桜の花が咲き始めたかと思えば、東京ではもう葉桜になり始めています。先週あたり、あちこちから桜の便りが聞かれ、日本中桜の名所が多いですね。私も、毎年どこかにいくのですが、今年は園の近くの神田川沿いを高田馬場から江戸川橋まで下ってみました。その中で、シャッターチャンスが何回かあったのですが、都電と桜の花を撮ってみました。

しかし、春を告げるのは華やかな桜だけでなく、身近な道端にもあります。東京は道はアスファルトで舗装され、人的に植えられた花が多いのですが、それでも少しの隙間の土を見つけて野草は春を告げます。園の周りを歩いてみました。
少し小ぶりですが、マーガレットによく似た白い花をつけているのは、「ノースポール」です。
この花は、別名をクリサンセマム・ノースポールあるいはクリサンセマム・パルドーサムとも呼ばれますが、クリサンセマムの語源は、ギリシャ語のchrysos(黄金色、黄色)とanthemon(花)をあわせたものです。しかし、花付がよく、株全体を真っ白に覆うように見えるところが北極を連想させることによりつけられたノースポールというほうが素敵ですね。この花は、冬のガーデニングにはなくてはならない存在ですが、比較的強健で、こぼれ種でもよく増え、雑草混じリの場所などでもよく育ちますので、園の周りにも花を咲かせた穂でしょう。花言葉は、「誠実」です。
昨日は、エイプリルフールでした。子どものころのよく兄弟でついたうそに、「雪で外は真っ白だよ!」と言うのがありました。東京では、4月に入って、たまに大雪が降ることがあります。ですから、花が咲く春に雪が降るイメージで着いた名前の花の有名なのが、「雪柳」です。
この花も園のまわりに咲いています。花言葉が「愛らしさ」と言うように、一つ一つの花はとても愛らしいのですが、柳のようによくしなる枝に、雪のように白い小花をいっぱいに咲かせます。その姿は、本当に雪のようです。また、花が散ったあとも、花が降り積もった地面は雪が積もったように見えます。その形から、別名を「コゴメバナ(小米花)」と言いますが、「小米」とは精米するときに砕けて小さくなった米の屑のことです。 原産地が日本に近い中国だということもあり、室町時代の「尺素往来」に「庭柳」としてでてきますので、日本でもかなり昔から親しまれたようです。
春の野草の代表的なものにタンポポがありますが、その花に似た花が咲いています。それは、「ノゲシ」(野芥子)という花です。
別名ハルノノゲシとかチチクサとも言います。この花は、よく道端や空き地などに普通に見られる野草です。葉の形がケシに似ているところからノゲシの名前がつきました。葉には刺がありますが、葉の質は柔らかく触っても痛くありません。冬を越すときのロゼットは少し苦いのですが、食用になります。茎もやわらかく中空があり、葉、茎を折ると白い汁が出てきます。この花も帰化植物ですが、ムギなどの畑作の伝来とともに渡来したといわれているように古くから日本に根付いています。
そのほかにも、まだまだ私の名前の知らない野草が咲いていて、頭上の桜に負けずと春を告げています。花壇いっぱいの花もいいのですが、隙間からけなげに咲こうとする花もいいものですね。

園の周りでも桜が咲き始めました。それ以外にも周りを見てみるといろんな花が春を彩ってくれています。今はあちこちにある春に気づくことができていますが、以前はひっそりと咲いている花に全く気づかない生活をしていたことを、ブログを読みながら思い出しました。季節の変化をいろんな花などから感じることの良さを、この季節になるとつくづく感じます。
仕事の空き時間に書き込みしています。私たち業者にとっては、新年度を迎えて園様からのお急ぎの注文の対応に追われている毎日です。はっきり言って、桜の花を愛でる余裕もありません(笑)。でもたとえどんなに忙しくても、こうして藤森先生のブログを読むことは休みません!忙中閑あり。ちょっと荒れた心を平常心に戻してくれるこのブログには多謝です。春の野草、大東京でも目を凝らせばコンクリートの隙間から逞しく咲いている野の花を見ることができるのですね。うちの田舎では別に珍しいものではありませんが、東京で咲く花は、どうしてこうも健気に見えるのでしょうか。
さほど「花」に関心をもっていたわけではありませんが「臥竜塾ブログ」のおかげで「花を愛でる心」を養うことができます。東京にはさまざまな人種が住んでいますが、植物もさまざまですねぇ。しかもブログでは写真入りで「花」が紹介されますので、アーこのあいだ見た花はこれか、とわかって嬉しくなります。「雪柳」、いいですねぇ。何度か当コメントで紹介したかと思いますが、栄耀栄華を誇った彼のソロモン王をして「野に咲く一輪の花ほどに自分は着飾っていない」と慨嘆させたお花。本当に可憐で美しい。冬が終わり春の到来とともに当臥竜塾ブログでも花に関するブログが増えていくだろうと期待を膨らませることができます。私が仕事をしている部屋の窓から見える桜花も実に見事でした。