野菜

  またまた食品への農薬混入が問題になっています。食は、人間にとって欠かせないものなので、困りますね。その食について、最近代わってきたことがあります。それは、これまで野菜は、多くの場合、肉や魚の脇役でしたが、最近は、野菜を主役に据えるレストランが、和洋中、様々なジャンルで増えているということです。
 例えば、原宿にある落合圭子さんが経営する絵本店「クレヨンハウス」の地下には、洋食レストラン「HOME」と、和食レストラン「広場」という2つの自然食レストランがあります。この店のコピーは、「料理人も驚く、オーガニック野菜の味」というもので、レストランの前には、目に鮮やかな伊予柑やネーブル、泥がついたままの大根、ジャガ芋やニンジンなどが所狭しと並んだ八百屋「野菜市場」があり、売っている野菜のほとんどが有機野菜です。豆腐や調味料などの加工品も有機農産物を原料とするこだわりの商品で、2つのレストランの食材は全てこの八百屋から調達しています。事業部長の岩間建亜さんは「オーガニック食材のよい点は、まず美味しいこと、季節があること、体のリズムに合っていることです」また、「まず料理人たちが、その美味しさ、味わい深さに感動します。食材そのものが美味しいので、味付けの必要がないほどです」と言い、味に敏感な子どもは、家だと野菜嫌いなのに、なぜかここのレストランにくると野菜を食べるようになるといいます。
 また、グリーンツーリズム(農山漁村での余暇)や地産地消などの概念が普及するのに伴い、農家自身が経営や調理にあたる「農家レストラン」が増えています。現在全国にはこの種のレストランが1000軒以上あるそうです。例えばその地域が蕎麦の産地であった場合、自家製あるいは地元産の蕎麦を用いたメニューを提供します。メニューは地域の伝統料理であることが多いようです。
 先日の野尻湖で、最近注目を浴びているシェフ渡邉明の料理をいただきました。彼は、9月7日のテレビ東京「ソロモン流」を始め、テレビ番組「料理の鉄人」にも出演したり、よく取り上げられます。食事のあとに彼が挨拶に来たのですが、やはりオーラが出ていました。彼は、電気関係の専門学校を卒業後に大手音響メーカーに入社、その間に数々の飲食店でアルバイトを経験しています。そんな渡邉さんは小学生の頃から料理人になるのが夢だったそうです。その彼が得意にしている料理のひとつが、野菜を使ったヘルシーレシピや食材にこだわる食育です。
 今回いただいた食事のメニューの中で特に美味しかったのは、名物の「農園バーニャカウダ」という料理です。
ba-nyakauda.JPG
  これは、料理といったよいかというほど、ただ、みずみずしい野菜が惜しげもなく迫力いっぱいに盛られた、そして、野菜の美しさを引き立てるかのように並べられた一皿です。地元で取れた新鮮な野菜を、バーニャカウダソースにつけて食べるのは、どんな贅沢な料理を食べるよりも美味しく、贅沢な気がします。バーニャカウダソースとは、にんにくとアンチョビをオリーブオイルに溶かしたものです。それを、ろうそくの火で暖めながら、野菜につけて食べます。このソースがまた抜群の美味しさです。
 本当に美味しい料理は、新鮮な、よい素材そのものを味わうことですね。

野菜” への4件のコメント

  1. 今度は冷凍インゲンに農薬混入だとか。こんな話、無くなりませんね。うちではもう冷凍物とか中国産とかは買わなくなりましたね。できれば、食材は全部オーガニックにしたいのですが、どうも価格の点で難があるようで、それは家内はもったいないと言います。ただ、田舎なので近くに農家の人がその日にとれた作物を直売してくれるお店がありますので、極力そこを利用するようにしています。特に野菜などは新鮮なうちに食べるほうがいいので重宝しています。写真にあるような本格的な野菜料理を食べたら、だれでも野菜のおいしさを再認識できるでしょうね。あとは、家庭で野菜をおいしく食べる工夫を身につけることですか・・・。

  2. 野菜ではありませんが、島根県に牛舎を持たない完全自然放牧で乳牛を育てている農家があるのを今日知りました。春から夏にかけては青々とした草をたっぷり食べ、また活動的になるため脂肪分の少ない黄色い乳になり、秋から冬にかけては干草を多く食べるため、味も色も変わってくるそうです。そんなことから「旬の牛乳」と呼ばれているようです。牛乳をめったに飲まないので味わったことはありませんが、かなりおいしいようです。当たり前の育てられ方をしたよい素材、そして旬のもの新鮮なものは、おいしさの基本なんでしょうね。興味をひかれた話だったので、野菜とは関係ありませんが書いてみました。

  3.  ギョーザの事件からしばらく月日がたちましたが、また薬物が混入されていた食品が出てきました。本当に困ります。そういう事件が起きるたびに買い物をするのにも敏感になってしまいます。
     写真の野菜は綺麗に盛り付けされていますね。確かに最近になってオーガニック野菜を使った料理の店や、ほとんどのメニューが野菜を使った料理の居酒屋もあると聞きました。それだけ、肉料理から野菜料理の方に自然とシフトされているのですね。野菜に限らず、日本で生産しているもの、地元の農家で作っている野菜、飼育している牛や豚が一番美味しいと思います。その分値段は高いかもしれませんが、安心して食べることができれば、それで良いのではないかな?と思いました。

  4. 写真の野菜料理、何とも凄いですね。芸術作品です。しかも、美味しい、とくればもう言うことはありません。口数少なく、一噛み一噛み、食材の本当の味を楽しめます。シェフの方に「オーラが出ていました」とはこれまた凄いことです。私もいつか賞味してみたいものです。私自身は野菜などいわゆる「陸のモノ」が好きなので、今日のブログで紹介されている料理などは思わず舌なめずりしてしまいます。写真をみているだけで、ため息がもれます。東京都内でも有機野菜は手に入ります。値段は高いのですが、できるだけオーガニックなものを口に入れることを心がけたいものです。「バーニャカウダソース」もおいしそう。ろうそくの火で暖めながら、とはこれまたすばらしい。

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