名刺

 人から名刺をもらうことがありますが、それは自分の情報を相手に伝え、その情報を覚えてもらい、後で必要なときにその情報を振り返ることができるための手段です。ですから、そのために何の情報を伝えたいかを名刺に書きます。また逆に受け取る立場として欲しい情報があります。まず、名前です。そのときに思うことがあります。その名前を音だけで聞いているときに漢字でどう書くかを知りたいときがあります。それを、ローマ字だけやひらがなだけで表記されていると、後でその人に連絡をするときに困ってしまうことがあります。また、その漢字の名前の読み方を知りたいときもあります。特殊な漢字の読み方をする人は特にそう思います。耳からだけ聞くのと、きちんと文字から見るのと違っていることがあるからです。
 次に、特に相手が会社員の場合は、役職が必要なことがあります。どのような部や課に属し、どのような役職の人であるかが必要なことがあります。そのときに、たまにそれを知らせるというよりも、こんなに役職についているのだということを知らせようといくつも書き並べている人がいますが、すごいなあと思うことはあるかもしれませんが、付き合う上での役職だけで私はいいのにと思うことがあります。
 そして住所・電話番号ですが、この場合は、連絡をするときに必要です。しかし、住所の場合は、手紙を出すときに必要ですが、最近はなかなか手紙を出して連絡することは少なくなってきました。しかし、住所を書くことでいる場所がわかってしまい、いたずらなどの危険があることから、最近住所を書かなくなってきました。電話番号の場合は、まだまだ連絡をすることがあるので必要ですが、固定電話ではその場所にいつもいるとは限りませんし、もし相手が個人の場合は、携帯電話にすることのほうが多いので、最近は携帯電話番号を書く人が増えつつあります。しかし、私などは最近連絡をするのに、手紙でも電話でもなく、メールでの連絡のほうが助かります。携帯電話ですと、どこにいようが連絡がつくのはいいのですが、こちらが出ることができない場合があり、メールですと、受け手の都合のよいときに見ることが出来ますし、連絡内容が文字で残るので忘れたり、言った言わないでもめることが少なくなります。そういう人が増えてきたのか、メールアドレスを名刺に書く人が増えてきました。
 このメールアドレスの真ん中に記号@(アットマーク)が必ず入っています。これは、アットマークをはさんで、左側が名前や略称、番号などのユーザー名、右側が契約しているプロバイダーや所属する組織などのホスト名となっていて、アドレスのユーザー名とホスト名の区切りに使われている記号です。
 この@は、英語の”at”ではなくラテン語の”ad”からデザインされたものだそうです。”ad”は英語で言えば”at”や”to”を意味する接頭語で、addressの”ad”などに使われています。もともとは会計や、納品書や請求書等の単価を指すマークで、@$3とは、単価3ドルということです。それが「ユーザ名」という人が「ホスト名」という場所にいる、という意味に使い、電子メールのメールアドレスの中に用いられるようになりました。アットマークという呼び方は、日本における通称で、英語では俗にat sign、at symbolあるいは単にatなどと呼ばれ、そのほか国によって様々な呼び方があるようです。
 象形文字ではありませんが、こうして新しい記号ができていくのですね。

名刺” への4件のコメント

  1. 営業という仕事柄、名刺は必需品です。10年ほど前に作った名刺ですが、ひとつだけこだわったのが肩書きです。社長とか代表では家内と二人でやっている自営業者としてはあまりに大きすぎます。かといって何もないのは味気ないので、あれこれ考えて、「コンサルティングマネージャー」という肩書を入れています。まあ、顧客に提案ができる営業マンというくらいの意味ですが、多分に自分なりの願望を込めた名前です。最近は、保育の世界でも「専門性」が話題になりますが、私たち業者にも、「専門性」が要求されるとしたら、売る力ではなく顧客の身になってその保育現場に最もふさわしい商品を提案できることだと思います。そのためには保育そのものにも深い知識が必要だと考えています。藤森先生から学んだことは、すべて自分の専門性を高めることにつながっています。

  2. 名刺を作るときにあれこれと悩んだことを思い出しました。自分が相手に伝えたいことは何か、相手が自分のどんな情報を必要としているのか、それらを効果的に伝えるためにはどうしたらいいのか。いろんな人と情報を交換し合う名刺は本当に難しいと思いました。以前の仕事ではお客さんにまたお店に来てもらえるようにたくさんの名刺を渡していましたが、「名刺を渡す行為にまた来てもらいたいという思いをどれだけ込められるか」ということをいつも考えていました。名刺によっていろんな人とつながってこれたことを考えると、何が書かれているかということ以外の部分も重要なんだろうと思います。1枚の紙ですが、いろんなことを考えさせられます。

  3.  久々に会った友人などから冗談で名刺をもらますが、その度にうらやましいと思ってしまいます。何故か?と言われると困りますが、何か憧れてしまいます。ある時、父に色々な人の名刺を見せてもらったことがありますが、どれも個性的で見てて面白かったです。名刺の後ろにメモ帳代わりに使える名刺や、名刺自体に何か細工がしてあり、一見名刺の裏側が同じ色(灰色)に見える名刺が、指を名刺の真ん中に置くだけで左右の色が変わって見えるなど、様々な名刺がありました。今後、もし私が名刺を持つようになったら、私らしい名刺を持ちたいと思います。

  4. 私にとって「名刺」は必需品です。日本語表記・英文表記、その両方の意味で必要です。人間関係の拡大を証左するモノとしてまた重要な意味合いを帯びてきます。私自身、これまでさまざまな肩書きの名刺を作って来ました。もっとも「肩書き」や「住所」の違いはあっても今のところ「名前」は変わっていません。もらいはしなかったのですが、家内の名刺をみせてもらったことがあります。その家内は「苗字」は変わっています。私が現在お渡しする名刺には仕事場を表すマークが入っています。「省みる子ども」の姿です。「我日に三省す」という像です。しかももっともっと重要な付加価値を帯びた名刺です。相手にお渡しするときにはその「付加価値」を説明します。すると名刺がただの「名刺」でなくなるから不思議です。

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