプレゼントに関係するのでしょうが、火山とか地震はどうしてでしょうか。その理由はよくわかりませんが、子どもの場合は、どうしてその言葉を検索するかという理由では、学校の授業に関する場合が多いようです。この週の10位であった「米」について、このような理由が説明されています。
 「子どもがよく検索する言葉として「米」というキーワードがあります。なぜ「米」? と思われるでしょう。実は「米」という言葉は、2007年5?6月の月間第1位。「総合的な学習の時間」で年間テーマに「米」を選んだ小学校では、5?6月ごろにインターネットを使った調べ学習などを行ったうえで、田植えなどの体験学習に移行することが多いようです。」
ちなみに、他の順位の言葉は、5位戦争、6位アニメ、7位ドラマ、8位昔の道具、9位NHK、11位平和、12位盲導犬、13位原爆、14位地球温暖化、15位年賀状、16位祭り、17位ドラえもん、18位手話、19位ポケモン、20位点字でした。子どもの生活が少し見えてきます。

検索” への5件のコメント

  1. 「google急上昇ワード」はおもしろいですね。見ていると、ニュースで話題になっていることが瞬時に検索上位に登場していたりします。自分もそうですが、たくさんの人が検索機能を利用しているのを感じます。子どもたちの検索結果というのもなかなか興味深いです。子どもたちもパソコンをいろいろと活用しているんですね。子どもたちがパソコンとどのように関わっていくかは、これからますます大事なことになっていくんでしょう。積極的に取り組むために勉強していきたいことの1つです。

  2. 確かにPCの「検索」機能は便利で、このコメントを考えるときには、藤森先生のその日のお話に関係する情報を検索しながら、自分の意見をまとめることが多いですね。検索ワードを工夫して、自分の知りたいことにうまくヒットした時は結構うれしいものです。知的好奇心の強い人間には、欠かせない機能だと思います。ただ、最近大学では、学生たちがレポートを「コピーペースト」して提出することが問題になっているようです。他人の論文をコピー機能を使って盗用する、通称「コピペ族」というそうです。それを見破る対策ソフトも開発されているとか。検索の便利さに甘えると、自分で物事を考える力も失ってしまうかもしれませんね。

  3.  私も小学校?高校まで分からない言葉、漢字、英単語は全て辞書を使っていました。それが、大学に入ってからパソコンを持ち出すと急に辞書の出番が無くなり、今では本棚の片隅に眠っています。しかし、たまたま昨日辞書を使って調べることがあり、数年ぶりに国語辞典を使いました。パソコンを起動していない分とても速かったですね。そういう意味ではまだまだ辞書の出番は多いと思いましたが、すでに多くの小学校の授業ではパソコンを使って調べたりしているのが現状なんですね。今の時点でそういう状況ならば、今後もっとITが進めば、辞書の出番は少なくなってくる気がしてなりません。そうなると何かもの寂しくなります…。

  4. PCの「検索」エンジンには全くもって驚きです。日本語で検索しても膨大な情報を入手することができますが、これが英語など諸外国語を使えるともう情報はまさに天文学的な数に上ります。こうなるとその「情報」をどう判断するか、ということが重要になってきます。まぁそうは言っても「検索」の便利なことには異論を挟む余地がなく、これほど「便利」なものを手に入れてしまうともうあとには引けない、という感覚に陥ります。私がよく使う検索エンジンはGoogleとYahooです。Googleのほうが多いでしょうか。それにしてもすごい情報量です。選択能力が問われますね。

  5. 仕事をし始めた頃、ある漢字が書けなかったので携帯電話で検索していると、先輩保育士から指摘を受けました。なんでも「検索」に頼ってはいけない、時間をかけて辞書で調べることでそのことに価値が生まれてその漢字を忘れなくなるといったことであったと思います。検索に頼りすぎるのではなく、その検索から何かの行動が生まれるような、意欲が高まって好奇心が深まるといったようなツールの一つとして、使用する方がいいのかもしれないと思いました。

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