パンツの長さ

 今日は、私が評議員をやっている「才能開発教育財団」の評議会でした。その会の理事、評議員の方々は、教育界での重鎮揃いで、みんな80歳を超えているようです。ですから、私はいつもの癖で気楽に出かけたのですが、事務局、事業責任者等を含めて35名余りの参加者の中で、ノーネクタイは私一人でした。クールビズということもあり、最近はノーネクタイの人は増えたといえ、年配の方々はやはりきちんとするときはネクタイをするようです。
 どんな服装がきちんとした服装なのかということはもちろんその国の文化があるので若干違うようです。1930~40年代にかけて、代表的リゾート地だったアメリカのノースカロライナ州東方の大西洋上にある英国植民地であるバミューダ諸島では、女性が脚をあらわにすることが禁じられていたため、膝丈でやや細めのズボンをインド駐留のイギリス軍が発明し、着用しました。ここで以後リゾートウェアとして定着し、男女ともに着用されるようになりました。そして、このバミューダ諸島においては公式の場(仕事やパーティなど)においても着用が許され、正装と同じ扱いになります。(ただし、正装においてはふくらはぎが隠れるような長い丈の靴下と合わせることになっている)これが、「バミューダパンツ」といわれるもので、英語では、バミューダショーツといいます。
 このバミューダショーツは、1960年代に米国で流行し、これは日本などにも波及し、1970年代後半頃に流行がありました。ですから、私は膝までのパンツを見ると、バミューダと言ってしまいますが、どうも若い人にはわからないらしく、日本では最近は死語になっているようですが、外国人は、年配の男性がよくはいていますし、正式な場でもはいているのを見かけることがあります。
ファッション用語は、日本では使われ方が変化するので、年を取ってきたことを感じます。ボトムというのは、下半身に付ける服一般のことを言い、スカートとパンツのことです。もともとはフランス語の「パンタロン」から生まれた英語で、アメリカでズボン類のことの総称として用いられていました。しかし、日本では、もともとは下着の意味で使われていましたが、その後はカジュアルなズボンの意味として使われだしました。そのパンツにも様々な種類があります。
イージーパンツとは、楽にはけるパンツということで、だいたいウェストにゴムがはいっていて、紐で結んでしめるパンツを指します。ゆっくりとくつろいだ感じのパンツなので、主として室内用や普段着として履くことが多いようです。
サブリナパンツとは、長めのパンツで、7~8分丈のものをいいます。カプリパンツとは、短めのパンツで、バミューダより長くサブリナより短いものを指し、膝上ギリギリくらいの長さから8分丈程度のものをいいます。この語源は、ラテン音楽の「カリプソ」から来たという説と、バミューダ同様「カプリ島」で流行ったからという説があります。ショートパンツは、非常に短い丈のパンツです。一般には股下が10センチ以内程度のものをいいます。それよりもっと短いものはホットパンツといいます。ピチっとしたスポーティーなものから、たっぷりフレアした一見スカートに見えるようなものまであります。
パンツを丈で区分すれば短い方からホット、ショート、バミューダ、カプリ、サブリナ、ということになります。ただ、ハーフパンツというパンツはそれと違った特別ないきさつをたどります。スカートだけでなく、パンツもその長さによる歴史とファッションがあるのですね。

パンツの長さ” への3件のコメント

  1. きちんとした服装というのは判断が難しいですね。いろんな会に出席する際に、スーツがいいのかジャケットでいいのか、また今頃からは半そでのシャツでいいのか長袖のほうがいいのかなど、あれこれ悩みます。考えているうちに面倒くさくなってきて無難なところに落ち着くのですが、この「無難な」というのも本当に無難なのかどうか悩んでしまいます。「きちんとした服装」とか「無難な服装」といった言葉をよく聞きますが、正直なところよくわかっていません。自分がこうなので、子どもに教えられるか不安です。こういったことは親と社会、どちらが教えていくものなのでしょうか。

  2.  ファッション用語というのは、本当に難しいと思います。私もよく分からないのが実際のところです。ファッションはその年によって何が流行か、常に変化します。そして、その変化はとても速く、流行についていくのが大変です。そして、お金もたくさん必要です。服装の流行についていく事は決して悪い事ではありません、それも大事な事だと思います。ただその流行に流されすぎて自分らしさの格好というのを忘れないで欲しい気もします。

  3. 「ファッション」それ自体が「流行」を意味しますから、着衣の変遷は即「流行」で不易ではありませんね。今日のブログで紹介されていた「バミューダパンツ」はその名前は知っていても着用した記憶がほとんどありません。また、あまり自分の好みではなく、流行していてもあまり気にかけたことがなかったような気がします。「バミューダ」といえば、むしろ「バミューダ魔のトライアングル」のイメージが強く、その三角形内に入ると船や飛行機が失踪してしまう、というオカルトじみたことをすぐに思い浮かべます。ところで、若い人たちは思い思いにファッションを謳歌しています。羨ましい限りです。夏季は「短め」が目立ちます。その「短さ」は時に目のやり場に戸惑いを伴います。

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