最近、いろいろなものの物価が上がり、家計を圧迫していることが話題になっています。一方、日本人は、世界ではブランド好きということで有名ですが、最近は銀座などでブランド商品を買いあさっているのは、韓国とか中国の人が多く、その姿を見るたびに、かつての日本人の姿を見る気がします。しかし、若い人にはやはりブランド品に人気があります。このようなメーカーが独自に掲げるブランドは、「ナショナルブランド」と呼びます。
それに対して、最近注目を浴びているブランドに、ナショナルブランドの対義語として「プライベートブランド」というのがあります。これは、小売店(グループ)独自のブランド(商標)で販売される、その小売店(グループ)の専用商品のことをいいます。これは、PBと略され、別名「ストアブランド」、日本語では「自主企画商品」と和訳されます。
今年の2月の「夕刊フジ」に、このプライベートブランドに関する記事が掲載されていました。
「天気も財布もお寒いこの冬。食品などの値上げラッシュも家計を直撃している。そんななか、消費者として覚えておきたいのが、スーパーのプライベートブランド(PB)。メーカー提供のナショナルブランド(NB)と同品質のものが安く購入できるとあって人気だ。」この記事の中では、価格の比較が掲載されています。PBは、小売業であるスーパーが、メーカーと共同開発して作られる。計画的な生産量が確保され、中間マージンも抑えられ、広告・宣伝費をかけないことにより割安な価格を実現しているのです。
例えば、「使う側の論理」で検討し、PBとして商品化している」というのはダイエーです。同社の第1号のPB「ダイエーインスタントコーヒー」からはじめて、現在では、ダイエーのPBでは、「セービング」のうち60品目を今年1月に値下げし、売上高は前年比約125%になり、今年3月には、「セービング」をイオンと共同開発する「トップバリュ」に切り替え、その「トップバリュ」も、売り上げ全体が伸びているようです。現在、経済性ブランド「セービング」(631品目)、食品の付加価値ブランド「おいしくたべたい!」(186品目)、生活用品の付加価値ブランド「サリブ」(213品目)など展開中です
一方、セブン&アイ・ホールディングスでも、昨年5月に「セブンプレミアム」というPBで新たに展開しはじめました。「グループ企業の情報量や物流量を集結することで、非常にコストメリットが出やすい」と傘下のイトーヨーカドーも、この商品を扱っていますし、生活協同組合連合会コープネットでも、PBは4428品目。コープPBの5食入りラーメン(しょうゆ、しお、みそ各178円)の売り上げが大きく伸びています。西友では、食品や日用品まで提供する「GreatValue(グレートバリュー)」などがあります。「無印良品」も、もともとは西友のPBでした。
先日の新聞にも、大手メーカー製の知名度の高いナショナルブランド(NB)に比べプライベートブランドのほうが1~3割ほど安いことが受けて、スーパー最大手、イオンの08年2月期の売上高は単体で前年比5.5%増で、そのうちPB商品は20%伸びたと書かれていました。
すでに欧米ではこのトレンドが無視できないものになっています。米国のスーパー業界ではすでに20%、ドイツでは29%、ベルギーでは36%、英国では実に45%がプライベートブランドのシェアだそうです。
時代によって、ものの売り方も変わってきますね。
新聞などをみているとショッピングセンターなどが形を変えながら変化に対応しているのがよくわかります。PBの広がりなど、売り方も変化してきていますね。変化の形は別として、時代の変化や環境の変化、それに対しての自分たちの問題点を常に探り分析する姿勢から気づかされることは多いです。変えてはいけないものを変えないために、その軸をきちんと押さえた上で、変化に対応していける構えは身につけたいと思っています。
ブランドとは競合他社のものと差別化することを目的とした名称、言葉、シンボル、デザインおよびそれらの組合わせであり、他社の製品やサービスに対する優位性を顧客に認識させることで、企業等にとっては顧客の安心感を獲得でき、商品等に高い価値を与えることができると言われています。私自身、仕事において常に心がけていることは、「自分が園長なら欲しいと思う商品を販売する」「顧客に常に新鮮な保育の情報を提供する」「この仕事を通じて世の中のためになる啓蒙運動を展開する」もっと利益第一主義で行ったほうがいいという人もいますが、頑固にこの信念だけは曲げないでおこうと思います。ブランドというのは案外こんな頑固さから生まれるものかもしれません。
今回のブログ「プライベートブランド」の商品を近くのスーパーやコンビニで、よく見掛けるようになりました。「ナショナルブランド」と「プライベートブランド」の同じような物を比べてみても、パッケージ位しか変わらない程です。そしてPBの方が値段が安いとなれば、NBよりPBの方に手を伸ばしたくなります。それは海外でも主流になってきているのですね。
時代によって売り方が変わるのは、とても重要な事だと思いますが、色々な面でも時代によって変化しなければいけない物がたくさんあると思います。
略字に出会うたびに、一体何だろう、と思いつつ、後で調べよう、と思ってついつい忘れてしまいます。今日のブログの「PB」もその一つです。PB = Private Brand! なるほど!NBが ナショナルブランド、こちらも目新しい。どんな理由があるにせよ、いろいろな「ブランド」が登場してくるのは楽しいことです。お米も「ブランド米」と言われる時代です。私の世代が「ブランド」といえば、イメージとして一般的収入の人には高嶺の花、といったものではないでしょうか。あるいはどこに住んでいるかによっても「ブランド」のイメージは異なってきますね。次から次へと新しいモノが生み出される。ネオフィリアの現代はまさに「脳の時代」でもあります。Brand-Newなものはいつも新鮮です。