昨日の新聞に、「小中学校の算数・数学と理科で来春から授業時間と内容が大幅に増えることに対応するため、文部科学省と財務省は16日、授業支援の非常勤講師を学校現場に配備できるよう、約1万人分の予算をつける方向で調整に入った」という記事が載っていました。この記事によると、算数・数学と理科は国際的な学力調査でも思うような結果が出ず、教育の重点項目の一つになっているからだということです。この非常勤講師には、退職した教員中心に活用し、経験を踏まえてわかりやすい授業を展開したり、正規の教員と組んで少人数の授業やチームティーチングを進めたりすることが期待されているようです。退職した教員が、今の子どもに対して、興味・関心を引くような授業が展開できるか少し心配です。
また、授業時間数も、算数・数学と理科については来春から前倒しで、小学校では各学年で週1コマ増え、中学でも1年数学や3年理科で週1コマ程度増えるようです。
今の子どもたちは、昔と違って娯楽が満ち溢れ、テレビなどでお笑いに浸り、テンポの速いリズムの中で生活、活動をしているので、淡々と、ただ黒板に書いているような授業ではついてこないで、でんじろうさんのような、面白、おかしく、手品のような理数を進める必要があるでしょう。最近の子どもたちの理数離れは、授業数が少なかったり、先生の数が少ないからではなく、授業の進め方にあるのですから。
文部科学省は、「蜂の巣応援団」という「基礎知識の定着。向学心の喚起!」というプロジェクトを進めています。蜂の巣のように、必要不可欠な施策を組み確実に実施していくことにより、理数が好き・得意な子どもをしっかり育てようとするものです。1は、「魅了する」で、「興味・関心・学習意欲の喚起」、2「導く」は、「教員の指導力向上」、3「満たす」は、「地域における学習機会の充実」が柱になっています。そして、「19年度重点拡充」として、理数学生応援プロジェクトを進めています。
理数といえば、2006年にグランドオープンした東京都江東区有明にある「パナソニックセンター東京内」の「リスーピア」は、「理科と数学(算数)」をテーマにした体感型デジタルネットワークミュージアムで、とても面白く理数が体験できるようになっています。コンセプトは、「子供たちが理科や数学(算数)の持つ魅力に触れ、興味を抱くきっかけづくりの場を提供することにより、企業市民として技術立国日本のための技術者育成に貢献することを狙いとする。」とあります。
ディスカバリーフィールドを見学後に手渡されるお土産用のIDカードを使い、WebサイトのメンバーページからID・PWを入力の上ログインすると、館内で育てたエージェントが現れキャンプ同様に体験履歴をナビゲートしてくれます。
メンバーページではディスカバリースコープの復習は勿論、体験した展示テーマについてWebサイト独自のコンテンツによるより深い学習が可能になり、次回来館時にIDカードを持参すると、前回の続きから体験することができるなど、とても新しい科学にも触れることができるようになっています。
授業も、ただ教えるだけでなく、新しい工夫をしていかないと、子どもたちは理数に対して興味・関心が薄れ、自ら取り組もうという姿勢は見られなくなってしまいます。
藤森先生の最新の御著作「まなびのデザイン」が届きましたので、早速読ませていただきました。あらためて新宿せいが保育園の先進的な取り組みに感銘を受けています。特に、科学的な事象に興味がもてるように、専用のゾーンに様々な理科教材を置いてあることは注目に値します。従来の保育園ではあまり見られなかった保育環境ですね。たぶん、保育園が女性中心であったことが原因だと思いますが、これからは男性の園長先生に頑張ってもらって、科学することの面白さを子どもたちに教えてほしいですね。理数教育の始まりは幼児期からということを再認識しました。
今まずはの問題をきちんとおさえた上で対策を立てる必要があるんでしょうね。せっかく力を注ぐのであれば、人を増やしたり時間数を増やすことよりも、どのような方法で行うかをもっと考えることを優先した方がいいように思います。「蜂の巣応援団」の取り組みなどによって、理数の勉強に対し少しでも意欲的に取り組めるようになっているのか、どのように変化があったかに興味があります。「リスーピア」の活動はおもしろいと思います。こうした活動によって興味を持ち、そこからスタートする勉強は得られるものが大きいと思います。こうした施設を上手に活用して、勉強の入り口を楽しいものにしていくのも、私たち大人の大事な役割だと思っています。
退職した職員が今の子どもに対して興味関心を引く授業が出来るのか?というのは、結論から言うと無理だと思います。確かに経験などは豊富ですが昔から持っている教育に関するプライドが邪魔をして何も変わらないような気がします。だからと言って算数と理科の授業を増やすのは子どもにとっては逆効果だと思いますし、理数が苦手な人は更に苦手になると思います。やはり、授業を変えたりブログにも書かれていますが、でんじろう先生のような体験から学ぶような形態が今の時代には一番合っている気がします。そう考えると「リスーピア」のような体験を通して理数を学ぶ事ができるのは、とても良いかもしれないですね。
小学1年生の息子は国語より算数のほうが好きそうです。家庭学習用のドリルがありますが、もっぱら「算数」だけをやっています。それから「時間」が好きなようです。何かをやる時にも「時間制限」をもうけます。今日は家族で本屋に行くことにしました。息子はあまり気乗りしなかったようで「10分だけね。」と私たちに時間制限を課します。今日のブログで紹介された「リスーピア」は父子で時々出かけるスポットとなりました。確かに数学・理科について楽しく勉強できる空間ですね。息子は「素数ホッケー」が好きです。「素数」についてわかっているとは思えませんが、エアホッケーを通して「数」への関心は膨らむばかりのようです。ところで学校の授業時間数増加にはがっかりしています。「ゆとり教育」の方が我が家にはあっているのですが・・・。