今日のテレビで、世界仰天ニュースという番組が放送されていましたが、本当に世界ではびっくりするようなニュースがありますね。そのひとつには、国、地方によって文化や価値観が違うので、びっくりするようなことが起きます。ドイツへ出発する日の22日の日曜日のニュースだけでもいくつかありました。
よくある話しが、犯罪についての考え方です。日本ではたいしたことがないような犯罪でも、その国にとっては重罪であることが多いようです。中国のニュースなどを見ると、その基準の違いにびっくりすることが多くあります。
パキスタン東部シアルコットの地裁は、イスラム教の聖典コーランを焼き、預言者ムハンマドを侮辱する言葉を使ったとして、20台前半のイスラム教徒の男性に死刑を言い渡したというニュースがありました。確かに、この国ではイスラム教を大切に思っているようですが、侮辱した罪での死刑判決は同国でもまれで、今まで執行された例はないといいます。よほど、頭にきたのでしょうが、それぞれの人が大切に思っていることを尊重してあげなければ、死刑にもなってしまいという例かもしれません。
日本でも、びっくりする話しがあります。いつもニュースで私が驚くのは「振り込め詐欺」です。その被害金額の多さと、詐欺が報道されているにもかかわらず、相変わらず被害が続出していることです。しかも、このようなニュースでは更にびっくりしました。振り込め詐欺被害者の約3割が、金融機関の現金自動出入機(ATM)コーナーや窓口で行員らから事実確認を促されたのに被害に遭っていたことが警視庁の調査でわかったということです。昨年1年間に300万円以上をだまし取られた30歳代~90歳代の429人(男性114人、女性315人)に被害に遭った状況などを尋ねた結果、全員が「振り込め詐欺を知っていた」と回答し、8割以上が「自分が被害に遭うとは思わなかった」と答えています。また約3割が「行員から注意喚起された」というのです。なんで?と思います。今年4月の被害額は約33億円にのぼり、今年1~4月の被害総額は前年同期の1.7倍の約111億円にもなっているそうです。
アダルト作品の自主審査機関「日本ビデオ倫理協会」が、審査部門責任者が警視庁に逮捕された事件を受け、今月限りで作品の審査をやめるようです。倫理を扱う機関がどうして?と思ってしまいます。
そんな人間の情けない話に比べて、こちらはどうでしょうか。
札幌市円山動物園のオランウータンの弟路郎が、オリから抜け出し、屋根(高さ3メートル)に上ってあわや脱走する騒ぎとなりました。ロープにぶら下がった後、反動を利用して一気に屋根に乗り移ったようです。来園者が気付いて大騒ぎとなり、同園は出入り口を閉鎖して捕獲の準備を整えましたが、担当の飼育員が近付くと、弟路郎はおとなしく屋根から下り、放飼場に戻ったそうです。ロープが大のお気に入りで、2か月の間に習得した「技」を使い、好奇心からオリの外に出ようとした可能性もあるといいます。しかし、オランウータンは人間の4、5歳児程度の知能があるといわれ、自らオリに戻ったといいます。好奇心から部屋から出て行ってしまう子どもたちも、そのまま見守っていれば、自分から戻ってくるでしょうか。戻ってくるような子どもたちにしなければいけないでしょうね。
各国の文化や価値観は本当に驚かされますね。
今回のイスラム教の聖典コーランを燃やしてしまい死刑になってしまったという話もすごい驚きでした。
この男性の何を思ってこんなことをしたのだろう、死刑を言い渡されてどうだったのだろうなどと考えこんでしまいます。
一昔前の戦争をしていた頃の日本では天皇が絶対で侮辱することなどできませんでした。そうしたことを考えると時は違うが似ているところもあり、男性の気持ちやそうした決断を下した周りの気持ちもわかるような気がします。
円山動物園の話も自分のことのように考えさせられますね。自分から戻ってきてくれるかどうかそれを知るためにも、まずどうするのかを見守ってあげられる気持ちの余裕を持って接したいですね。
テレビなどで振り込め詐欺を注意しているのに今も引っかかる人がいて、しかも増えているとは、もう少し犯罪に対して意識するべきだと思います。ちなみに関西のおばちゃん達は振り込め詐欺には引っかからないそうです。さすがですね。
それと対照にオランウータンの話は色々と考えさせられます。部屋から勝手に出てはいけないと、口うるさく子どもに言うのではなく、子ども自身に「行ってはいけない」という事を理解させる必要があるのですね。オランウータンが出来たのだから子ども理解出来るはずだと思います。そして、保育士も子どもが理解できるように接する必要があると思いました。
最近びっくり仰天したニュースと言えば、隣町の市役所の職員が飲酒運転で人身事故を起こしたのに、警察に身分を隠して処分を逃れ、まんまと依願退職したというのがあります。事態に気がついた市長が昨日記者会見して、何とか退職金を返金させたいと言っていましたが、法律上はもう無理とのこと。でもこの男、住んでる所では事の次第はばれてるはずですから、これから一生「税金泥棒」と言われ、後ろ指さされて暮らすことになりそうです。全国的にも肉やうなぎなどの食品偽装が続いているようですが、なんで目先の欲にかられて、人生を棒に振るような人間が減らないのでしょうか。
ブログを読んでいて、ここでもよく書かれている孔子の言葉「七十而従心所欲不踰矩」が頭に浮かんできました。七十歳で心の欲するままに任せても限度を超えなくなった。自分の置かれた立場を自分の都合のいいように利用する人のニュースを考えると、「七十而従心所欲不踰矩」に向かっていくことの大切さ、難しさを感じます。さて自分はどうなっていくのか?あれこれ考えてしまいました。
「価値観」に触れると、国家レベルの場合は、今日のブログで紹介されているような「死刑」となったり、事と次第によると「戦争」になったりします。私たちが仕事をする場において、その人の「価値観」を前面に押し出して、その「価値観」を強要すると、葛藤、コンフリクトになります。互いの「価値観」を尊重せず、互いの「価値観」の出し合いによって、争いが始まります。残念なことは、年長者による「価値観」の強要です。「見守る」ことの必要は、子どもたちに対して、と同様に、大人同士の間でも不可欠だと思います。特に、子どもたちを取り巻く大人の間ではお互いの「見守り」が必須です。旭山動物園のオランウータン、おそらく周囲の「見守り」があったればこそ、自分の「価値観」より「見守られていること」の意味の大きさに快感を感じていたのでしょう。