今、甲子園で夏の高校野球の熱戦が繰り広げられています。最近、どうもプロ野球の人気がなくなってきていますが、高校野球は郷土愛と相まって、夏の人気のあるイベントです。今年も、甲子園のグランドでは、様々なドラマが繰り広げられていることでしょうし、新しいスターも生まれることでしょう。
そんな姿を描いた漫画やドラマが昔から色々とあります。それは、野球は日本人が好きなチームプレーのゲームであるので、その集団の人間関係があるドラマを生むからです。また、主人公の成長を描き、そのために特訓といわれる練習にもドラマがあります。また、チームプレーでありながら、ピッチャーとバッターという1対1での対決場面が緊張を生み、それがライバルとして切磋琢磨がまたドラマを生んでいきます。また、ピッチャーが投げる球は、バッターを討ち取るために様々な魔球を生み出していきます。
私は、今は余り漫画を読まないのですが、子どものころは、野球漫画に夢中になりました。その思い出の中で一番古いものは、「スポーツマン金太郎」という漫画です。作者は寺田ヒロオですが、最近亡くなられた赤塚不二夫などと同様、伝説的な「手塚治虫チルドレン」の漫画家たちの梁山泊「トキワ荘」での住人でした。昭和35年ごろ、創刊まもなくの週刊少年漫画雑誌「週刊少年サンデー」に連載された作品で、ほのぼのしたストーリーでスポーツ少年達の生活や友情を描いています。ライバルは、なんと「桃太郎」という少年でした。
その翌年からは、後の野球漫画に大きな影響を及ぼす「ちかいの魔球」が「週間少年マガジン」に連載されます。作者は、ちばてつやですが、様々な魔球を生み出します。特に消える魔球が有名です。その連載が終わると、同じマガジンに「黒い秘密兵器」が始まります。原作は福本和也で一峰大二の野球漫画で、やはり様々な魔球が生み出されます。この2作品はとても人気があったのですが、魔球はアニメになりにくく、テレビ化はされませんでした。初めてテレビアニメ化されたのは、これらに影響され、アニメ界で伝説的なほど国民を熱狂させたのが、「巨人の星」(1966年、梶原一騎・川崎のぼる)です。これは、いわゆる「スポ根(スポーツ根性)」ものとして、様々なスポーツ漫画に影響を与えていきます。最近、CMにも「大リーグボール養成ギプス」のパロディのようなものが流れています。また、「父親の卓袱台ひっくり返し」、「木の陰から見守る姉」など古い日本の姿を描いています。原作の梶原一騎は、格闘技が好きなだけあって、人間の成長、勝負と友情と愛情、師弟の絆を描いており、それが余りに強いために、水島新司は「巨人の星」を痛烈に批判し、「ドカベン」「野球狂の詩」「男どアホウ甲子園」「一球さん」「球道くん」「ダントツ」「あぶさん」などを描いていきます。
そして、私がコミック本として全巻持っているものに「キャプテン」(1972年)と「プレイボール」(1973年)があります。ともに、「ちかいの魔球」の作者ちばてつやの弟のちばあきおの作品です。これらの作品は、それまでの昭和の高度経済成長と共に歩んできたヒーローものと違って、現実的で、欠点を持ちあわせ、魔球も無ければ、恋愛の要素を微塵も感じさせない、極めて等身大の中学生を主人公に描いた飾り気のない野球まんがです。「キャプテン」は、コミック累計発行部数は1,900万部で、その続編ともいえる主人公谷口タカオの高校進学後を描いた「プレイボール」の1,300万部をあわせると、実に3,200万部にもなります。1977年には、第22回小学館漫画賞を受賞しました。
高校野球には、プロ野球と違って、等身大の、ひたむきな青春ドラマがあるので、人気があるのでしょうね。
マンガ本を読むことがあまり多くなかったのですが、その中でも今日のブログで紹介されていた「野球漫画」本はほとんど読んでいません。ただ、テレビのおかげで「巨人の星」や「ドカベン」は少し観ていたような記憶があります。元来「根性もの」や「根性論」が得意ではなく、それ故、巨人の星の飛馬がお父さんにガンガンにやられたり「父親の卓袱台ひっくり返し」を観たりするのは子ども心に「イヤダナァ~」と思っていました。子どもや生徒に「根性論」を押し付ける「先生」の話を観たり聴いたりするたびに、「根性論」が嫌な僕みたいな子がいる、ということをその先生は知っているのだろうか、と訝しく思うこともあります。いつもの如くおかしな「コメント」になってしまいましたが、何卒ご寛恕のほどを。
野球を取り上げたマンガは多くありますが、回が進むにつれてどんどん現実離れしていくものが多いような気がします。マンガだから仕方ないですね。
高校野球はどの試合も負けたら終わりという緊張感がいいですね。あれがドラマを生む要因にもなっていると思います。そしてプロ野球より脆さを感じる場面が多いです。びっくりするくらいの強さを見せたかと思うと、突然崩れてみたりと、ドラマ性はたっぷりです。プロ野球とは違った面白さがあります。
北京オリンピックが開幕しましたね。さすがは中国、昨日の夜はずいぶん派手な開会式だったようです。(最後まで見る気がしなかったので私はほとんど見ていません)これまでいろんなことがあったので、なんとか無事に終わってほしいですね。それに日本の選手もぜひ頑張ってほしい。特に、野球は今回が金メダルの最後のチャンスなので、しっかり応援しようと思っています。この日本チームのキャプテンと言えば、ヤクルトの宮本選手。これまでスター軍団をうまくまとめて、チームを引っ張ってきました。「キャプテン」と言えば、一般の会社ではチームリーダー、保育園では主任さんですか。トップも大事ですが、キャプテンも「フォア・ザ・チーム」の雰囲気を作る上で大事でしょうね。漫画の思い出話をしようと思いましたが、ディープなファンなので、こんな軽いネタで失礼しました。
今年の甲子園では地元の高校は珍しく一回戦を突破したと聞きました。普段、あまり勝てないので今回は少し関心を持ってみようと思います。野球漫画といえば「巨人の星」が一番最初に出てきます。最近ジュースのCMにも出ているせいかもしれません、すぐに思い浮かびました。
甲子園は毎回、素敵なドラマを見せてくれます。今回もいつの試合か忘れましたが、劇的な試合があり本当に素晴らしい試合を繰り広げていました。プロと違い、常に全力疾走でマウンドを走り回る選手の姿が色々な人々に感動や元気を分けてくれるので、甲子園は人気があるような気がします。