バッテリー

 最近、パソコンのバッテリーパックの交換の案内が来ました。それは、バッテリーパックで発火、焼損にいたる事例が発生しているからのようです。私は、以前、そのような通知をもらい、交換をしたことがあるので、すでにしたと思っていてそのままにしていたら、何度も通知が来ます。調べてみると、もうひとつのほうのパソコンでした。随分と、そんな事例があるのですね。
 そんな問題のあるバッテリーですが、とても便利なものですね。このバッテリーによって、コンセントのない車内や機内や屋外でもパソコンが出来るようになりました。バッテリーや蓄電池は、二次電池といい、充電を行うことにより電気を蓄えて電池として使用できる様になり、繰り返し使用することが出来る化学電池のことです。一般的に二次電池は、その電気を使用しなくても、時間と共に蓄えた電気が徐々に失われる自然放電が大きいため、長期保存後に使用するには、失われた容量を回復させる為の充電(補充電)を行わなければなりません。その充電は、当然普通の場合は、コンセントからするので、どうしても定期的に、コンセントのある場所にいかなければなりません。ですから、どのくらいバッテリーが持つかが問題になります。最近は、その持つ時間は随分と長くなりました。少し前までは、パソコンに限らず、デジタルカメラや携帯電話などすぐにバッテリーが切れてしまい、いくつもバッテリーを持ち歩いたものです。今でも、パソコンを買うときに、バッテリー動作時間が重要な観点になっています。
 それが、昨年暮れ、バッテリー駆動時間を10倍にする技術が米大学で開発されたということが発表されました。それは、シリコンナノワイヤを使ってリチウムイオンバッテリーの電気の蓄積量を増やす技術をスタンフォード大学の研究者が発見したからです。それによって、リチウムイオンバッテリーの駆動時間を10倍にすることが出来るのです。例えば、今のバッテリーで2時間動くノートPCは、この技術を使ったバッテリーでは20時間動くといいます。
 このニュースはとてもうれしいのですが、いつも思っていたのが、「バッテリー○○時間連続使用OK」と書かれていても、実際にはその時間よりもかなり短くしか持たないことが多いのです。そんな疑問を誰でも持つようで、地下鉄駅構内で配られているR25で、そんな特集が組まれています。
 その記事の中で、充電器に詳しいITライターの中村浩之さんがこんなことを言っています。「そもそも携帯電話やノートPCなどの多機能な製品は、バッテリーの使用時間を測定しづらいんです。日本では、ノートPCに関して“JEITA(ジェイタ)”という測定方法が2001年に定められました。『電源を入れただけの状態と、作業をしている状態のバッテリーの減り時間の平均値』の表示が義務づけられています。とはいえ、あくまでも平均値なので、実際に使える時間とはズレが生じてしまうんですね。ちなみに、携帯電話に関してはそういった測定基準が定められておらず、各社によって測定方法はまちまちです」
 しかし、「社団法人 電子情報技術産業協会」で、ノート型パソコンにおける「JEITAバッテリー動作時間測定法」について定められており、多くのメーカーがこれを採用しています。各メーカーともこの測定法によるバッテリ動作時間をカタログ等に記載することによって、私たちがノート型パソコンを購入する際、異なるメーカー間のバッテリー動作時間を簡単に比較できるようになっているのです。