窓2

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「窓」は、私たちの生活には欠かせないものですが、その位置は、昔は余りこだわっていなかったように思います。朝早く起きて、日中は仕事に出かけ、夜戻ってくる生活では、もしかしたら東向きの窓のほうがいいかもしれません。目の前に良い景色があれば、そちら向きに窓があったほうがいいかもしれません。
壁にガラス面が多いと、視覚的な広がり、解放感、明るいことなどから精神的にも大きな満足感が得られますが、1995年の阪神淡路大震災で比較的新しいに関わらず崩壊した家には、南側にめいいっぱい掃きだし窓を取っているものが多くみられました。それだけでなく、最近は空調や照明に普及で、南向きの窓のデメリットが言われています。
人間の体内時計は朝日を浴びることで整えられるといわれますが、南向きの窓だけですと、浴びることができません。にはのは東向きの窓です。朝早く起き、昼間は家に居ない生活スタイルの人には南向きより東向き住戸のほうが向いているかもしれません。
 採光の点でも開口部が北向きの場合、柔らかく安定した明るさの部屋となります。デッサン室などは北向きに窓を取ります。太陽からの光は、時刻や季節、天候などの条件でさまざまに変化するため、常に快適な光が得られるとは限らないからです。また、自然採光、特に窓を用いた原始的な採光方法では、強すぎる光、望まない方向の光、あるいは紫外線など望ましくない波長の光を制御する手段をとらなければなりません。特に直射日光といわれる光は、室内で作業する者の目に負担を強いますし、強い紫外線や熱線によって、そこにいる人の皮膚や、室内の家具・内装がいたむという不具合も生じます。
ですから、様々な手段でその光を調節します。例えば、カーテンやすだれ、ブラインドなどで光をさえぎります。また、ルーバーという横に細長い板を、平行あるいは格子状に組み合わせたもので、ハンドルなどにより一斉にその向きを変えることができるもので光や風、雨などの制御を行います。また、仕方なく南側に窓を取るときは、最近では、熱線吸収ガラス、熱線反射ガラスなど特殊ガラスを使用して、熱線(赤外線)を特にカットし、室内が過剰に温まることを防いだり、すりガラスを使って透過光を均等に拡散させることで、室内のプライバシーを保護するだけでなく、室内の照度分布をゆるやかにしています。だったら、教室などでは最初から南向きの窓は避ければいいのにと思います。
採光の点では、必ずしも壁に開口部を設けるだけでなく、天窓(トップライト、頂光採光)という天井に開けた窓は、壁に設ける窓よりも採光の効率が高いとされていますし、天井付近の高い位置に鉛直方向に設けたハイサイドライト (頂側光採光) という窓は、部屋の奥まで光が届きやすくなります。また、コートヤードとも呼ばれる光庭は、建築物の内部に採光目的で設ける中庭のことです。近年では鏡面・ガラスなどの反射を巧みに利用し、奥まった場所に光を導入する技術も開発されています。
夜は窓から入る蛍の光で、冬は窓から入る雪明りで勉強した「蛍の光、窓の雪」、企業などで、役職や年季相応の仕事を与えられず、机を窓際に移される「窓際族」、なぜか分かりませんが、ズボンの前面のファスナーをさすことばの「社会の窓」、窓は様々な象徴としても使われてきました。新しい時代の「未来に開く窓」を考える必要があるかもしれません。

窓2” への4件のコメント

  1. 確かに窓の位置が先ではなく、そこでどのような生活をするかが大切ですね。実際に夕方に使うのに便利な部屋が西向きの窓だとつらいものがあります。そこを夕方に使わなければいいだけの話かもしれませんが。子どもが過ごす建物だけではありませんが、そこでの生活を考えた設計でなければいけませんね。今さら愚痴を言っても仕方ないので、光の調節のための工夫を少しずつですが始めようと思います。
    社会の窓、とても懐かしい響きです。どうして社会の窓なんでしょうか。年齢を重ねていくと物忘れが多くなって社会の窓が開くことが多くなり、そのことが年齢を重ねて少しずつ関わる社会が広がっていくことを意味しているんでしょうか。まあ違うでしょうね。

  2.  そう言われてみると窓の設置場所をこだわるのも何かおかしな事ですね。自分のライフスタイルに合わせた窓を作ればいい事です。また無理に光が入るように設定しても、ブログに書いてあるように直射日光によって日焼けや家具が傷んだりと不都合が生じます。なので不都合が生じたら何らかの方法で光を調節できるような事をすればいいので、そういった対策の知識も必要ですね。
     「未来に開く窓」というのは自分自身が開けるものです。しかし目の前にある窓を開けた瞬間に何か危険な事が起きるかもしれませんし、開けようとしても一人では動かせないほど重いかもしれません。私は「未来に開く窓」というのは自分自身の勇気と仲間との協力が必要だと思います。

  3. 私の実家には東西南北に窓があります。特に中高時代を弟と共に過ごした部屋には東と南側に窓がありました。しかも2階の部屋だったので夏の朝は早くから日が差してきます。山の端に上る太陽が窓から見ることができました。家業で豆腐豆乳製造をしていて小学校高学年から中学生頃にかけては朝の豆乳配達が私の日課でしたから東窓からさす朝日は目覚まし時計代わりでした。カーテンの代わりに障子窓だったのでアカリが目覚めによかったのだと思います。結婚してから妻と過ごす部屋は窓が南側と西側に開いていました。北国でしたが、夏の西日は部屋を温め、暑苦しい空気を一時つくります。しかしすぐにひんやりとした夜風が西側の窓から吹き込み、寝苦しさはあまりありませんでした。

  4. いま住んでいるマンションは西側に窓があります。西日が気になりますが、カーテンで何とかしのいでいます。この窓からは一面の田んぼが見えるので、結婚した当初、大阪育ちの家内は、とうとう私も明るい農村に来てしまったとちょっとショックだったようです。部屋が3階の角なので、最近は鳩がよくやってきて困っています。図々しいやつは隅っこに巣を作って、雛を育てたりします。「家賃ぐらい払わんかい!」と家内は息巻いていますが、鳩どもは涼しい顔でベランダの柵の上を歩きまわっています。うちの窓からは、鳩の生活も観察することもできます(笑)。

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