漢字

 最近、文字などをパソコンに打ち込むときに、その読み方から打ち込んでいきます。ですから、漢字などの読み方はずいぶんとできるようになっていく反面、書くとなるとその漢字を思い出せなくなってしまっていることが多くあります。講演などでホワイトボードに書いて説明しようとするときに、簡単な漢字が思い出せず困ってしまうこともたびたびあります。また、相手の名前を書くときに、どんな漢字か説明を受けてもその漢字が思い出せなくて恥ずかしい思いをしたこともあります。私の名前の「司」を説明するときにも、「つかさどるという字です」と言っても相手はわかりにくいので、最近は「司会の司です」と言うことにしています。
 文章をパソコンで打ち込むときに、その漢字の読み方がわからない場合は困ります。あれこれ思いつくままに打っても、その漢字が出てこないことがあります。そんなときには皆さんはどうしているのでしょうか。普通はそんなときには漢字辞書を使います。漢字を引くときには普通は読みかたから見つけるのですが、それがわからないときには、画数か、部首から引きます。パソコンでも、同様の手続きを踏みます。
 下のほうにある「言語バー」の中の「IMEパッド」のボタンをクリックすると、メニューが表示されます。その表示されるメニューは、「手書き」「文字一覧」「ソフトキーボード」「総画数」「部首」があります。この総画数と部首から見つけたい漢字を探すのは漢字辞書と同じです。しかし、パソコンならではのもので、私がよく使うのは「手書き」です。白い面にマウスを使ってその文字を書くと、それらしい文字が表示されますので、その漢字を選んでクリックして表示をします。しかし、その場合は、文章をそのまま写すときで、詠み方はわかりません。
また、記号を入力するときは、「文字一覧」を選びます。その一覧から選ぶのですが、あまりに多くて大変なときには、画面上部のメニューにある「記号」「単位記号」「省略文字」を選んで探している記号を絞ります。
 平成17年2月,文化審議会国語分科会から「国語分科会で今後取り組むべき課題について」の報告が出されました。その中で、問題の緊急性,重要性から見て,「敬語に関する具体的な指針の作成について」及び「情報化時代に対応する漢字政策の在り方について」の二つの課題を今後取り組むべき大事な課題であると指摘されました。そこで、3月30日に文部科学大臣からこの二つの課題について諮問し、平成19年2月2日に「敬語の指針」が文化審議会から答申されました。
 そのあと、もうひとつの課題である「漢字政策」に取り組み始めています。その手始めとして13日付朝刊に掲載されていましたが、「常用漢字表見直し候補案」を文化審議会が公表しました。現在、常用漢字は、1945字あるそうですが、2006年までの3年間の出版物を調べて漢字の使われ方を分析した結果、使われる頻度が多く、「基本的に(新漢字表に)加える方向」の42字(「藤」「岡」「誰」「阪」「奈」「鹿」「熊」「韓」「脇」「鶴」など)や「基本的に加えるが、不要なものは落とす」150字(「鷹」「鍵」「翔」「鍋」「梨」など)など220字を常用漢字表に加える候補に挙げています。
 情報化時代に対応するということで、常用漢字が増えるということは、漢字というものを考えるうえでとても興味深いと思います。

漢字” への4件のコメント

  1.  パソコンにはあまり詳しくないので、マウスで検索したい漢字を書いて検索出来る機能があるとは最近知ったので、素直に驚きました。先生が言われるように文章を書かなくなると、簡単な漢字などを忘れてしまいますね。すると私はつい近くの先生に聞いてしまったり自宅では携帯電話を使って調べてしまいます。文章を書く機会が少しずつ失われていくのと、漢字を忘れてしまうとは比例関係なのですね。なので私は最近では行事等の原案や、会議録をまとめるときは手で書くように心がけています。ですが、今後は今以上にIT化が進んでいきますが、その中で漢字のあり方というのは確かに興味深いと思いました。

  2. 常用漢字は減るのではなく増えるんですね。今の時代に増えることに対しては少し違和感がありますが、使われる頻度が多いのであればそうなるべきなんでしょう。でもよく使われるのと書くことができるのとでは大きく違いますね。意識して書くことをしていても明らかにパソコンで書くことの方が多いので、漢字を思い出すのに時間がかかるようになりました。漢字を駆使する日本語はとてもいい言葉だと思うので、どのように漢字と付き合っていくかはこれからの課題でもあるんでしょうね。

  3. パソコンや携帯で漢字変換ができるので、たまに肉筆で文章を書くときには、わからない漢字が出てくると、いちいちパソコンを起動させて調べています。でも同音異義語だと要注意ですね。よほど気をつけないと違う字を選んでしまいます。本当に日本語は難しいですね。それだけ奥が深いとも言えますが。辛うじて自分の今の日本語力を支えているのは、小さいころから漢字を書いて覚えたことと読書ですね。今の子供たちは、当たり前のように携帯でメールのやり取りをしていますが、人との関わり方だけでなく、日本語を自然に身につけることもできにくくなっているのではないでしょうか。小学校で英語を身につけることより、日本語を書いて読んで体で覚えろと言いたいですね。

  4. 何でもそうですが、「使わない」知識はどんどん脱落していきます。それ故、加齢とともに、なるだけ「学習する」ことを意識化するようにしています。仕事で「お知らせ」などの文章に目を通すことがよくありますが、私の場合は、誤字脱字助詞送り仮名の用法等々を中心にみます。おっと、もちろん、内容の吟味もしますが。内容の吟味は上司が的確なので、お願いしております。おかげで、職員各位にはうるさがられますが、私にとってはとてもよい学習の機会となります。我が子はこの4月から学校ですので漢字をはじめとする学習事項を一緒に勉強できると思うと嬉しくなります。家内もお習字をやるのでこちらも漢字に関する知識の保持には役立ちます。さらに神社をやっている叔父からは漢字だらけの古文書の翻訳までも頼まれます。大学院の学生時代『漢訳大蔵経』と格闘していたことが現在役に立っています。何が役立つかわかりません。それからクイズ形式の漢字テストにも取り組んでいます。もっとも「漢字検定」を受けるほどではありませんが。

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