東京の今日は、少し暑さが戻ってきた観がありますが、それでも夕方にはビールが欲しくなるほどは暑くありません。先日、ドイツ料理店に行きましたが、そこでまず飲んだのがビールです。ドイツ人は、とにかくビールをよく飲みます。一人当たりのビールの年間消費量は、チェコ、アイルランドに次いで世界第3位(2004年現在。日本は32位)だそうです。昼間からみんな普通にビールを飲んでいます。しかも、私が毎年訪れるミュンヘン市のある南部のバイエルン地方は、ドイツの中でも特にビールをよく飲む地方です。ビアグラスの標準サイズは0.5リットルで、ビアホールやビアガーデンでは1リットルのジョッキで飲んでいる人もたくさんいます。一緒に行ったメンバーの中にも、1リットルに挑戦していました。
そんなバイエルンでの飲む場所は、昔から市民の憩いの場であるビアガーデンです。今年は6月に訪問したので、ほとんど毎日昼食はビアガーデンでしたが、夜にもたくさんの人が集っています。しかし、この伝統ある場所を楽しむために、バイエルン州には、「ビアガーデンのあり方」をきちんと定めたビアガーデン条例があります。そこには、騒音に関する規則の他、「ビアガーデンの定義」が定められています。その定義のポイントの一つは、「緑に囲まれた「庭」のような雰囲気であること」で、「大きな木々が茂り、木陰に座ることができるビアガーデンが理想的。住宅が密集する地域に住む人々にとっては庭の代わりとなり、緑の中で過ごせる場所を提供できる」、と説明されています。二つ目は、「食べ物の持ち込みが許可されていること」で、「ビアガーデンは社会の様々な階層の人々が共に集うことのできる大切な場。食べ物の持ち込みを許可することにより、収入の少ない人もお金をかけず、気軽に足を運ぶことができるようになる」、との理由付けがされています。なんだか、サラリーマンが会社帰りに、ストレスを発散させるかのように寄る居酒屋とは違って、家族とか、夫婦とか、近所同士とかいう仲間と飲むことが多いような気がします。
そんなときによく飲むビールが、「ヴァイスビア」というバイエルン特産の白ビールです。

先日行ったドイツ風料理店でもこの白ビールがメニューにあったので頼んでみましたが、ジョッキではなく、瓶ビールでした。本当は、ヴァイスビアには、下の方が細くなっている専用のグラス(容量0.5リットル)があり、レストランなどでは必ずこのグラスで出されるのです。そして、乾杯は、そのグラスの厚くなっている底をぶつけ合います。とてもきれいな音がします。今年、ミュンヘンに行ったとき、日本のようにふちをぶつかあった人のグラスがきれいに上のほうだけ割れてしまいました。確かにふちのほうが薄くなっているし、そこに口をつけるので、そこをぶつけ合ったほうがいいかもしれませんね。
このビールは、白ビールというだけあって、少し白く濁った感じの色が特徴で、原料の最低50%が小麦であることが条件です。味はまろやかで甘みがあり、とってもフルーティーです。「weiß(ヴァイス)」は「白」、「Weizen(ヴァイツェン)」は「小麦」という意味で、「バイエルンビールの代名詞」とも言えるヴァイスビアを、私はミュンヘンに行くと必ず飲んでいます。
先日、日本でこの白ビールを飲んで、少しドイツを思い出しました。
1?のビールは量が多いですね。最後の方になると冷めてしまい飽きてしまうような気もしますが、ビール摂取量が第3位なので、冷めても気にせずに飲むのでしょうか?
そんなドイツのビアガーデンには条例があるとは驚きました。「大きな木々が茂り、木陰に座ることができるビアガーデンが理想的」というのがいいですね。日本のビアガーデンはビルの屋上で行っています。夜空の下で飲むビールも美味しいですが、昼間から木陰の下で飲むビールは格別のような気がします。また日本でビールを飲む場合はブログにも書いてありますが、大抵はストレス発散があると思いますが、ドイツでは喫茶感覚で飲むところがビールに対しての文化の違いを感じます。それにしてもフルーティーなビールは一度でいいので飲んでみたいと思いました。
ビール党の私としては、たまらない内容のお話です。1リットルのジョッキの写真を見て、思わず喉が鳴ってしまいました(笑)。う~ん、飲みたい!私なら一気でいけるかも。(ウソです)ドイツのビールは、喫茶店で気軽にコーヒーでも飲む感覚なんでしょうか。気の合う仲間や家族同士でのひとときを過ごすには欠かせないもののようですね。以前、長野県の白馬のペンションに泊まった時に、ドイツ風のフルーティーなビールをいただいたことがあります。家では発泡酒しか飲めない私にはとても新鮮でしたね。昔のビールのCMに「サッポロ、ミュンヘン、ミルウォーキー」というのがありました。なんだか、ますますミュンヘンに行ってみたくなりました。
ドイツではビールが文化なんですね。食文化であり生活の文化でもあり、とても大切にされているのが感じられます。「社会の様々な階層の人々が共に集うことのできる大切な場」と位置づけられているところが特に惹かれます。日本は外国の文化も上手に取り入れているのかもしれませんが、古くからの文化は大切にされているだろうか、ドイツにとってのビールやビアガーデンに相当するものがあるだろうかと考えてしまいました。
それにしても今回のタイトル「白その1」というのが気になります。「白その2」は何がテーマでしょうか。白でビールとなると、次は飲み物つながりで牛乳?食べ物にまで広げて白米?そんなことを1日考えていました。でも多分ハズレでしょうね。
写真のビールに舌鼓を打ち、しかし残念ながら、サッポロビールでのどを潤したところです。ミュンヘンで頂いたヴァイスビア、確かに美味でした。おいしいのでクイクイ飲んでしまい気がついたらヘベレケ状態になる・・・ということはありませんでしたが。さて、ドイツ、と言えば、ビール、とすぐに出てきますが、ドイツのビール消費量が世界第3位とは。私はてっきり1位だと思っておりました。1位がチェコ。なるほどドイツの隣ですからね。ビールをよく飲むのでしょう。それにしても1位、というのは凄い!2位のアイルランドにも驚きです。アイルランドのビールは一体どんな味がするのでしょう。グラスの底で乾杯するドイツ方式、とても素敵な習慣です。今や私の乾杯方式となっています。グラスの底を合わせると重厚な音がして飲み物が何だか高級感を漂わせます。