今回の黒姫へは、「森を感じる休日@信州信濃」というイベントに参加することが目的でした。このイベントは、10月11日から13日まで行われました。私は、11日は八戸でしたので参加できませんでしたが、12日は朝から参加しました。12日はブログで書いた「アファンの森探訪」です。
13日に参加したのは、午前中は「野尻湖畔トレッキング」ということで、癒しの森(ゾウの小径)を歩きました。これは、普段ここ信濃町が取り組んでいる、「森の風景や香り、木々の音や感触には心身を癒す効能がある」というそんなパワーを健康回復・増進に役立てようという「森セラピー」という「癒しの森」事業です。
昔から「森林浴」といって、森の中に入ると体や気もちによいといわれてきました。「森林セラピー」は、それをもう一歩進めて、この効果を科学的に解明し、こころと身体の健康に活かそうという試みです。森林浴で気持ちがリラックスすることはもちろん、森を歩く前と、終わってからとでは、実際に身体の免疫力が上がり、血圧が低下するなどの科学的な効果が見られるようです。
町内には距離や高低差が異なる10の「癒しの森コース」がありますが、今回は、その中で、難易度はBで運動としてはちょっと軽めの、距離2・5キロの、もちろんナウマンゾウが歩いたであろう「象の小径(こみち)コース」を歩くことにしました。案内役は、町独自の講座を受けて認定された「森林メディカルトレーナー」です。
道を歩きながら、今回のトレーナーの水野さんは、木々について説明しながら「立て札」のところで立ち止まり、その内容を説明してくれます。
「森がカウンセリング」。森の中で過ごすことで心が穏やかになるのは、森がカウンセリングしてくれるからです。同時に、「ストレッチングとウォーキング」。ウォーキングにストレッチを加えることで、全身の血行が促進し、心身共にリフレッシュする効果が高まります。紅葉が始まった森は、踏みしめる落葉がカサコソと音を立てます。その葉の種類も、周りの景色の変化に合わせて変わっていきます。時折木立の合間からは、湖面を覗き込むことができます。そんなときには「何もしない」。この立て札には、「好きな場所を見つけ、しばらく座ってください」と書かれています。「何もしない時間」はとても意味があるようです。
途中立ち止まって、小枝を切って「この木、なんだか分かりますか」と聞きながらその枝を渡してくれます。とてもいい香りがします。クロモジという昔からようじに使われている木だそうです。そのように森は、音や匂いなどを感じることができます。「五感を使おう」。森の中では何もしなくともそれだけで心癒されますが、さらに効果的に森林パワーを感じるためには、人間に備わっている「五感」を使って個人の価値観に応じた森林セラピーを楽しむことによって、森の力をより明確に実感できます。森の中や周辺で耳や目、鼻、手足、味覚等の五感のアンテナを研ぎ澄ませて、木々の息吹や風のざわめきを感じて、その中でいちばん自分に合ったリラックス法を探してみることによって、自然の中で本来あるべき場所にいるという快適感を全身で感じ、楽しむことができるのです。
まだまだ、小道は続いていきます。
「森セラピー」はとても気持ちが良さそうですね。森林の中を歩く前と歩いた後では体の免疫力が上がり、血圧が低下するという事が科学的に実証されているとは、森林浴というのは本当に体に良いのですね。そしてただ森林の中を歩くのでなく、いい景色が見えたときは、立ち止まって「何もしない」。そして身近な自然に触れて臭い、手触りを感じる。人間の五感をフルに活用することが大切なのですね。森林の中にいて心がとても落ち着き、さらには五感を刺激することで体の体調が良くなるのかもしれませんね。たまには、そういう環境の中に行ってみて気分をリフレッシュすることも体には必要ですね。
私たち登山愛好家は、山への興味は人一倍あると自負していますが、森の効用についての知識はまだまだですね。今日のブログはとても参考になります。確かにブナやコメツガなどの自然林を歩くときは、人工林よりも緑が濃くてずっと気持がいいですね。鳥の鳴き声もにぎやかで、心が安らぎます。登山の合間の休憩のときには、水を飲み干したら、石に腰かけてぼ~っとしていることが多いですね。何もしない時間です。これから山に入る時は、五感を研ぎ澄まして自然と向き合うことを心がけようと思います。
どちらかというと、セカセカ何かをしているよりは、ボーッと考えことをして座ったり立ち止まったりすることが好きなほうなので、森の中を散策しながら、時折休憩して座ったり立ち止まったりできたらな、と思っています。近所に江戸時代から残されてきた森がありますから、何とか時間を見つけて今日のブログに紹介されていた「森林浴」に興じたいと思いました。それにしても森はすばらしい。木々が人間の免疫力を向上させたり血圧を低下させたり・・・医者が処方する薬よりはもっと自然で副作用を心配する必要がありませんね。「無為自然」が健康を増進させる。木々の力を借りましょう。昨今人間からは厄介者扱いされている二酸化炭素も木々の活動にとっては必要不可欠。山川草木の縁を感じます。そしてその縁の中で私たちが生かされているんですね。ありがたいことです。
昨日はネイチャーゲームというものを子どもたちと一緒に体験してきました。「きのこ」は目で、「ちくちくするもの」は手で、「とりのこえ」は耳で、といった感じで、五感を使って対象を森の中で探しましょうというプログラムでした。何も考えずに森に入るとなんでもない風景ですが、五感を意識しただけでなんだか森が生き生きしているように感じました。鳥の鳴き声から鳥の姿を想像してみたり、ちくちくするものをちょっとドキドキしながら触ってみたり、子どもと一緒に新鮮な気持ちで楽しんできました。五感を使って森を楽しむことで、いろんなパワーをもらったように思います。