体操

 オリンピックで、体操の選手が活躍していますが、夏休みに体操というと、ラジオ体操を思い浮かべますね。一昨年の8月の終わりのブログで、夏のラジオ体操の思い出を書きましたが、NHKラジオ体操第1の音楽を手がけた作曲家の服部正さんが2日、100歳で老衰のため死去されました。
 このラジオ体操は、夏休み中のものだけではなく、学校の体育の授業が始まって、まず、はじめに行うのが、このラジオ体操第1による準備体操でした。今でも、学校ではこの体操を行っているのでしょうか。私の高校は、1時限が100分授業でした。体育の授業では、まず、みっちりとこの準備体操を行い、そのあと何をするかは、私たちの自由で、先生は教員室に戻ってしまいます。それは、体育の教師がかなり高齢であったために、準備体操で疲れてしまったからのような気がします。それだけではなく、全体的に私たちの高校はかなり自由で、私たちの自主的な活動に任されていました。
体育の授業で、準備体操の後の自由な時間はかなりあるので、その時間の使い方によって大きく三つのグループに分かれました。私たちのグループは、自分たちでネットを張り、バレーボールをやりました。(たまに、グラウンドでソフトボールをやることもありましたが)毎時間やっていたので、自分で言うのも変ですが、クラブに入っていたわけではなかったのですが、バレーボールは仕事についてからも代表選手になったくらい得意でした。あるグループは、雀荘にマージャンをやりに行きました。その頃、学生やサラリーマンの間ではマージャンがかなり流行っていました。最近は、あまり聞きませんね。もうひとつのグループは、図書室で勉強をしていました。これらは、それぞれ自分のやりたいことをやっていたので、私の高校では、図書室にいった子がまじめだとか、がり勉だとか誰も思わず、マージャンに行った子が不良だとか、不真面目だとも誰も思いませんでした。
 準備体操というものは、その後行うスポーツによって、体の使うところが違うために、当然体操の種類も変わってくるはずです。今の時期、よく行われるのが、プールに入る前の準備体操です。園では、曲を流して、その曲の振り付けに合わせて体操をする場合が多いようです。今、私の園では、プールの前は、「かえるの体操」をしています。その曲を子どもが大好きということと、昨年、たまたまこの曲を作った谷口國博さんが来園し、本人が生のうたごえで、生の踊りを子ども達と一緒に踊ってくれたからです。
 最近、まだこの体操をしている園があるのかは分かりませんが、私が保育園、幼稚園というと思い出す体操が「はとぽっぽ体操」です。この曲の歴史は古く、昭和30年代初め頃に、お茶大の戸倉ハル先生の作品に、先日亡くなった服部正さんが幼児向けに曲をつけたものです。しかし、その歌詞は今考えると、とても不思議なものです。
「ぽっぽっぽっぽっ はとぽっぽ 羽を広げて降りて来い あっち向き こっち向き 首振り人形 お空を見上げる可愛い人形 キューピーさん(ちゃん) キューピーさん(ちゃん) バンザイ手をふれ 胸を張れ パッと見て パッと見て 後ろはどなた? パッと見て パッと見て 後ろはどなた?」とまだまだ続きます。これは、きちんと体のあちらこちらをきちんと動かすために、歌詞だけを読むと奇妙なものになるのでしょう。
NHKの「おかあさんといっしょ」のなかでも体操がありますが、この体操も子どもには馴染みがあるようです。たまたま、体操のお兄さんだった佐藤弘道さんと先日一緒に写真を撮る機会がありました。

体操” への5件のコメント

  1. 藤森先生の高校時代の話はどの内容もすごいです。こういう環境だと何をやろうが全て自分の責任なので考える力はつきそうです。そして、他人と比べてどうとか言ってられない厳しさを感じます。ラジオ体操は小学校の運動会でもやっていましたが、全体でいかにそろった動きにすることができるかに先生たちは力を入れていたように思います。そろっていないと怒られたりしてとても苦痛な時間だったことを覚えています。ラジオ体操が準備運動だとすると、運動会当日の準備運動のために何度も何度も練習をしていたんですね。
    藤森先生と体操のお兄さんの写真が後からアップされるのをひそかに期待していたのですが、どうやらそれはなさそうですね。

  2.  ラジオ体操と聞くとすぐに夏休みを思い出します。私の町内ではお寺で体操をしていました。そして体操の後に町内を一周走ってから、お寺の中に入り軽いゲームをして解散でした。最近は子どもが少なくってきているのもあり、行っているか分かりません。私もたまに子ども達と一緒に体操をしますが、子ども達一人一人が一つの体操に対して捉え方が違っているので、見ていてとても面白いです。私も小学校の時にラジオ体操の練習を受けたことがありますが、手の角度や足の開き具合など細かく練習したのを覚えています。正直楽しくありませんでした。子ども達を見ていて分かったのが、楽しく体操する方が子どももよく動くし、返って体も温まると気づきました。子どもたちそれぞれが楽しく体操する、それが一番よい体操だと思います。

  3. う~ん、さすが藤森先生を育んだ高校だけあって自由闊達な校風だったのですね。先生の保育園の習熟度別保育を彷彿させますね。バレーボールだけでなく、時には麻雀のグループに入ることは・・・いえ先生に限ってそんなことはないと思います(笑)。そんな一見のんびりした学校が、実はかなりの進学校だったんですよね。間違ってなければ、先日のブログにあった建築家の伊東豊雄さんは先生の先輩になるのでは。詰め込み式の受験のための教育でなく、こんな自由な教育が昔あったことがとても不思議です。創造的な人間はこんな教育から生まれると思います。

  4. ラジオ体操第1の作曲家の服部正さんのご冥福をお祈り申し上げます。100歳とはまさに天寿まっとうの感があります。「体操」といえばラジオ体操、と口をついですぐに出てきます。現在では「ラジオ体操」をすることもなくなりましたが、社会人になって一度ラジオ体操第1をやり、とても清々しい気分になったことを思い出しました。ラジオ体操第2も曲想としては私好みです。それにしても服部正さんの100歳には「恐れ入谷の鬼子母神、浅草のほうずき市」ってなもんで驚かされます。一つの時代がまた終わったとの感慨を否めません。藤森先生の高校時代の体育の授業いいですね。私だったらおそらく「図書館」チーム所属だったと思います。私は中高大と「体育」の時間が嫌でした。もし、藤森先生の高校の体育の授業だったら逆に「体育の授業」が好きになっていたでしょう。

  5. こんばんは。
    初めて投稿します。
    実は家内が昨日同窓会で話題になった話がはとぽっぽ体操でした。その作曲家が服部正ということを知らなかったのですが、調べてみたら確かにそうだったようです。
    そこでこの曲がいつ作られたかを調べようと思ってネットサーフィンをしたところ、このHPに遭遇しました。
    このコメントは服部正逝去2週間後のコメントであり、ハトぽっぽ体操の話よりこの記載にいたく感動いたしました。
    逝去2年も経ってからこのコメントを見つけた事に申し訳なく思っております。本当にありがとうございました。
    服部 賢(服部 正 長男)

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